レオナルドの扉 (角川文庫)

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本棚登録 : 173
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041060599

作品紹介・あらすじ

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レオナルド・ダ・ヴィンチが遺したノートはどこだ?

実在した「ダ・ヴィンチの手稿」
名手・真保裕一が贈る、歴史冒険小説!

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イタリアの小村に住む若き時計職人ジャンは、祖父ベルナルドの技術を受け継ぎ、村の機械の故障を一手に引き受ける働き者。
暇な時間は村長の息子ニッコロとともに、秘密基地で「自走車」の模型を作ったりして遊んでいた。
ある日、村にフランス軍が侵攻し、ジャンの父のことを聞きたいと脅される。
祖父によると、ジャンが幼い頃に失踪した父は、レオナルド・ダ・ヴィンチが遺した秘密のノートの行方を知るという。
仏皇帝ナポレオンは戦争に利用しようとノートを狙っているのだ。
謎の修道女に助けられたが彼女にも企みがあり……。
追われることとなったジャンは、相棒である犬のペルと共に、ノートの手掛かりを追って村を発つことにした。
ジャンは知恵と勇気を胸に、隠された数々の仕掛けに挑み、強大な敵に立ち向かう!

===
万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
そのノートを手に入れた者は、神にも悪魔にもなれる――

ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ナポレオン、モナ・リザの秘密……
史実を巧みに盛り込んだ、
大人から子供まで一気読みの大興奮アドベンチャー!

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解説=藤田香織
装画=U35

☆角川つばさ文庫版も11月・1月に発売!

感想・レビュー・書評

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  • 冒険小説 とても頭の中にストーリーが思い描くことができて一気に読めたが!
    物語が出来過ぎているような気がする少し物足りない。。

    父親は行方不明で主人公は祖父と一緒に暮らす。
    先祖代々続く「レオナルドダヴィンチ」の本は船の作り方から鉄砲の作り方、人の倒し方まで様々な情報が入った本
    この本を欲しがる悪人は世の中にいっぱいいるので数年に一度は村から村へ住まいを移動しながら「本」を守ってきた
    が!悪人に居場所がバレた!しかも村の住人をも巻き添いにして
    悪人と戦うため「レオナルドダヴィンチ」の本の知恵を借りて大人たちに挑む!
    敵と思っていた謎の少女が今度は味方に?
    レオナルドダヴィンチの本は一体何を語りたかったのか

  • 展開が早すぎ(汗)
    特に終盤
    なんでもありって感じ

  • 前半は説明が多く読むのに苦労したけど、内容が面白くてすぐに話しに引き込まれた。
    レオナルドダヴィンチが残したとされるノートを巡り少年たちの冒険。
    主人公のジャンがまた頭の切れる少年なのでサクサク事が進むので楽しい

  • 初めてこういう昔の中世の設定の冒険小説を読んだが、かなり面白かった。

  • レオナルド・ダ・ヴィンチがとんでもない人だってことはよくわかった

  • 出来すぎなお子様が活躍する。
    「少年少女世界の物語」的な冒険小説

    ひねた感想…。
    性格がひねくれちゃったみたい…。

    まあ、たまにはこんな時もあります。

  • 冒険小説です。ストーリーはシンプルですが、冗長です。説明的になりすぎて、テンポが悪くなっているのは残念。アニメにもなりそうな話です。

  • フランス軍と、謎の女たちの目的とは?
    謎が魅力的で、テンポのよい展開で、おもしろかった。
    ダ・ヴィンチのノートに頼り切るのではなく、ジャン自身に勇気と決断力がある。
    知恵と機転で危機を乗り越えるのが、痛快。
    少年たちの真っすぐさが、さわやか。
    ジュブナイル風だけど、大人もたのしめる。

  • イタリアとフランスを舞台にした歴史小説。
    題材は、レオナルド・ダ・ヴィンチ!
    この題材に心をときめかさないなら、何に心を奪われる?
    しかも扱われる趣向は実在するものだという。
    アニメ映画のようにいきいきとして、派手なアクション!
    著者が温めていた物語だというのだ、納得できる。

    画期的な発明を駆使して展開されていく物語の主人公は、ジャンとニッコロの二人の少年。
    ジャンは若き天才。
    設定自体は特別なものではなく、いかにも主人公といった、行動派で頭脳明晰、友だち思いの言わば『少年ジャンプ』的な少年だ。
    お約束だからこそ、それを裏切らないかっこよさだ。
    そしてアクションにつきものなのは、謎の女性。
    ビアンカという修道女は、フランスの手先でもイタリアの手先でもない、謎多き美人。
    狙うのは一体?!

    個人的には敵役のビクトール・バレルに同情心を隠し得ない。
    彼は一生懸命与えられた任務をこなしているだけなのに。
    「銭形のとっつぁん」を彷彿とさせる愛すべき敵役だ。

    ジャンたちが守りたかったレオナルドの秘宝。
    見つからずとも良い、けれども彼が隠したかったそれは、今も、秘密のままだろうか。
    刹那い余韻を残し、物語は幕を閉じた。

  • う~ん・・
    若い時に読んだら面白かったかも・・

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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