RDGレッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴 (角川文庫)
- KADOKAWA (2019年1月24日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041060698
作品紹介・あらすじ
正月明け、学生寮に戻った宗田真響はルームメイトの鈴原泉水子の変化に気がつく。「相楽と休み中に何かあったのだ」祝福すべきなのに、なぜか喜べない真響。泉水子の相手が深行と確定されれば、泉水子を中心とする「チーム姫神」の中で、忍者の家系宗田家と陰陽師の家系高柳家とのバランスが変わってくる。そんなある日、横浜のスケートリンクで合宿が行われることになるが、これは宗田家がスポンサードとなりチーム姫神、及び真響が隠れ蓑に婿候補と報告した深行を見定めるために仕組まれたものだった。大殿である祖父が本気で彼女の婿取りに乗り出したと聞いて、うんざりする真響。そして始まった教室に現れたインストラクターは、アメリカ留学中の真響の従兄弟、克巳だった。彼は真響に結婚を申し込むが、彼女に対する執着が悪霊を呼び寄せてしまう。ファン待望、RDG新刊ついに文庫で登場!他に「影絵芝居」「九月の転校生」「相楽君は忙しい」も同時収録
感想・レビュー・書評
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久しぶりのRDG。深行目線と真響目線のお話たち。いつもの泉水子も健在で彼らの世界にすんなりと入れた。同じ教室で話してるような聞いてるだけのような、それが楽しい。
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番外編。ほぼ真響の話が中心。
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本編の方はもう10年ほど前に読了していましたが、番外編が出ているのを知らず、読み返したくなって一気読みした時に発見しました。
本編が本当に良すぎて、ラストの続きが読みたいとずっと焦がれていたので、その先が少しだけ読めて本当に嬉しかったです。
後書きの阿部さんが本当に気持ちを代弁してくれていて、すっきりしました。
ここから先はもう私の想像でしか見れないと思うと悲しいですが、久しぶりにあの初めて読んだ時の胸の高鳴りを感じられてとても嬉しかったです。 -
深行と真響にまつわる、本編の裏側の短編。
主人公とは別の視点で彼女が眩しく思う人達も、やっぱり眩しく思っていたという、思春期あるある。
脇役もストーリーをもっていて、それだけで話が成立する物語は、やっぱり間違いなく面白い!!
作者あとがきでそこまで意識していた云々で、脱帽!
個人的には真響をもっと掘り下げてほしい!いつかは三つ子と繋がりはもちつつ、袂を分かつときが必ず来るはずだから。
これは王国の鍵⇔樹上のゆりかごのような関係の話がよみたいな~。 -
再開への期待
再会への期待
想いを馳せるのみ -
6巻のその後のお話がよめてよかった。わたし、真澄くんもめちゃくちゃ好きなので、深行くんと真澄くんを堪能できてしあわせだったー…!!!秀才の深行くんと、無邪気な真澄くん。タイプが違うけどどっちもめちゃくちゃ魅力的で…私得だった。
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シリーズ番外編と続編。シリーズ完結の悲しみを埋めてくれるありがとう。深行目線の番外編と、宗田姉弟の話。気になってた恋愛模様のその後や宗田姉弟のあり方が描かれててすごい良かった。薄氷を履む様な三つ子の関係がずっと好き。
著者プロフィール
荻原規子の作品





