うちのご近所さん (角川文庫)

  • KADOKAWA (2018年2月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784041061428

作品紹介・あらすじ

「もう絶対にいやだ、家を出よう」。そう思いつつ実家に居着いたマサミ。事情通のヤマカワさん、嫌われ者のギンジロウ、白塗りのセンダさん。風変わりなご近所さんの30年をユーモラスに描く連作短篇集!

感想・レビュー・書評

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  • 両親とずっと実家に暮らすマサミの幼少期から現在(40代)の視点を通した、さまざまなご近所さんに関する連作短編集。どこにでもいそうなとにかく噂が生き甲斐のようなおばさん、そのおばさんと仲良くする母親などからの情報がマサミの分析を補う。章ごとに個性豊かなご近所さんが出てくるが、最終章の「センドウさん」ご夫婦は誰からも憧れの的ではないだろうか。おかげで清々しい気分で読了。一見、ぎすぎすしがちだったりする近隣住人がテーマだが、群さんの筆致だと淡々とそれでいてユーモアに富んだ感じになり改めてさすがなぁと思った。

  • 家にあった本。読み終わっても前に読んだ記憶ない。

    面白くなかったから覚えてなかったんだろうな〜と思ってたら、そうでもなかった。普通に読めたわ。

    ご近所さんごとに章が分かれてるから、いつの時代の話してるのか分からなくなるのは読み手の問題でしょうね、すみません。

    大きな盛り上がりには欠けるものの、いるいると思う人も多くて失速せずに読み終えた。

    ちょっと主人公が割と特殊(?)な属性で共感は難しかったかな。

  • 久々に群ようこさんの本を読んだ。

    とある街に住む個性豊かな人たちの物語。
    近所にこういう人いるな、いそうだなという人たちが登場して終始飽きずに読むことができた。

    連作短編集なので、スキマ時間にさくっと読めるのも嬉しい。

  • 一歩冷めた感じの主人公の語り口が、群ようこさんらしかった。
    私には、こんなに語れるほどのご近所さんはいないから、それはきっとヤマカワさんみたいな人の存在なんだなと思う。

  • 大好きな群さんの連作短編集。他作に比べて毒は少なめかも?これはこれで良い感じ^^通勤中良い塩梅で頭を使わずサラッと読めるのがありがたい。憧れのセンドウさんが1番好きだった。

  • マサミと、ご近所さんの話。
    群さんらしさ満載の作品。
    盛り上がりには欠けるかも。

  • クセが強いご近所さんたちだけど、現実のどこの街にも絶対いると思う。めちゃくちゃ読みやすかった。

  • 群ようこさんはとにかく人物描写が面白い!あだ名?というのとはちょっと違うのかな、その人の呼び方が面白いのです。変わった人がたくさん出てきて、いろんなことがあるけれど笑いにしてくれているので楽しいです。
    嫌な人もたくさんいる世の中ですが、人間観察と思えばちょっと楽しくなります。

  • 憧れのセンドウさんが素敵。

  • 我が家のご近所さんにも色んな方々がいらっしゃいます。程ほどを旨としながらお付き合いをさせて貰ってます。ハイ!

  • 群さんのエッセイは読みやすく、クスッと笑ってしまう要素もある。もし「はじめてエッセイを読むのだがおすすめはあるか」と聞かれたら真っ先に群さんのエッセイを提案する。

  • いるかも…と言うご近所さんばかり。最後のセンドウさん夫婦が素敵だった。こんな夫婦には程遠い私達。心の余裕がなせる技か?特別な人徳者か?自分の小ささと優しくない心に気付かされる。でも鬼になる覚悟も時には必要と自分に都合の良い言い訳も用意している。やっぱりセンドウさんにはなれないな。

  • 群ようこは大好きな作家だが、しばらく小説を見かけなかった気がして本当に久しぶりに読んだ。相変わらずの軽妙で痛快、スルスルと入ってくる文章。日常を描くいい話だったが、昔に比べて少し毒混じりのユーモアが薄めになったかなという印象。

  • 奇妙と言っては、失礼かもしれないが、我が家のご近所さんも、この本と同様に変わった(?)方が、居られます。

    作者 群ようこ氏のお近くにも、この本のような方がいらっしゃるのでしょう。

    主人公のマサミさんは、住んでの30年程、小学生の時から、近くのオサム君、憧れだったショウ君。
    オサム君は近くで、何度顔を見ているけど、久しぶりの同窓会で、憧れの君を見たマサミさんは、前頭部が、薄くなったショウ君に幻滅になったりと・・・

    そして、お節介なおばさんであり、情報通のヤマカワさん。
    でも、マサミさんの母親も、少しお節介焼きかも・・・・
    人の事をとやかく言わないで、そおっとして置いて欲しい人も多いのだけど・・・

    センドウさんのような夫婦は、あんまりお目にかかることは無いけど、この夫婦のような人もいるはずと、思いたいと、思う昨今である。

    8話の連作短編集である。
    些細な事なのだが、ページの横に書いてある横「うちのご近所さん」は、この短編の題名を書いて欲しかったと、思ったのは、私だけであろうか?

  • 実家暮らしの、40代独身女性「マサミ」の視点で、ユニークな近所の人達がかかれた連作短編集。

    母親が井戸端会議で聞いてきた話を、後でおやつの時間に聞いているような感覚になる小説でした。クスッと笑えて、少しご近所付き合いを考えるきっかけになりそうです。マサミもお母さんも、情報通のご近所さんも、悪意や妬み嫉みが無いから噂話でも、嫌な気持ちにならないのかも。

    最後のお話に出てくる、仲良しで町内中に愛されているセンドウさん夫婦がとても素敵でした。寛大さと心のゆとりは大事だな。

  • ちょっとインパクトのある隣人を面白ろおかしく書いた連作短編集。情報通の人、嫌われ者の人、宗教にはまっている人などどこにでもいそうな人が登場し親近感がわいた。一番「ある、ある」と思ったのが「幼なじみのオサムくん」。同級生で母親同士が仲良く何かと母親から「仲良くしなさい」とプッシュされる。そして小さい頃カッコ良かった男の子は成人すると残念になる。という話。特別ではない普通を書くのが群さんはほんと上手。

  • ようこさんのリアルなのかなぁって思いながら、引き込まれました。
    せんどうさんも銀次郎さんも、お母さんも、生き生きしてて、嫌じゃないな

  • 面倒くさい付き合いややっかいな人がいても、ご近所さんって大切なのかも

  • ご近所さんというの日常生活の中で常に
    目に付きやすい所にあるものなので、
    少し風変りな人を見かけると色々と詮索したくなるのかと思います。
    子供の頃はご近所さんなんてあまり気にしなかったですが、
    物心がつき出した頃からこの作品のお母さんのように
    噂話を聞いたり、見たりするので自然と近所の様子が分かってきて
    知らないうちに自分まで意識してみるようになってしまう
    傾向があるかと思います。

    この作品の中に出てくるご近所さんはかなり個性が強いですが、
    同じような人は何処にでもいるなと思ってしまいました。
    良い噂ならば良いですが、悪い噂ほどすぐに広まり
    誤解を多く招くことが多いので現実的には
    笑えるような間柄のご近所さんの方が住みやすいかと思います。
    今はご近所さん同士の付き合い方も昔とは違うので
    こうゆう関係もなかなか目にしないのかとも思いました。

    この中の嫌われギンジロウさんのような人が
    一番手に負えないタイプで何処にでもいそうなタイプで
    出来ればお付き合いは避けたいものです。
    憧れはやっぱりセンドウさんのような人柄の良い老夫婦で
    誰からにも好まれる人物になれるのが理想です。

    風変わりなご近所さんの特徴がはっきりとしているので、
    読んでいてとても面白くて思わず笑い出しそうになります。
    気軽に読めるので心が疲れた時などにお勧めだと思います。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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