ハラサキ (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 42
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041061558

作品紹介・あらすじ

百崎日向は結婚が決まり、十年ぶりに故郷の竹之山を訪ねようとしていた。日向には小学校卒業までの記憶がほとんどなかったが夕陽に照らされる雪景色だけは覚えていた。日向は駅のホームで親友だったと語る相原沙耶子と出会う。突然、電車内を暗闇が覆い、日向は気を失う。目覚めるといつの間にか夜の竹之山駅にいた。人がまったくいない、明らかに異世界の竹之山駅の外には雪が積もり始めた女性の死体があり、その手には謎の手紙が握られており、竹之山温泉へ向かうよう書かれていた。襲いかかってくる黒い影から逃げながら、この出られない世界からなんとか脱出しようと温泉街をさまよう。日向の婚約者である神原正樹は、消えた日向を探し始める。繰り返される残酷な悪夢、一体この町で何があったのか。失った記憶を取り戻したとき、真の恐怖が日向を襲う――。戦慄のノンストップホラー。涙なしには読めない衝撃のラスト!書店員様より「これは最高に怖い!」(TSUTAYA三軒茶屋店 栗俣力也氏)と大絶賛。

感想・レビュー・書評

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  • 現実と異世界を行き来する間に登場人物とともに混濁していく世界の終焉を見届ける間に没頭してしまっていた。目が離せずあっという間に終わってしまうほど面白い作品でした。

  • 角川ホラーの新刊、ハラサキについての感想。
    全体を通して文章が読みやすく風景や心情描写が丁寧。人間誰しもが抱えているどす黒い感情がしっかり表現されている。罪と罰、何が許されて何が許されないのか。クライマックスの後に待ち受ける強烈なラストシーン。私は安心した。貴方はどうだろうか?
    ちなみに本の帯は1回読み終わってから外すことをおすすめします。

  • 日本ホラー小説大賞読者賞受賞作。婚約者と共に故郷を訪れた若い女性が怪異に巻き込まれるホラー。都市伝説めいた「ハラサキ」という言葉、彼女の失われた記憶、徐々にゲームステージをクリアするかのような異世界、とスリリングな要素が満載です。
    少しずつ明らかになっていく過去の事件の凄惨さと、それに見合う罪と罰。だけどこれって、いったい誰が悪かったんだろう……? 徐々に狂っていくようなヒロインの心境もなんだか不安に満ちていて、いったいどうなるのかと思っていましたが。……ああ、やっぱりこうなるかあ。やりきれない物語ではあるけれど、ホラー好きとしてはやはりこういうのは良いですねえ。

  • どうして、この作品が賞をもらったのか、よくわからない。

  • 手頃に一気読みできる作品。ホラーだけどミステリー。映画化してもドラマ化してもゲーム化してもいいんじゃないかな。

  • 竹之山温泉を故郷とする百崎日向が婚約者神原正樹と帰省して誰もいない故郷の異世界に引き込まれる。過去の事件の亡霊との繋がりが明らかになり、日向は自分の過去と向き合う。最後の結末は救いがない。

  • 幼少期の記憶が全くない主人公。腹裂きの都市伝説が残る故郷へ結婚が決まり向かう途中で気を失い。目覚めたら異世界!繰り返される残酷な悪夢。脱出ゲームのような物語。『涙なしには読めない衝撃のラスト』個人的にそんな衝撃ない(-_-;)サクっと読めてそこそこ面白いかな。

  • 故郷に埋もれた、忘れられた忌まわしい記憶を取り戻す夜。後味の悪さが良かった!

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プロフィール

1989年、千葉県生まれ。千葉県立柏井高等学校卒業。第24回日本ホラー小説大賞読者賞受賞。

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