脳科学捜査官 真田夏希 (角川文庫)

著者 :
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041061671

作品紹介・あらすじ

神奈川県警初の心理職特別捜査官に選ばれた真田夏希は、知人に紹介された男性に会うため横浜駅付近のレストランに向かった。婚活に失敗続きの夏希は、織田信和と名乗る男性に、好印象を抱く。だが、そんな甘い雰囲気を激しい炸裂音が打ち消してしまう。みなとみらい地区で爆発事件が発生したのだ。翌日、捜査本部に招集され、爆発事件の捜査を命じられる夏希。初の事件で戸惑いを覚える夏希の前に現れたのは、意外な相棒だった。

感想・レビュー・書評

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  • 横浜を舞台にしているとのことで読んでみた。主人公は真田夏希、神奈川県警初の心理職特別捜査官。知人の紹介で男性と会っていたが、その途中爆発事件に遭遇する。周りの警察官の方々とのやりとりをなんとかこなしつつ、地雷探査犬をお供に(真田は犬が苦手だった)犯人を心理分析・交渉し爆弾事件に挑む。脳科学が説明風になるのは仕方ないにしても、脇役の魅力がなかったのが残念かなあ。心理描写とか人物像が深くない分さっと読める本ですね。続編とか出れば、そういった深みが出てくることを期待。

  • 神奈川県警初の心理職特別捜査官に選ばれた真田夏希は、知人に紹介された男性に会うため横浜駅付近の飲食店に向かった。婚活に失敗続きの夏希は、織田信和と名乗る男性に、好印象を抱く。だが、そんな甘い雰囲気を激しい炸裂音が打ち消してしまう。みなとみらい地区で爆発事件が発生したのだ。翌日、捜査本部に招集され、爆発事件の捜査を命じられる夏希。初の事件で戸惑いを覚える夏希の前に現れたのは、意外な相棒だった。

  • 結婚願望の強い、高学歴の、専門職の心理職特別捜査官。
    このモデルは、面白い設定である。
    なぜ、結婚願望が強いのかの分析も欲しいが。
    脳科学の分野に踏み込んだのは、おばあちゃんの死に対して
    泣くことができない自分の不思議がきっかけだった。
    そして、仲良くしていた従姉妹からの絶交にあった。

    愉快犯的な爆破魔と対峙する。
    なぜ?という追求と 警察が 直接交渉する。
    最初のテロ組織を語るところが、なんとも言えない巧妙さ。
    ネット社会の犯罪が、複雑さを増して行く。
    脳科学からの推察が、プロファイリングの手法。
    初めは、ネット住民は、犯人に共感を持つ。
    警察をやっつけるというのが、目的への共感。
    ネット用語の稚拙さが、もったいない。
    しかし、スマホゲームの聖地を爆破することで
    流れが大きく変わることになる。
    この手際が、実にうまいね。
    真田真希の活躍は、面白い。
    ちょっと、織田信和が、正体不明で、
    掴めないところが、彩りを添える。

  • 長編時代劇ものにしばらくハマって、何か面白い本はないかと探してた。題名が気になり手に取った。
    久々に面白い!シリーズ化されるといいのだけれど。
    できれば文庫版書き下ろしでお願いしたい。

    今話題になることが多い脳科学。
    主人公は、大好きなおばあちゃんが亡くなったことへの悲しみが、すぐにではなく数ヶ月後にやってくるという経験をし、自分が以上ではないかと心配し、勉強を始める。
    多くの普通の人も経験する『悲しみの遅延』という現象。
    そこから脳の不思議に取り憑かれた主人公は精神科医に。

    自殺志願の患者をなくし、目的を見失っていた主人公は神奈川県警に。

    脳科学の最新データをフルに散りばめ、今現在の女性の悩みや、数々の日本の現状も盛り込み、実にリアル感溢れるほんとなっていて、ワクワクさせられた。

  • 鳴神響一『脳科学捜査官 真田夏希』角川文庫。

    文庫書き下ろし。帯には神奈川県警初の女性心理職捜査官を主人公にした作品と紹介されていたので、もう少しハードな警察小説を期待したのたが、脈絡の無い専門知識と変な軽さと色恋とが同居する今一つまとまりの無い作品だった。

    神奈川県警初の心理職特別捜査官に選ばれた真田夏希は、みなとみらい地区で発生した爆発事件の捜査で初めての現場に立つ。

  • 著者初読み。
    あらすじが気になって、手に取った作品。
    神奈川県警で初めて採用された心理分析官を主人公にした話。
    婚活から始まる話は、よくあるパターンであり、ちょっと軽いノリにちょっとイライラ…デート中に連続爆弾事件の最初の爆発現場を目撃しても、全然危機感を感じない主人公にもイライラ…そして、初めて捜査本部に入ることになる夏希だが、「専門職採用枠がそんなに偉いのか?」って思うような言動にさらにイライラが募る。
    タイトルは「脳科学捜査官」とあるが、脳の分野に触れていたのは事件の核心に迫る前まで。話が進むと、ほとんど既存のプロファイリングと変わりはない。
    しかも、ネット用語を無理して使おうとして、話の内容が雑になってしまっているのも、すごく残念。
    ただ、夏希とコンビを組む、警察犬アリシアがとても良かったので、続編が出たら読んでしまいそう…夏希の成長も期待して。

  • もう一歩かな。色々な要素を詰め込んでるけど、もう一つ整理できてない。主人公は随所で脳科学の蘊蓄を語るけど、あまりストーリーには関係がない。その反面、犯人についてはほとんど語られてない。アリシアをもう少し掘り下げるか、犯人の視点でも導入したほうが小説としては盛り上がったんじゃないでしょうか。

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プロフィール

中央大学法学部政治学科を卒業後、神奈川県内の小学校で学校事務職員として勤務。2014年3月に小説執筆に専念するため、フリーとなる。社会保険労務士、行政書士の資格を持つ。熱烈なフラメンコファンであり、多くのアーティストを応援している。2014年 『私が愛したサムライの娘』で、第6回角川春樹小説賞受賞。15年同作で、第3回野村胡堂文学賞受賞。

「2018年 『脳科学捜査官 真田夏希 イノセント・ブルー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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