西郷どん! 並製版 (下)

  • KADOKAWA (2017年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784041061725

作品紹介・あらすじ

幕府側として蛤御門の戦いに勝利した吉之助は、生まれついての大将としての才覚を開花させた。長州征伐を企図し、勝海舟と面会した吉之助だったが、勝の提案は彼を変えようとしていた。五代友厚、坂本龍馬、高杉晋作、木戸孝允、岩倉具視。維新に名を残す男らと議論をかさねた吉之助は、無血開城を断行する。一方、盟友・大久保一蔵は、新しい国家の設計図を作りだしていた。幼い頃から常に共にいた吉之助と一蔵。二人に別の道を歩む時が訪れたのか――。新しき時代、維新編!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

新しい時代の幕開けを迎える中、西郷隆盛の生涯が描かれています。彼は幕府側としての勝利を経て、維新の立役者としての才覚を開花させますが、同時に新政府に追い込まれていく様子が描写されています。坂本龍馬や大...

感想・レビュー・書評

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  • 下巻は坂本龍馬との出会いで始まる。
    有名な薩長同盟の布石である。
    そして、うまく坂本龍馬のハネムーンについて触れつつ、一橋慶喜公の愛人を登場させることで、彼の人間像を明らかにしていく書き方はとてもうまい。
    そして、会話の中で「大政奉還」について、坂本龍馬の口から、終わったことを告げさせると、会話の仲違いから西郷隆盛との考え方の違いを明確にしていく。
    その口論の後、坂本龍馬と中岡慎太郎の 惨殺されるという記述をさらりと書く。
    この辺りの書き方は神が掛かっている。
    ついつい詳しく知っている人は、詳しく書きたがってしまう。しかし、逆にこれ以上ないほど削りすぎてしまうと、時代背景の進め方がよく分からなくなる。
    また、主人公はあくまでも西郷隆盛であり、それを中心とした会話の中で進める必要がある。あまり説明文ばかり、長く書いては読者が飽きてしまう。
    まるでミニ四駆のボディとシャーシをギリギリまで削りつつ、ある程度の強度を保つ ような技に感じた。(あるマニアにしか分からない例えですみません。)

    明治維新ファンであれば、坂本龍馬暗殺までは割と詳しい人がいるが、そこから先が割と空白地帯になっている人が多い。
    私もそのうちの一人である。
    そして王政復古の大号令が現れる。

    一橋慶喜公の愛人というものを存在させ、 なんとなく西郷隆盛に彼の人物像を描かせる。
    そして錦の御旗が現れ、有名な勝海舟との対談の江戸城「無血開城」が描かれる。
    ここまでは良かった。

    ただ84ページからがいけない。
    オープニングからの西郷菊次郎視点での 話が展開していく。
    菊次郎視点での戊辰戦争、川口雪蓬などが 描かれるため、脳内に混乱が起こった。
    西郷隆盛を中心に感情移入してきたものが 急に他人になってしまうのだ。(とは言っても父親ではあるが)
    この辺りから、イキイキたした筆のタッチから、現象として起きている言葉が並んでいる風に感じ始めた。
    久光に罵られたところ。廃藩置県に怒り狂った久光など。リアルな表現というよりも、どこか遠くで「そうした出来事が存在した」というような描き方になっている。
    それは「主観が菊次郎に移動したからだ」と思われる。

    やがて、岩倉使節団が結成される。
    文中には、
    「明治もまだ四年で、新しい国の鋳型は定まっていない。それなのに政府の中枢を担う者たちが一斉にいなくなるのだ。」 と書かれている。
    本当にその通りである。
    使節団が行くにしても、1/3ずつ行くなど、本国に残して行くべきであろうし、ある程度の形を作って、留守にしなければ無責任と言われても仕方がない。
    会社で考えてもそうであろう。
    大手企業をベンチャーが買い取って、一新しようという時に、中枢を担う人たちが海外に一年以上もいて「余計なことはしないよう」にと言われても何もできない。
    これはすでに無理ゲーであり、詰んだ要求だ。これを乗り切った明治維新は、どんな奇跡だったのだろうか?と感じずにいられない。

    そして天皇の教育係のような立場から始まるページがある。
    何がどうなって、こうなったのかという説明が一切ないまま来るので、何とも突然な感覚がする。
    天皇を叱りつけたり、写真を撮ることを嫌がったりするエピソードには微笑ましいものはあるが、急な展開を見せつけられるため感情移入としては、今一つであった。

    確かに、どの辺を省き、どの辺を入れ込むか?というのはドラマの大切な部分にはなる。
    しかし、まだ終わってもいないうちから、菊次郎中心に西郷隆盛を描いたことで、大切な中軸のようなものが、ずらされた感覚になってしまった。
    せめて、田原坂に至るまでは描きつつ、そこから菊次郎に移しても、良かったのではないかと思う。
    この辺は「脚本」と「小説」の大きな違いなのかもしれない。視聴率も視野に入れた上で出さなければならない役者など、様々なものが考慮されていたと考えられる。

    そして、征韓論が一人歩きしたことを描かれ、エンディングへと向かう。
    最後はやはり田原坂(たばるざか)ではあるが、菊次郎視点で進むため、感情移入に欠ける。
    冒頭にも書いたが、菊次郎視点になってから、著者の冴えのようなものが、急速に失われているように感じた。

    勝手な予想だが、著者が書いていて、面白いか魅力的な人物か?というところが大きく左右していたのではないかと思う。

    まるで吉川英治が『三国志』を描いた時、 諸葛孔明の死から、一気に書く気が無くなったというのと似ている。
    彼はそれを認め、あと淡々と説明を書いてさらりと終わらせているおかげで、かえって不朽の名作として残った。

    全体的感想としては、中間まではとても良かった。
    しかし下巻によって、菊次郎視点からの記述は、一気に面白さが半減した。
    出来事の切り貼り的作業の中に、面白いエピソードと会話をつなげたような努力感が見られた。
    つまり没入感は得られなかったのだ。

    途中まで良かっただけに、とても残念な作品となってしまった。

  • とにかく、面白い読書でした。

    西郷隆盛を始め、人物の描写が魅力的でした。

    下巻では、輪を掛けて、その人物描写から、歴史上の謎に迫る迫力がありました。
    下巻で明かされる、歴史上の謎とはなにか。
    いくつか僕が読み終えて記憶に残ったことをメモします。
    1. 西郷隆盛は何故西南戦争を起こしたのか。
    2. 征韓論とは何だったのか。
    3. 孝明天皇の実像

    下巻末尾の莫大な参考文献、および識者、学芸員など意見を求めた者のおびただしい数。
    歴史は、勝者の都合で描かれます。
    後の時代の人はそれを鵜呑みにしているものです。
    一般教養の歴史の授業で習いました。
    資料を集め、事実を語ったとしても、歴史は勝者の都合の良いように伝わるものだ、と。

    そして、僕がすなわち「次の時代の人間」として、明治の時代を理解していた、と気がつきました。
    僕は、太平洋戦争後の憲法の時代の人間として、前の時代=明治時代を理解していたのだと。
    それは、戦後のアメリカ型民主主義を作った人々の都合に良いように語られたものであったと。
    僕は鵜呑みにしていたのだ、と気がつきました。

    さらに、時代の実像は小説家によって明かされたのだ、と小説のもつ力にも思いを馳せるものです。
    これは、現代の歴史家や政治家がなし得なかったのだと。

    と、言ったもったいぶった感想もあるのですが、林真理子の小説のファンとしては、単純に西郷の描かれ方を嬉しく感じながら読んだ次第です。自立した人間として描かれた西郷を面白く、愉快に感じました。
    これは僕のような人間のために書かれた小説だ。と悦に入りました。

    現代の社会人なら、特に若い人たちは、コミュニケーションの訓練として
    「イヤ味を言って、意思を伝えようとしても無駄に終わる。」
    とか
    「コミュニケーションは聞く側の理解で成立する。」
    など教わる機会も多いと思います。
    この小説では、西郷が自然とこれらのコミュニケーションの基礎を体得している様子が分かります。
    意思があり、自立をしている相手に対しては、誠実に対応している様子が描かれているのを嬉しく感じました。

    ある意味で完全小説とも言える、様々な要素を盛り込んだ大作です。
    僕は、ここいらへん(西郷が自立した一人の人間として、正直、誠実な人として描かれているあたり)が嬉しく思ったのですが、読む人によっては、いろいろな楽しみ方で読めるのではないかと思います。
    男女の機微が、魅力的な小説です。しかしながら、NHK大河ドラマでは、この面白さは採用されないようです。

    特に、最初の妻が離縁するに経緯に現れているとお思います。
    NHK大河ドラマでは「西郷に気を遣って自ら身をひいた。」とするのは「なるほど」と思いつつ「原作の方が僕は好き。」と思いました。
    上巻で「私を除いては」と言ったように思った西郷の男女の機微が、本作品での一番のツボ(僕にとってのツボ)でした。

    かつて同じアパートに住む母子家庭の親子(ジツは離婚してない)が、「お父さんはおばあさんの介護のために一人で実家にいるの」と説明しているのを、隣りの旦那さんが「仲が良ければ離れては住まないよ。」と言っていた、そのような建前と本音の両面をこの西郷隆盛物語で久しぶりにのぞき見た感覚です。

  • 薩長同盟から大政奉還、鳥羽伏見の戦い、西南の役と戦い続けた西郷隆盛の終盤。
    新しい時代に貢献したにも拘らず、その新しい時代の新しい政府に追い込まれていく。大将として慕われて愛された西郷隆盛の、隆盛らしい最期。

  • 歴史に名を遺した人物像を描くには、どのような作家がいいのだろうか?
    と、つらつら考えてしまう読後感であった。

    林真理子さんがうまく描けていないのではない。
    むしろ、そつなくわかりやすく読みやすかった。

    ただ林真理子流のつぼというか、らしさというかは感じられなかった。
    現代小説でのくすぐられるようなおもしろみがないのは仕方がないのか。

    歴史上の人物を描くこと、
    その人物に寄り添って、とくに女性ではわかりにくい人物を描くのは難しいと思う。

    ところで、わたしはこんなことも思った。
    いくら天才でも「こんな人、わけわからん」と思えるような人物だね、西郷さんてのは。
    でも、おおぜいの日本人に好かれているのでしょ。

    *****

    いち早く大河ドラマが始まる前に読んでしまった友人が
    例によって貸してくれたので、興味津々だったのだけど。

  • 2018.8.10

  • いきなり坂本龍馬との初対面から始まる。西郷・龍馬それぞれが魅力的に描かれている一方で、長州藩が影が薄い。また徳川慶喜に対しては、変人、二心の人、逃げの人と厳しい。斉彬に評価した筈の人物への失望を自身に納得させる説明が分かり易い。江戸で薩摩藩士に狼藉を働かせたことが後の勝海舟との面談での譲歩に影響したとは著者の解釈か?篤姫からの嘆願があったということも事実なのか盟友大久保利通との心のすれ違い、そして薩摩への隠居など展開が早い。終盤は西南の役での西郷菊次郎(愛加那の子)の語りによる父・隆盛の描写が愛加那たちとの島での若い日々を思い出させた。

  • 下巻はすごい駆け足だった気がします。

  • NHK大河ドラマ「西郷どん」原作。時代小説は苦手な私でも読める。そこが林真理子の時代小説。これもすらすらと読み終えました。
    上巻で出てきますが、西郷隆盛の最初の妻・須賀が気の毒。手も触れぬ結婚生活。なんとも悲しい結婚生活。西郷隆盛のBLの話も描かれています。
    全体的にとにかく読みやすい。それでも、やっぱり時代小説は苦手な私。混乱する世の中に頭の中まで混乱してしまうのでした。

  • 下巻は15章~20章が割り振られており、いわゆる慶応元年の長州再征勅許から話が始まり、明治11年の西南戦争まで展開していく。
    意外と明治年間の話があっけなく進む感じで残念だったかも。そもそも、明治の西郷の評価は研究者でも難しいので期待はしていなかったが、それでも司馬さんみたくの一つ違った西郷像を描いてくれるだけでも、小説としての醍醐味があった筈。
    なにか上・中巻に比べて、ステレオタイプの西郷ドラマで消化不良感が否めない。

  • 「西郷どん(下)」林真理子著、角川書店、2017.11.01
    174p ¥1,000 C0093 (2018.04.02読了)(2018.02.27購入)(2017.11.25/再版)
    下巻は、坂本龍馬、中岡慎太郎による薩長同盟から西南の役で西郷隆盛が命を落とすまでが描かれています。
    西郷隆盛の息子の菊次郎が父親のことを話すという体裁になっているので、隆盛が何をどう考えてことを進めていったのか、と言うあたりがあまり見えません。
    西郷隆盛と大久保利通、小松帯刀、といったあたりの連携具合がよくわかりません。
    徳川幕府の滅亡までの主役は、西郷で、廃藩置県の断行で、各藩の力を無力化したのが大久保、天皇の威力を上手に使って求心力を高めたのが、岩倉具視、と言ったところなのでしょうか。
    徴兵制を敷いて、武士を無用にし、その武士たちを一掃したのが、西南の役、というところなのでしょうか?(ここの部分は、ちょっとおおざっぱすぎるかも)(個人的感想です)
    菊次郎、寅太郎、午次郎、
    愛加那さんとの間に生まれた男の子に、菊次郎と名付けています。後で、糸さんとの間に生まれた男の子には、寅太郎と名付けています。正妻から生まれたほうが、太郎になっていますので、それが筋というものなのでしょう。糸さんとの間に生まれた二人目の男の子に、再び次郎が、使われています。三郎でよさそうなのですが、拘りなのでしょうか?
    お芳、お虎、
    徳川慶喜の側女、お芳の話が出てきます。そういえば、以前の大河ドラマの「徳川慶喜」のときも出ていましたね。慶喜さんが、京都に行っていたときにもついて行っていたんですね。
    西郷さんの京都でのお相手は、お虎さんというのだそうです。初耳のような。

    【目次】なし
    十五 (薩長同盟)   3頁
    十六 (王政復古)   33頁
    十七 (江戸開城)   58頁
    十八 (岩倉使節団)  84頁
    十九 (明治天皇)   112頁
    二十 (西南の役)   137頁
    謝辞         166頁
    参考文献       167頁

    ●遷都(66頁)
    王政復古を宣言なさったからには、人心を一新するためにも天子さまにはお移りいただくのがいちばんじゃ。
    ●天皇の側室(115頁)
    天皇はとうに一条家の姫とご結婚をしていらしたが、宮中には典侍、権典侍といった側室たちが何人もいる。
    ●徴兵令(122頁)
    吉之助は大きな決断をした。それは徴兵令を施行したことだ。
    徴収した兵だけではおそらく軍隊を維持していけないはずだ。何の経験もない農民たちを訓練するとしたら、その上にはやはりかつての武士たちは必要である。軍隊において彼らの地位を約束してやればいい。
    ●戰(162頁)
    ふつう戰というのは、年寄りがやりたがって、若い者が死んでいく

    ☆関連図書(既読)
    「西郷どん(上)」林真理子著、角川書店、2017.11.01
    「西郷どん(中)」林真理子著、角川書店、2017.11.01
    「話し言葉で読める「西郷南洲遺訓」」長尾剛著、PHP文庫、2005.12.19
    「西郷隆盛『南洲翁遺訓』」先崎彰容著、NHK出版、2018.01.01
    「西郷隆盛 上」井上清著、中公新書、1970.07.25
    「西郷隆盛 下」井上清著、中公新書、1970.08.25
    「翔ぶが如く」全10巻、司馬遼太郎著、文春文庫、1980.01.25-1980.05.25
    「目でみる日本史 「翔ぶが如く」と西郷隆盛」司馬遼太郎・山本七平著、文春文庫、1989.11.10
    「史伝 西郷隆盛」海音寺潮五郎著、文春文庫、1989.09.10
    「西郷と大久保と久光」海音寺潮五郎著、朝日文庫、1989.12.20
    「岩倉具視-言葉の皮を剥きながら-」永井路子著、文藝春秋、2008.03.01
    「島津斉彬」加藤惠著、PHP文庫、1998.10.15
    「天璋院篤姫(上)」宮尾登美子著(済)、講談社文庫、2007.03.15
    「天璋院篤姫(下)」宮尾登美子著(済)、講談社文庫、1987.11.15
    「篤姫の生涯」宮尾登美子著、NHK出版、2007.11.25
    (2018年4月3日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    幕府側として蛤御門の戦いに勝利した吉之助は、生まれついての大将としての才能を開花させた。長州征伐を企図し勝海舟と面会した吉之助だったが、勝の提案が彼を変えようとしていた。五代友厚、坂本龍馬、高杉晋作、木戸孝允、岩倉具視。維新に名を残す男らと議論をかさねた吉之助は、無血開城を断行する。一方、盟友・大久保一蔵は、新しい国家の設計図を作りだしていた。幼い頃から常に共にいた吉之助と一蔵。二人に別の道を歩む時が訪れたのか―。新しき時代、維新編!

  • 大河ドラマの予習が終了。

  • <内容紹介より>
    幕府側として蛤御門の戦いに勝利した吉之助は、生まれついての大将としての才能を開花させた。長州征伐を企図し勝海舟と面会した吉之助だったが、勝の提案が彼を変えようとしていた。五代友厚、坂本龍馬、高杉晋作、木戸孝允、岩倉具視。維新に名を残す男らと議論をかさねた吉之助は、無血開城を断行する。一方、盟友·大久保一蔵は、新しい国家の設計図を作りだしていた。幼い頃から常に共にいた吉之助と一蔵。二人に別の道を歩む時が訪れたのかーー。
    新しき時代、維新編!

    ーーーー
    最終巻。
    これまでは小説のように綴られて来る場面が多いのですが、最後の章は語り手の菊次郎(遠島の時に生まれた、島の女の産んだ長男)が「語っている」という形で進みます。
    西郷が何を求めて戦い、そして下野した後に西南戦争を起こしたのか。
    一人の人間として、非常に尊敬できる人物だと感じることができました(史実にどこまで忠実か=創作はどの程度か、という検証はしていないのですが)。

    物語として楽しく読むことができました。
    大河ドラマも楽しみにできそうです。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

林真理子の作品

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