GODZILLA 怪獣黙示録 (角川文庫)

著者 :
制作 : 虚淵 玄(ニトロプラス) 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 147
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041061817

感想・レビュー・書評

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  • 生徒の読書感想文を読んで、読みたくなり購入した本です。
    アニメ映画として作成されたGODZILLAシリーズの関連書籍で、世紀末に最初の怪獣が現われたところから、時系列で話がすすみます。
    当初の小規模怪獣との戦いでの被害や、怪獣達も逃げ出すゴジラの圧倒的な力に絶望する人々の姿が、様々な立場の人の体験談を集めた形でまとめられており、読み応えもありました。
    平成ゴジラシリーズを見ながら成長した世代としては、懐かしの怪獣たちも出てきて懐かしく感じると同時に、実生活で怪獣に遭遇したら、という世界設定についても想像力を働かせることもでき、楽しい読書体験となりました。
    なにより、(語弊があるかもしれませんが)一人ひとりの言葉の描写もリアルで、人間の無力さを痛感した人達の絶望感がよく伝わって、その点も面白い作品だと感じます。

    本書の続編はもとより、アニメ映画の方も観てみたいと思います。

  • 「アニゴジ」の前日譚という位置づけの新しいゴジラ小説。

    人類と怪獣の戦いの歴史(敗北の歴史?)をインタビュー形式で描いている今作。

    私が一番感動したポイントは、怪獣が歴史の中に存在しているという点。

    本家ゴジラシリーズにしてもシン・ゴジラにしてもそうだが、あれらは特殊な時間の特殊な地域一点に存在しているものであって、連続性は皆無だった(こういうと語弊があるけど)。

    このアニゴジのシリーズは連続性が作品のなかできちんとある。1998年からの人類の歴史の中に怪獣というものが入り込んできており、その存在がある意味現実味があるというか、陳腐な言い方をすればリアルであると思える。

    その現実味やリアルな中に一種の感動を覚えるし、人類としての悔しさや憤りを感じるのである。

    感情移入のしやすさでいえば今回の作品のほうがダントツである。

    そして何よりも嬉しいのはゴジラが完璧な存在であるという点だ。

    シン・ゴジラはよくできていた。演出・ストーリー的には素晴らしい。だが、蒲田くんに代表されうような成長を感じさせるゴジラ像を描いた作品でもあり、私のゴジラ観とは少し違うものであった。

    ゴジラは神聖で人にはどうしようもなく、完璧な生物であるというのが私のゴジラ像(観)である。

    ゴジラは一神教の神と同じく唯一無二の存在であるべきなのだと。

    そこはおいておいてもこの作品はよくできている。映画はみていないが、これを機に見てみようと思う

  • 映画本編では冒頭で僅かに語られた、人類が如何にして怪獣と出会い、抗い、そしてその果てに地球脱出を決めたのか。それらの一部始終を様々な立場の視点から描き、インタビュー形式でまとめたのがこの本です。本編を観て背景を知りたくなった方にオススメです。

  • アニゴジの前日譚
    1999年、突如としてNYに現れた怪獣カマキラス、それを皮切りに多くの怪獣が攻めてきて人類を襲撃していく。
    一貫性のある物語ではなく怪獣に出くわした人、戦った人達の証言記録という形になっている。

    カマキラス、アンギラス、ヘドラなどなどゴジラ映画を見た人なら知ってる怪獣があちらこちらで猛威を振るっていくさまがわかる。こいつ誰だっけ?って思ったやつも調べながら見るとなお面白い。

    一章では怪獣の出現
    二章ではゴジラの出現
    三章では人類の反抗
    と読みやすくまとめられている。
    ゴジラシリーズの世界観を見事に取り込んでオリジナルに昇華している面白い作品だった。

  • 映画の前日譚。色々な人の証言を集めた報告書のかたちを撮っている。映画を観る前に読むと、映画をより楽しめると思う。

  • ….とは言え著作としては戴けない、補足資料として良し

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