95 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041062289

作品紹介・あらすじ

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1995年、渋谷。平凡な高校生だった秋久は、縁のなかった4人の同級生から突然カフェに呼ばれ、強制的にグループへ仲間入りさせられる。
他校生との対立、ミステリアスな女の子との出会い……。秋久の経験したことのない刺激的な毎日が待っていた。
だがある日、リーダー的存在だった翔が何者かに襲撃されてしまう。秋久は真犯人を捜すため立ち上がった――。
激動の時代を駆け抜けた少年たちの心の叫びがほとばしる、熱烈青春ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 積読本
    渋谷って、わかんないけど、衝撃だった1995年。そして、大震災後の2015 年。時代が交互する辺りも面白い。
    Qのように思った人間は若かろうが年寄りだろうが、いっぱいいただろう。何やってるんだよと。私もその1人。ノストラダムスは本当かもとか思ったもんなあ。
    だからこそ、その時代にしかできないことをする。物語の中には喧嘩とか、タバコとか、きな臭いことはあるけど仲間がいて、青春が駆け抜ける疾走感がいい❗って、一気に読んでしまった。
    1995.2015.もうじき2025じゃないか。
    つまらない大人じゃない大人ってなんだろう。
    答え探しだな
    ドラマ化されてたんですね
    見てみよう

  • 1995年の高校生時代と2015年を
    交互に語られる青春小説でした
    渋谷を舞台に1995年当時のことがいろいろ
    書かれておりそんなこともあったなぁとか思いながら
    読んでました
    主人公の秋久ことQちゃんがでも変わりすぎで
    あんなにも変わっちゃうものかなと
    まぁ小説なんでそこのところはあまり気にせず
    楽しみました

  • 若さゆえ。。。美しい友情の物語なんだろうけど、ケンカとか暴力とか得意じゃないので、95年の章は斜め読み。

  • ドラマ95を見て原作が読みたくなって購入。
    個人的には実写化より原作の方が良いに決まってるからこの順番で摂取できる方が絶対幸せ。
    と思っていたんだけど、これはもしかしたら原作を先に読んでてもドラマでガッカリしなかったかも。

    ちょっとドラマの感想も入っちゃうけど、これってもう本当に「クソガキ大戦争」みたいな話なんだよね。これは良い意味でも悪い意味でも。
    だから、何かを得られるとかそういうのもないけど、若さゆえの暴走とか頑固さとか勢いみたいなのが、湿気を感じる暑さみたいのを伴ってガンガン感じられるのがめちゃくちゃ良いんだよね。

    それがドラマにちゃんと表現されていたし、うまくまとめられていたし、それらを映像のメリットである、カッコいい出演者で作っていて、あぁこれが実写化の最適解!と思った次第。
    キンプリの海人くん、めちゃくちゃ良かった。

    早見さんの小説は店長がバカすぎてしか読んだことなかったけど、同じ人とは思えなくて、作品ごとにだいぶ印象違いそうだな。
    また別の著作も読んでみたい。

  • 青春。
    絶対にダセェ大人にはならないぞ!

  • 青春が駆け抜けていった。もちろんこんな仲間もこんな事件も周りには起きないけど、何処となく懐かしく感じた。

  • あの頃の渋谷が蘇るオジサンとオバサンに読んで欲しい…108の球児…ShibuyaLoveって何年前だ?…

  • 1995年の渋谷における私立高校生が主役。
    主人公たちより数歳上ですが、状況は良くわかります。渋谷における若者の小説と言えばヒートアイランドが有名だと思いますが、ヒートアイランドよりももう少しカジュアルな高校生たちだと思います。
    展開していくにつれて、あの時何が起こっていたのか、明らかになっていき、あぁそうだったのか!という感じになります。
    時代の空気感がわからないと面白くないかもしれませんが、わかる人には楽しめると思います。

  • ドラマ化されたと言うことで読んでみた。自分が1995年に馴染みがないことめあると思うが、話がゴチャゴチャしていたように思う。2回目読んだら変わるのだろうか。

  • 何か思ったように世界観に溶け込めなかった。
    1995年にそこまで思い出がない世代だからなのかはわからないけれども……
    話も何だかほわほわしていて締まりがない。
    ドラマ化するほどか……?とまで思ってしまいました。
    結局彼らの絆もゆるゆるだし、読み切るまで時間かかったし……私にとっては時間の無駄でした。

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著者プロフィール

1977年神奈川県生まれ。2016~2022年に愛媛県松山市で執筆活動に取り組む。現在は東京都在住。2008年に『ひゃくはち』でデビュー。2015年に『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞、2019年に『ザ・ロイヤルファミリー』で山本周五郎賞とJRA馬事文化賞を受賞。その他の著作に『95』『あの夏の正解』『店長がバカすぎて』『八月の母』などがある。

「2023年 『かなしきデブ猫ちゃん兵庫編  マルのはじまりの鐘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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