丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。 (1) (角川文庫)
- KADOKAWA (2017年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041062333
作品紹介・あらすじ
東京、丸の内。
本命の一流不動産会社の最終面接で、
大学生の澪は唖然としていた。
理由は、怜悧な美貌の部長・長崎次郎からの簡単すぎる質問。
「面接官は何人いる?」正解は3人。
けれど澪の目には4人目が視(み)えていた。
長崎に、霊が視えるその素質を買われ、
澪は事故物件を扱う「第六物件管理部」で働くことになり……。
イケメンドSな上司と共に、憑いてる物件なんとかします。
元気が取り柄の新入社員の、オカルトお仕事物語!
本当に、面白いんです!!!
感想・レビュー・書評
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東京・丸の内の本命一流不動産会社の最終面接。就活生の澪が面接官から聞かれたのは、「面接官は何人いる?」という簡単すぎる質問。澪は見た通り「4人です」と答えたが、実は面接官は3人しかいなかった?
幽霊が見える体質を買われ採用された澪は、事故物件を扱う「第六物件管理部」で働く事となった。
丸の内の不動産会社を舞台にした、オカルト×お仕事小説。
幽霊相手にぎゃあぎゃあ怖がりつつも、お人好しで前向き、頑張り屋な主人公が可愛いです。主人公の上司や友人など、周囲を取り巻くキャラクターも良くマスコット(?)の子犬も可愛い。というか、読み終わってからよくよく見たら、ちゃんと表紙の犬透けてるんですね。見返すまで気づかなかった……。
主人公たちは、あくまで不動産会社の社員であり、除霊などを生業にしているわけではないので、個々の物件で起こる心霊現象に対して出来るのは原因究明や説得くらい。全体的に優しい読後感ではあるのですが、そういった事情もあるので幽霊の未練に対しあまり深入りは出来ず少し物足りない、寂しい印象も残ります。
解決まではあっさりめではありますが、幽霊が出るシーンは思いのほか臨場感ありなかなか怖いです。キャラクター文芸のつもりで読んでいたので、そこは少しうれしい誤算でした。
主人公と上司の今後の関係の変化なども気になるので、続きも読みたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の学校は,朝読書というものがあるのですがその日たまたま本を持ってなくて友達からこの本を貸してもらいました!
最初は、幽霊と書いてあり変に現実離れして面白くないかなと先入観があったのですがすごく浮世離れしてるわけでもなく、自分もそういうゾワゾワするなという体験が書かれていて話の内容がずっと入ってくる感じでした!そして澪ちゃんという子が幽霊と話す場面がよくあるのですが、幽霊によっておびき寄せる方法が違くて今回はどんな方法で呼ぶのかな?と考えたりします!その幽霊が悲しい過去を持っていたり、まだ未練があったりしてそれを解決して、幽霊に感情移入する澪ちゃんがとても優しくていい子だなぁと思いました!
オカルト系が苦手な人も読みやすいと思うのでぜひ読んでみてください! -
夏だし怖そうな本を読んでみようと。。
実は超怖がりな私。テレビの心霊番組は絶対に見れない。
表紙が明るい感じだったので大丈夫と思っていたら怖かった!
霊が出てくる所で震えてました。
後半登場するマメ、抜けててコミカルな澪、ぶっきらぼうだけど頼りになる次郎さん。
登場人物のおかげで楽しく涼しく読めました。 -
タイトル通りの設定。
あまり怖くはないので夜にひとりでも読めます!
設定は良いのになにか腑に落ちなくて、
自分には合わない作品でした・・・。 -
内定と一から就活考えたら内定を取るよね
でもちゃんと書類は確認しなきゃね
でも霊感があるのにポジティブに考えてるなんて
でも第6で事故物件担当して自覚するなんてね
でも次郎さんとなんだか良い感じになってきてるのかなぁ〜 -
霊感ありの主人公澪ちゃんが就職したのは一流企業吉原不動産の第六物件管理部。所謂事故物件を扱う部署で起こる事件簿。軽く読み始めたのだけれど、怪異の表現が、脳内で映像変換すると意外と怖かった。実は吉原グループの訳あり御曹司だという澪ちゃんの上司、次郎さんだったり、美形エリートだけどちょっと残念な第一物件管理部主任の高木さんだったり。キャラクターも楽しく次巻にも期待。
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霊感が強いのを買われて、大企業の吉原不動産に就職した澪。事故物件を扱う第六物件管理部に配属されたけど、いるのはイケメンの長崎部長ただ1人。部長の友人で、すごく顔の良い高木さんも交えた3人で憑いてる物件を調査して行くお話です。結構ホラーな話もありますが、じわっとくる読後感です。
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話はテンポがよく、軽い感じなんだけど、
幽霊のところはちょっとゾクッとする感じもあってよかった。ホラー系の小説初めて読みましたが、このくらいだと入りやすかったです。
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タイトルそのままのお話。
幽霊は苦手だけど、軽い感じで読めるところが良かった。でも場面を想像すると怖い。
ホラーとユーモアがコラボしたハートフルさも良い。 -
2024.8.6