恋道行~こいのみちゆき~ (角川文庫)

  • KADOKAWA
3.11
  • (2)
  • (0)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 34
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041062487

作品紹介・あらすじ

お前のためなら、誰だって殺すぜ――。
切実に愛し合う男女の逃避行が、嵐を巻き起こす。
著者がどうしても書きたかった人情時代活劇、開幕!

不幸な生い立ちから悪事に手を染めるも、親切な絵草紙屋の主人に拾われ店番として更生した千七。
物語を楽しむささやかな生活を送っていたある時、茶立女のおゆきと出会い、運命的な恋に落ちた!
だが直後、おゆきに懸想する御家人崩れの久蔵が、ある裏仕事で入った大金で彼女を落籍してしまった。
救出に向かった千七は、諍いの末に久蔵を殺してしまう……。
追われる身となった二人の逃避行の行方は?
著者新境地の時代恋物語、開幕!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 恋道行シリーズの1作目
    2017.12発行。字の大きさは…中。

    絵草子屋こむろやの主人・山下官兵衛は、奉公人・千七があまりにも真面目なので、水茶屋の女と話して来いと小遣いを持たせて行かせる。茶汲み女おゆきと目が合った刹那。千七の体の中に雷が落ちたかのような衝撃がはしった。
    二度目に有ったとき、千七の体に、再び稲妻が走った。

    おゆきは、この男と思えば、鬼になり蛇になり傍らから離れず思いを遂げる。そんな空恐ろしさを含む、女の深情けである。そのおゆきが、落籍された。千七は…、あろうことか落籍した相手を殺す事となり、二人は逃げる事となる。

    殺した相手が五千両から一万両の金を隠した場所を記したものを持っていた…。
    二人はそんな事とは知らず、お宝の場所へと…。
    追う者たちは…。
    二人は逃げきれるか…。
    次回は、最終回である、結末は…。

    • seiyan36さん
      おはようございます。
      やまさんのレビューを読んで、岡本さとるさんの『居酒屋お夏』を読んだのと思い出しました。その時は図書館が開いていたので...
      おはようございます。
      やまさんのレビューを読んで、岡本さとるさんの『居酒屋お夏』を読んだのと思い出しました。その時は図書館が開いていたのですが、今は閉館中。図書館が開く日が待ち遠しいです。
      2020/05/05
    • やまさん
      seiyan36さん♪こんにちは。
      コメント♪有難う御座います。

      「居酒屋お夏」は、どうでしたか。
      感想に「目黒不動で居酒屋を営む...
      seiyan36さん♪こんにちは。
      コメント♪有難う御座います。

      「居酒屋お夏」は、どうでしたか。
      感想に「目黒不動で居酒屋を営むお夏が活躍する、人情小説シリーズの最初の作品。読後に爽快感がある。」と有りますが……。
      この本は、1冊目、2冊目までは、人情物語ですが3冊目から敵討ちが入って面白くなってきたのですが。私としては、途中から敵討ちより人情ものが良くなってきていた時に完結してしまいました。
      続編が待たれます。
      続けて読まれませんか、お勧めですよ。

      やま
      2020/05/05
  • 2023.06.15

  • 可愛い2人なのか恐ろしい2人なのかわかんない

  • 201712/岡本さとる作品が好みってのもあるけど、これまた面白いの出してきたな~!ちょっと短絡的すぎではと思う二人だけど、どこに向かうのか続きが気になる!

  • 岡本さとるさんの時代物の恋物語が始まりました。「恋道行(こいのみちゆき)」(2017.12)、テンポがいいです。絵草紙屋の店番の千七22歳と水茶屋で奉公中のおゆき18歳は恋仲に。二人を待ち受ける様々な危険と陰謀、恋のためには殺人すら厭わない千七とおゆき。千七の主、富田流(とだりゅう)小太刀の達人、山下官兵衛と千七の友人、金次は2人を助けることができるのか! 第2巻が待ち遠しいです。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

一九六一年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九十周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。その後フリーとなり、「水戸黄門」「必殺仕事人」などのテレビ時代劇の脚本を手がける。二〇一〇年、『取次屋栄三』で小説家デビュー。他に「若鷹武芸帖」「八丁堀強妻物語」「仕立屋お竜」などのシリーズがある。

「2023年 『明日の夕餉 居酒屋お夏 春夏秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡本さとるの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×