最後の晩ごはん 海の花火とかき氷 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 242
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041062548

作品紹介・あらすじ

兵庫県芦屋市。元俳優の海里の職場は、
夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。
人間だけではなく幽霊も常連客という不思議な店で、
それなりに楽しく働いている海里だが、
近頃気になる事があった。
誰かの気配と視線を感じるのだ。
気のせいと割り切って、
後輩の李英と芝居を見に行った帰り、
海里は「シネ」という言葉とともに突き飛ばされる。
その犯人は、視線の持ち主でもある「重い女」の幽霊、フミで……。

癒し系お料理青春小説第9弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ、第9弾。
    今までで一番主張が激しい“お客さん”?!

    消え入りそうで…寂しそうで…
    言いたいことがあるのだけれど、はっきり話すこともできなくて…「ばんめし屋」の片隅に座ることでかろうじて、心残りがあることを主張できる。
    今までのお客さんはそんな感じでした。

    この子すごいな!
    私が男だったら、彼女にしたくないな!(笑)
    しかし、海里も夏神さんもロイドも、本当にいい人たち。
    エピソードも盛りだくさんだし、動きも多いし、ドラマ化されたけれど(おめでとうございます)、このお話はアニメになったらおもしろそう。

    バターチキンカレー、早速作ってみたいです。

  • 兵庫県芦屋市。元俳優の海里の職場は、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。人間だけでなく幽霊も常連客という不思議な店で、それなりに楽しく働いている海里だが、近頃気になる事があった。誰かの気配と視線を感じるのだ。気のせいと割り切って、後輩の李英と芝居を観に行った帰り、海里は「シネ」という言葉とともに突き飛ばされる。その犯人は、視線の主でもある「重い女」の幽霊、フミで…。癒し系お料理青春小説第9弾!

  • 危ない幽霊相手にも面倒見の良い皆さん。高野豆腐のそぼろ美味しそう。

  • 誰かの気配と視線を感じた末に殺され掛けた海里からの、重くて間抜けで中々成仏が出来ない幽霊女性との交流。李英との観劇やばんめし屋仕事模様の日常さ、バターチキンカレーとナンの美味しそうな調理模様等、安定の魅力。過去のラジオトークでのドヤ顔や偉そうさはつらいけれど、現在の海里が恥ずかしがっているのが救い。

  • 連作短編っぽい作品だと思ったら、今回は一人の可哀相な幽霊さんが成仏するための一作品、それはそれでなかなかおもしろかった。ロイドとの関係はとても心温まり、ちりばめられる常連さんとの関わりも味わいがあっていいなあと思った。最終的に海里君は俳優に戻るのだろうか、淡海先生の次回作(海里君をモデルにした作品)など楽しみ。

  • 最後の晩ごはん、9作目。
    「思い出の元カレのカレーを食べたら成仏できそうな気がする!」ってまるで物語の趣旨を見通してるかのような幽霊の台詞。かなり自己主張の激しい幽霊だった。今回はかき氷というよりもカレーの方がメインだったような?バターチキンカレー食べたい。あと序盤で海里が作っていた高野豆腐をそぼろにした三色丼もおいしそうだったなぁ。プランターで枝豆を育ててみたくなりました。
    役者への道も諦めきれない海里。ロイドとの絆も深まってよかったです。

  • 中身があるようでないような…いや、あったのかな?
    楽しく気楽に読めました。

  • 何だかたびたび見られている感がすると思ったら…!

    夏っぽく、怪談話のような登場です。
    恐るべきは、女の執念…。
    とはいえ、話を聞いていると、何故そのまま
    引っ付いて帰宅しなかったのか、と聞きたい。
    それならば、相手の顔までも確認したあげく
    何かできた気がするのですが。

    彼女によって、メガネとの繋がりも深まりました。
    TVでは、作家さんが放送されてましたし。
    しかし、箝口令は長いです。

    今回はのっけから、美味しそうな料理が盛りだくさん。
    高野豆腐のそぼろが美味しそうでたまりませんし
    最後に出てきた大根カレーから、バターチキンカレーも。
    ただ…カロリーが高いわけが分かりました。

  • 海里が覚えのない幽霊から殺されかける話。
    最初は芸能人時代に知らぬうちに反感をもたれていたのかと思っていたら、まさかの人違い。
    それでも許してくれる海里はえらいです。
    さらにはその彼女の心残りまで取り除いて成仏できるようにいろいろと計らってくれるという、今芸能界に戻ったらかなり好感度高いいい存在になるのではと思うほど成長してます。
    いつ頃戻れるんでしょうか。それとも戻らない選択へ行くのか続きが気になります。

  • 海里の人の良さが滲み出て、ほっこり暖かな内容。
    ロイドとの絆も素敵。

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著者プロフィール

兵庫県出身。1996年「人買奇談」で講談社の第3回ホワイトハート大賞エンタテイメント小説部門の佳作を受賞しデビュー。その後発売された『人買奇談』に始まる「奇談」シリーズ(講談社X文庫ホワイトハート)が人気となりロングシリーズに。一方で、法医学教室の監察医としての経験も生かし、「鬼籍通覧」シリーズ(講談社文庫)など監察医もののミステリも発表。
著書に「ローウェル骨董店の事件簿」シリーズ(株式会社KADOKAWA)、「貴族探偵エドワード」シリーズ(角川ビーンズ文庫)など多数。人間味溢れる魅力的なキャラクター描写で読者の支持を集める。

「2018年 『亡羊の嘆 鬼籍通覧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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