- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041062654
作品紹介・あらすじ
霊感はさほど強くないはずだが、なぜか奇妙なできごとに遭遇してしまう著者。生首の髪を切る美容院、不意に出現した線香の灰、誰もいないはずの家で階段をのぼってくる衣擦れ、袋小路に向かって歩き去る人々――。「深入りは危険」とわかっていても、好奇心は止められない!飄々とした筆致で描きだされる風変わりなエピソードの数々は、ゾクリとする一方で、生命の儚さに想いを馳せさせる。山田太一氏、荒俣宏氏との対談も収録。『ノンフィクション作家だってお化けは怖い』を改題。
感想・レビュー・書評
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初読みの作家さんですが、読みやすくとても面白かったです。エッセイなので身近でリアルな感じもあり、また時々自虐も交えて親近感の湧くほっこりした文章で、不思議な怪談話が読めるのが好みでした。著者さんの他のエッセイも゙読んでみたくなりました。
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明確な起承転結があるのでもなく、ちゃんとオチておぉ怖いというのでもない怪談エッセイでしたが、それがとてもおもしろかった。読みやすかったのでスラスラページが進みました。
本当の怖い話ってなかなかちゃんとしたオチがないよな〜と思います。これまで2回お化けのようなものを見たり感じたりしましたが、そのどちらも後々こうだった!とか大したオチはなく、ただ見ただけ、感じただけだったので。
エッセイの本筋からは逸れますが、旦那さんの一言一言がなんだか可笑しかったですね。
同じ著者の別の怪談エッセイも読んでみたいです。
『ノンフィクション作家だってお化けは怖い』の文庫版 -
読んだことある、と思ったら文庫化にあたり改題したものだった。
文庫取り卸しの対談が面白い。 -
前に図書館で借りたときにはタイトルが違ったので気がつかないで購入。でも、また読みふけってしまった。工藤美代子さん、文章がするする入ってくるし読ませる。それに工藤さんがみた幽霊の人たちはみんなどことなく寂しい。工藤さんが説明すると旦那さんがそんなのあり得ないって感じで対応するのもいいなーって思う。他の幽霊の話も読んでみたいです。
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ノンフィクション作家ってとこがいい