霧笛荘夜話 新装版 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 43
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041063194

作品紹介・あらすじ

とある港町、運河のほとりの古アパート「霧笛荘」。誰もが初めは不幸に追い立てられ、行き場を失ってここにたどり着く。だが、霧笛荘での暮らしの中で、住人たちはそれぞれに人生の真実に気付き始める――。

感想・レビュー・書評

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  • 港にほど近い場所に建つ霧笛荘。老婆大家が語るかつて各部屋に住んでいた住人たちの物語短編集。

  • 軽い浅田次郎もいいね。
    胸いっぱいになったり、涙が溢れることはないが、ダメな人間たちが、本当の人間の幸せに気づいているというのは、そうなんだろうと思う。

  • 霧笛荘は港町の運河のほとりにあるおんぼろアパート。
    部屋数が6つ、半地下・中2階という不思議な構造で
    保証人も敷金礼金も不要。
    纏足の老女・太太が大家。
    人生に行き詰った過去に曰くのある人たちが住んでいる。

    最初の1話だけなら?「(ーヘー;)ん…って思ったけど
    続けて読むうちになんか切ないって言うか哀しいって言うか…
    部屋の数だけ人生色々だね。
    傍から見ればどん詰まりの人生に見えるけど、
    その人じゃないと分からないモノや優しさがある。
    不器用だけど自分に正直なアパートの住人たちの連作短編。

  • 読んでるうちにいつの時の話をしているのかふとわからなくなり、眉子が死んでからの話のはずなのに地上げの時はまだ生きている。物語の初めから眉子とカオルになるまでが何だか雰囲気が違い過ぎてびっくりでした。

  • 相変わらずの浅田節。
    マジで号泣。ダメだなぁ。
    浅田さんって、人間の良いところにもダメなところにも等しく光をあてて、「ダメなところも長所になるからね」って言ってくれてる気がして。
    たぶんそこがツボなんだろうなぁ。

    今の世の中、ダメなものはダメで徹底的につぶしにかかる風潮だけど、浅田作品は救いになります。
    そして只のお涙頂戴ストーリーにしないところも大好き。
    ハッピーエンドっぽいバッドエンドなところとか。
    要はツボなんですきっと。

  • 部屋の数だけ物語があり、それぞれが泣かせるね~。
    最後の方が俗っぽい感じがしたね。

  • 1回読んでたわー。
    やーらーれーたー。

    「新装版」て見たときにムム・・・って思ったんだよな。
    でも、まさか、と。
    おそるべし「新装版」マジック。

    しかも、半分ぐらい読んで気づくという。

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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