- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041063347
作品紹介・あらすじ
「ケチは美徳」「嫁いじめを復活させよ」「嫌がらせをすべし」……。斜めに、鋭く社会を見つめる文豪は、軽妙につぶやく。すすめるのは“力を抜いていい加減に生きる”こと。「明日出来ることを、今日するな」をモットーとし、「人生どうせチンチンゴミの会」と言い放ち、「男の美点は女にはわからない」とぼやく。親友・北杜夫氏との痛快な「ケチ合戦」など、全編笑いにみち、人生を気楽にしてくれるユーモアエッセイ。
感想・レビュー・書評
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夜。深更。
その日いちにちかけて己が念入りに晒した痴態を寝床で思い出す。
頭蓋骨一面に恥づかしさの黒い花が咲き誇り、たまらず呻く。
声ならぬ声で、地球上の有象無象を相手どって罵詈雑言をつぶやく。
花を踏みつける狼藉に汲々としているうちに、眠りに落ちる。
隠し通してきたはずの自意識いんへるの。孤狸庵先生の目にはバレていた。
脱獄こそできなくても、先生の文章をつうじた自省にはなる。いまは穏やか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
笑える作品です
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2歳の娘に選んでもらった本
視点が面白い
しかし、父にこれを勧めるとは・・・(もちろん内容やタイトルを分かって選んだ訳ではないが) -
気楽に読める。
深い河と一緒に買ったが、そのギャップが激しい。
自分を社長と思いこんでふるまう人の話は面白かった。
著者プロフィール
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