ぐうたら生活入門 改版 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041063347

作品紹介・あらすじ

「ケチは美徳」「嫁いじめを復活させよ」「嫌がらせをすべし」……。斜めに、鋭く社会を見つめる文豪は、軽妙につぶやく。すすめるのは“力を抜いていい加減に生きる”こと。「明日出来ることを、今日するな」をモットーとし、「人生どうせチンチンゴミの会」と言い放ち、「男の美点は女にはわからない」とぼやく。親友・北杜夫氏との痛快な「ケチ合戦」など、全編笑いにみち、人生を気楽にしてくれるユーモアエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 夜。深更。
    その日いちにちかけて己が念入りに晒した痴態を寝床で思い出す。
    頭蓋骨一面に恥づかしさの黒い花が咲き誇り、たまらず呻く。
    声ならぬ声で、地球上の有象無象を相手どって罵詈雑言をつぶやく。
    花を踏みつける狼藉に汲々としているうちに、眠りに落ちる。
    隠し通してきたはずの自意識いんへるの。孤狸庵先生の目にはバレていた。
    脱獄こそできなくても、先生の文章をつうじた自省にはなる。いまは穏やか。

  • 笑える作品です

  • 2歳の娘に選んでもらった本

    視点が面白い

    しかし、父にこれを勧めるとは・・・(もちろん内容やタイトルを分かって選んだ訳ではないが)

  • 気楽に読める。
    深い河と一緒に買ったが、そのギャップが激しい。

    自分を社長と思いこんでふるまう人の話は面白かった。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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