いつかの人質 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.26
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本棚登録 : 496
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041063392

作品紹介・あらすじ

宮下愛子は幼いころ、ショッピングモールで母親が目を離したわずかなすきに連れ去られる。それは偶発的に起きた事件だったが、両親の元に戻ってきた愛子は失明していた。12年後、彼女は再び何者かによって誘拐される。一体誰が? 何の目的で? 一方、人気漫画家の江間礼遠は突然失踪した妻、優奈の行方を必死に探していた。優奈は12年前に起きた事件の加害者の娘だった。長い歳月を経て再び起きた、「被害者」と「加害者」の事件。偶然か、それとも二度目の誘拐に優奈は関わっているのか。急展開する圧巻のラスト35P! 文庫化に当たり、単行本から改稿されたシーンも。大注目作家のサスペンス・ミステリー。(解説:瀧井朝世)

感想・レビュー・書評

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  • うーん...(´•ω•`)な作品でした。
    あらすじを読んでから読み始めたので物語の始まりは うんうんここからどーなるのかな///と、ワクワクしておりました。
    1/3くらいからでしょうか、そんな偶然あっていいの?いや、これは偶然ではなく伏線なんだ!そうじゃないと余りにもそりゃないぜ..だもんね!
    なんて自分の中の「??」が膨れ上がり、結論から言うと本当にそのままの処理で拍子抜けしました。
    ポっと出の(やや)重要人物程萎える要素はありません(´•ω•`)
    又、登場人物の言動も 悲劇のヒロイン&ヒーロー達 感が否めず ここのモヤりもいつか払拭してくれるん..だ...よね...??の調子で読み続け
    頷けるような捻りもないまま物語が終了してしまったのはとても残念でした。
    話題の作家さんとの事で期待値が大きかったのも酷評の要因かもしれませんが、「私の休日を返せ...」と嫌なセリフが芽生えたのも致し方無しな作品でした(´•ω•`)

  • 宮下愛子は幼い頃、偶発的に起きた誘拐事件に巻きこまれ失明してしまう。そして12年後、彼女は再び何者かに連れ去られる。いったい誰が、何の目的で?一方、人気漫画家の江間礼遠は突然失踪した妻、優奈の行方を必死に捜していた。優奈は誘拐事件の加害者の娘だった。長い歳月を経て再び起きた「被害者」と「加害者」の事件。偶然か、それとも…!?大注目作家のサスペンス・ミステリー。

  • 誘拐される少女のパートと漫画家の妻探しのパートが同時並行に描かれていくので、必然これらが最後どのように交わるのかを期待しながらの読書となる。誘拐のホワイダニットには、なるほどね、とまぁまぁ肯ける解答が用意されていた。
    でも作中の様々なモヤっとするシーンにほとんどフォローがあてがわれないまま、終盤へ。エピローグではどうも作者由来と思しき感傷的な自慰のような展開へと落とし込んでいってしまったので、読後は何だかモヤっとしたままではある。
    プロローグは本当に面白かったので、第一章それはさておき、みたいな感じで話が飛ぶところから、ちょっと浮いてる感じはあったかも。惜しい。

  • トリックや謎に関しては引き込まれるように面白い作りでした。
    途中途中で既視感があったりで推理したくなるような場面が楽しかった。

    ただ、シンプルに長くて読むのが疲れた。
    1部伏線らしきものがあったけど、回収されずに終わって謎のままでした。

    ミステリーの話の中でも夢のテーマにしてる点は共感する部分も多く、ストーリーとは別に面白かった。

  • 芦沢央さん、2戦目、ファイト!カーン。私の中でイヤミスの女王、今回もどんでん返しを期待!1度目の連れ去り事件で愛子が失明する。犯人は親子(母娘)であり、愛子を自宅へ連れて行き階段から落としてしまった。12年後、犯人は先ほどの犯人の娘の旦那、失踪した娘を警察に探してもらうために愛子を連れ去る。今回の話しは未成熟な親に育てられた不幸な子どもの物語で、連れ去る設定には相当無理があったかな。2回の連れ去り事件で愛子の成長が垣間見えた部分もありましたが、それ以外はハートをキックしなかった。0勝1敗1引き分け。

  • 複数の視点で描かれているけど、愛子以外応援できるキャラがいなかった。圧巻のラスト?うーん…。

  • 誘拐された事になってしまった少女は、偶然に失明してしまう。
    そして12年後、今度はきちんと誘拐されてしまう。

    最初は偶発的に、でしたが、12年後の誘拐。
    何が目的? というのもありますが
    重要参考人は行方知れず。

    その夫はぼんやりとしているというか、淡々としすぎていて
    けれどこういう人物、のように周囲に語られているので
    そこまでの違和感はなし、という感じです。
    それが読み進めていくと、まったくの違和感なく
    このためか、という納得の方が強くなりました。
    この夫婦はちょっと変と言うか、確かにいびつな感じがします。

    しかし誘拐された少女。
    必死になって考えたのも、場所が場所だったのも
    良かったかと。

  • 面白かった。
    結構読みやすくてすらすら読めた。

    愛子は頭がいいなと変に感心してしまった。

  • この人の本は割と全部似たようなテーマだけど、毎回楽しく読めます。一度読んだだけでは、ん?となってしまい、何度か読みました。理解すると、あ、凄いとなります。

  • かつて誘拐(故意ではなかったが)の被害者だった少女が、またも誘拐の被害に遭う。
    現実的にはまあ、あり得ない設定に興味を惹かれ、頁をめくる。
    囲われた場所から何とか脱出しようと試みる少女(一度目の事件でほぼ視力を失っている)の懸命な試みに、何とか頑張れと、つい感情移入して,頁をめくってしまう。
    解説によると、著者は動機やトリックから「逆算」して物語を作るのだそうだ。筋書きの破綻のなさに、なるほどと納得。
    しかしこの場合の、犯行の動機と、犯人の過酷なまでの被害者への危害に、必然が無いように思う。そこまでするかと、違和感を抱いてしまうのは、読み手ばかりではないだろう。
    もちろん、それでこの作品の価値がマイナスになるということではないが。

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著者プロフィール

芦沢央(あしざわ よう)
1984年生まれの作家。千葉大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2012年『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。『罪の余白』は2015年に映画化された。その他代表作に、2016年版「週刊文春ミステリーベスト10」第7位、「このミステリーがすごい!」2017年版第5位、第38回吉川英治文学新人賞候補『許されようとは思いません』、そして第32回山本周五郎賞候補および本屋大賞ノミネート作となった『火のないところに煙は』など。2019年8月28日、『カインは言わなかった』を刊行。

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