かんかん橋の向こう側 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041063408

作品紹介・あらすじ

父の亡き後、常連客に支えられながら残された食堂『ののや』を守リ続ける継母の奈央と高校生の娘真子。客の笑い声があふれる店にある晩、新顔の青年が現れる。東山と名乗るその男は、ネットで評判の小説を読み、その舞台になっている『ののや』と登場人物のモデルを見にやって来たという。「小説? ののやが?」「いったい誰が?」みなの驚きをよそに、すっかり気に入って町に滞在する東山。しかし間もなく、胡散臭い探偵が町にやってきて……。「人は帰る場所があるから、旅立つことができる」小さな食堂を舞台に、毎日をせいいっぱい生きる人々の絆とそこから巣立っていく少女の成長を描いた傑作長編!

感想・レビュー・書評

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  • 実際には存在しないけどホント心に響いてくるようなかんかん橋。
    そこで織りなされる人間模様がとてもとても心地よかった。支え合って生きていくことの大切さを教えられたお話。
    続編だったのはご本人の解説読むまで知らなかったなぁ。
    小さい頃の真子ちゃんどんななんだろう。楽しみ。

  • 地方の温泉街・津雲にある定食屋『ののや』での出来事が人間味溢れるキャラクターで彩られた一冊でした。

    今の日本の地方都市でこんなに温かみのある風景は存在しているのかな?してるといいな。と思った一冊でした。

    登場人物で和久が印象でした。ひどい体験をしても、帰れる場所があるというのは本当にかけがいのないことだと感じ入りました。

  • 青春小説の様なミステリー小説の様な…
    登場人物のひとりひとりが個性的で繊細に丁寧に描かれている。少し会話がくどく感じる箇所があった。

  • 面白いとは思うんだが登場人物のやりとりの言葉がキツくて読むのがしんどくなって途中でやめてしまった。
    ぽんぽんがズケズケに聞こえたのは読み手の私が疲れてるからかもしれない。

    機会があれば元気な時に読み直したい。

    表紙が可愛くて綺麗です。

  • あさのあつこさんの作品を初めて読みました。

    ユーモアに富んだストーリーで、飽きることなく最後まで読むことができました。

    ただ主人公が高校生ということと、設定(舞台となっている街やストーリー展開)が架空と現実の間くらいに感じられるということで、年食ってる自分には感情移入はあまりできなかったですが(^_^;)

    前作や続編もぜひ読みたいです。


  • 20冊

    最後の最後に続編だったんかい!って気づいた。

    でも、とても面白かった。
    あさのさんの文章は情景がとてもきれいに見える。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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