- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041063446
作品紹介・あらすじ
無口で人づきあいが苦手な理系女子のシーノは就職にあぶれ、就職相談員・蛇足軒の秘書になった。日々やってくる妙な求職者たちに、鮮やかな詭弁で適職を与えていく蛇足軒。それを見ているうちにシーノは……
感想・レビュー・書評
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世界観も文章体も嫌いではないけれども、既視感というか、何か物足りなさを感じる。
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家元は、何となく佐々木蔵之介さんで再生された。なんというか、いろんな方面で予想を裏切られて、不思議な余韻が残るお話だった。
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2014年5月角川書店から刊行された「就職相談員蛇足軒の生活と意見」に加筆修正を行い2018年2月角川文庫刊。5つの連作短編。不思議な能力を持つ人の就職先を決める就職相談員とその秘書になった理系女子のお話。人工知能の就職相談というのもあって、笑ってしまいました。人を活かせる仕事はあるもんだと言うことを語る、軽い世界のファンタジーです。
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大学院を出て博士号をとったものの就職に恵まれず、ハローワークに通うものの特殊な専門性のため、役立てる仕事がない。
偶然にも秘書として働く事になったのだか、そこはなんとも不思議な家元で、しかもその家元、職安特命相談員もボランティアでやっているがために次々訪れる特殊求職者たち。
いったい彼女は希望の職にありつけるのか! -
正直、創元SF文庫の『あがり』を読んだ時は、こういう方向に行くとはまったく予想していなかったが、光文社文庫から出た『代書屋ミクラ』も含めて、この路線の方が好きになってきた……。
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う、特殊な世界の描写で、何事かを語ろうとする(あるいは何も語らないことが狙いの)ファンタジーであった。詠み終わってから、解説者=新井素子、に気づいた。