- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041063460
作品紹介・あらすじ
第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作。かつてこんなにも凄絶で美しいエンディングがあっただろうか――選考委員も絶賛した、生と死、夢と絶望が同居する混沌とした街で繰り広げられる、壊れたながらも究極に美しいボーイ・ミーツ・ガールの物語。
感想・レビュー・書評
-
グ、グロいならそうと言っておいてくれ……。
そういう描写はお上手でした。最終的にどいつもこいつもというか。ありがちっちゃありがち。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朽ち果てるまで….
-
殺人、クスリ、女と警察をはじめとする国家が関与しないインモラルな街イタギリで死体回収屋の少年晴史(はるふみ)が物売りで似顔絵描きの少女シズクと仲を深めていく物語。作者の坊木椎哉の博識さが文章から見て取れる。また、ワードセンスも彼特有のものを感じさせる(「珊瑚色の唇からこぼれたのは、落ち着いた調子のソプラノだった」など)。泥水を啜りながらも懸命に足掻き生きる主人公を見たい人は読みとよいでしょう。
-
『娯楽』★★★★☆ 8
【詩情】★★★★☆ 12
【整合】★★★☆☆ 9
『意外』★★★☆☆ 6
「人物」★★★★☆ 4
「可読」★★★☆☆ 3
「作家」★★★★☆ 4
【尖鋭】★★★★☆ 12
『奥行』★★★★☆ 8
『印象』★★★☆☆ 6
《総合》72 B-