きみといたい、朽ち果てるまで (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041063460

作品紹介・あらすじ

第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作。かつてこんなにも凄絶で美しいエンディングがあっただろうか――選考委員も絶賛した、生と死、夢と絶望が同居する混沌とした街で繰り広げられる、壊れたながらも究極に美しいボーイ・ミーツ・ガールの物語。

感想・レビュー・書評

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  • グ、グロいならそうと言っておいてくれ……。
    そういう描写はお上手でした。最終的にどいつもこいつもというか。ありがちっちゃありがち。

  • 朽ち果てるまで….

  • 殺人、クスリ、女と警察をはじめとする国家が関与しないインモラルな街イタギリで死体回収屋の少年晴史(はるふみ)が物売りで似顔絵描きの少女シズクと仲を深めていく物語。作者の坊木椎哉の博識さが文章から見て取れる。また、ワードセンスも彼特有のものを感じさせる(「珊瑚色の唇からこぼれたのは、落ち着いた調子のソプラノだった」など)。泥水を啜りながらも懸命に足掻き生きる主人公を見たい人は読みとよいでしょう。

  • 『娯楽』★★★★☆ 8
    【詩情】★★★★☆ 12
    【整合】★★★☆☆ 9
    『意外』★★★☆☆ 6
    「人物」★★★★☆ 4
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★★☆ 4
    【尖鋭】★★★★☆ 12
    『奥行』★★★★☆ 8
    『印象』★★★☆☆ 6

    《総合》72 B-

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著者プロフィール

1975年新潟県生まれ。新潟大学中途退学、現在会社勤務。2015年 ジャンプホラー小説大賞「ピュグマリオンは種を蒔く」で銅賞を受賞。16年「黄昏色の炎と213号室の雫」で、第23回日本ホラー小説大賞優秀賞を受賞。改題した『きみといたい、朽ち果てるまで』でデビュー。同日に集英社より『この世で最後のデートをきみと』を発売し、話題となる。

「2018年 『きみといたい、朽ち果てるまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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