南国太平記 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 83
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041063477

作品紹介・あらすじ

明治の夜明けも近い幕末、薩摩藩主島津斉興の世子斉彬と、わが子久光を藩主の座につけたいと願う斉興の愛妾お由羅の方との間に激しい抗争が巻き起こる。薩摩の御家騒動を描く、著者の代表作。

感想・レビュー・書評

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  • 益満 P542~543
    斉彬 P544~546

    ページいっぱいに、一気に書かれていた。
    セリフが熱い。気迫が伝わる。気持ちが溢れている。

    「下」を読むのは今からだけど、多分、この数ページの二人の会話が、この本の主題な気がするくらい、意味深い会話でした。

    理解してくれる人が一人でもいる。
    そのことの確かさは勇気を与えてくれる。
    ただ、それは時代がうねる瞬間は、悲哀も生む。

    生きるというのは、とても簡単で、ただただ難しい、ですね。

  • 2/24は「南国忌」 直木三十五の忌日
    「南国忌」という呼び名のもととなったのは、
    彼の作品『南国太平記』。10度も映画化されました。

  • 直木賞の直樹三十五さんの代表作

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著者プロフィール

1891年生まれ。1934年没。小説家、また脚本家、映画監督。早稲田大学英文科中退。 1923年『文藝春秋』の創刊に参加して文壇ゴシップ欄を担当。毒舌で話題を呼び,『由比根元大殺記』 (1929) ,『南国太平記』 (30~31) の成功で流行作家となった。32年には「ファシズム宣言」をし,国策的傾向の強い『日本の戦慄』で文壇に波紋を投じた。現在、エンターテインメント系の作品に与えられる直木三十五賞(通称「直木賞」)は、彼に由来する。

「2017年 『南国太平記 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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