透明カメレオン (角川文庫)

著者 : 道尾秀介
  • KADOKAWA (2018年1月25日発売)
3.69
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041063521

作品紹介・あらすじ

ラジオパーソナリティの恭太郎は、素敵な声と冴えない容姿の持ち主。バー「if」に集まる仲間たちの話を面白おかしくつくり変え、リスナーに届けていた。大雨の夜、びしょ濡れの美女がバーに迷い込み、彼らは「ある殺害計画」を手伝わされることに。意図不明の指示に振り回され、一緒の時間を過ごすうち、恭太郎は彼女に心惹かれていく。「僕はこの人が大好きなのだ」。秘められた想いが胸を打つ、感涙必至のエンタメ小説。

透明カメレオン (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ラジオパーソナリティーの桐畑恭太郎が通うバーifに三梶恵が入ってきて、恭太郎が騙したことで彼女の問題に巻き込まれる。仲良しの個性的なバーのメンバーも恵のために協力して、騒動を巻き起こす。嘘と真実を織り混ぜた楽しく聞かせるラジオ放送の陰に救われない真実が隠されている。

  • いや、これはスゴイ(^ ^;
    いきなり引き込まれる序盤、
    息をもつかせぬ展開の中盤、
    様々なナゾが解きほぐされていく終盤、
    そして最後の最後にそう来るか、と(^ ^;

    本作は、ミステリであり、ユーモア小説であり、
    また同時にアクションでもサスペンスでもあり、
    最後に明かされる「真実」の重さと来たら...(^ ^;
    思わず涙腺が崩壊させられてしまう(^ ^;

    とても読みやすいし、構成はとても緻密。
    「そんなものが伏線だったのか!?」と驚く
    細かいものまできちんきちんと回収してある(^ ^
    「んなアホな」と突っ込みたくなる部分も多いが、
    それが許される「世界観」がきちんと構築されている。
    だから安心して読み進められる...と思っていると、
    最後の最後にどでかいどんでん返しが(^ ^;

    本作には、明確な「オチ」がない。
    この後、この二人はどうなったんだろう、
    常連のメンバーはその後どうしたんだろう...と、
    創造力をかき立てられたままのエンディング。

    いやもう...こいつはスゴイっす(^ ^;

  • 裏表紙のあらすじに「秘められた想いが胸を打つ」との文章があったので、てっきりそれは主人公キョウちゃん(桐畑恭太郎)が、ヒロインであるケイさん(三梶恵)に対して抱く、恋慕の情かと思っていた。しかし違った。とても深い哀しみと、限りない優しさが込められた想いだった。ミステリーで泣いたのは東野圭吾『眠りの森』以来のことです。

  • やっぱり、道尾秋介氏ですね。
    物語の構成、展開、動機付け
    まったくもって、引き込まれてしまった。

    それにしても、「しようか」とは・・・
    若い男女がベットに腰掛け、「しようか」と言われたら・・・
    当然、想像してしまいます。
    しかし、それも伏線とは!

    登場人物がそれぞれの過去に、それぞれの悲しみを抱え、そして常連となる。
    そして共に戦ってゆく。友達の為に・・

    しかし、そんな簡単にラジオなんて作れるのか?

  • 2018/04/01

  • ラジオパーソナリティの主人公が出会う不思議な女性。行きつけのバーの常連客とともに巻き込まれる事件。
    ラジオ放送で主人公が話す内容で、常連客の人となりを紹介していく流れはよかった。不思議な女性が巻き込んでいく出来事もどういうことなのか、先を読み進めたくなった。途中まではかなりテンポよく読むことができ、かなり楽しめたと思う。
    でも、ラストが消化不良。モヤモヤする! 続編でもあるならまだいいのだが。

  • 2018/3/28

  • 1/5くらい読んだとこで、地下鉄の降りる駅をすっ飛ばすくらい面白くなって仕事の行き帰りによむのが楽しみになった。
    残すとこ1/5くらいになったとき、ふと、疲れてしまった。

    でも最後の最後で、泣いてしまった。
    人であれば、きっと泣く。

    ラストもとても好き。

    必ずいつか。という言葉。
    生きている生きようとしてる証みたいな。

    みんな、懸命に生きてる。
    光を与え与えられて。

  • まるでお約束のように、素敵な声の持ち主だけど冴えない容姿のラジオパーソナリティ。巻き込まれたドタバタにアワアワしながら向き合っていく。ずーっとドタバタしてて最後に痛快に終わる!! と思ったのに……途中で時々シンとしてたのが最後のこれは…… 泣いてしまいましたよ

  • 主人公の性格が、決断力がない自信が無いなどはよくありますが、まあ、そういう設定だからか、物語の進行までもがもたついた印象がありました。
    どんどん読ませる内容、というわけではなかったように思います。
    かといって、途中で読むのをやめたくなるということもなかったのですが。
    ラジオで放送された内容や、一度出てきた話を再度説明する部分などが完結な書き方なので、読んでいて苦痛という感じは一切ないのは、著者の力ですね。
    個人的にはもっとほかの作品を読みたかったなという感じです。

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