ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人 (角川文庫)

著者 : 中山七里
  • KADOKAWA (2017年11月25日発売)
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  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041063576

作品紹介

少女を狙った前代未聞の連続誘拐事件。身代金は合計70億円。捜査を進めるうちに、子宮頸がんワクチンにまつわる医療界の闇が次第に明らかになっていき――。孤高の刑事が完全犯罪に挑む!

ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 子宮頸がんワクチンの副反応をテーマにした社会はミステリー。
    結末は、途中からある程度予測可能。異名の「どんでん返しの帝王」の技は、十分とは言えないが、けっして作品の質を貶めるものではない。
    厚労省と製薬会社、そして医療関係者のトライアングルに、鋭いメスを入れた著者の意気込みに讃辞を表したい。
    『アポロンの嘲笑』では原発問題を、本書では子宮頸がんワクチン問題を取り上げている。
    これからも、著者が何をテーマに作品を作り上げるのか、興味を持って見守っていきたい。

  • 子宮頚がんワクチンのことを知りたくて、この本にたどり着いた。副反応で苦しむ少女が日本中にいるのに、ワクチンとの因果関係を認めようとしない厚生省。著者は、日本の良き未来のためにこの本を書いたのだと思う。フィクションと書いてあるが、それだけではないと私は思う。この問題提起を一国民として、しっかり受け止めたい。

  • 子宮頸がんワクチンを題材としたミステリー。
    実際、何年か前にニュースにもなっていたけど、ワクチン接種を推奨した側の対応に憤りを感じる。
    犯人側を応援してしまいたくなる。

  • 子宮頸がんワクチンの副反応について、世間に問いただしているような。ミステリー要素よりも、女性してはこちらが気になって夢中で読んだ。被害者の多さと症状の重さを知らされた。こんなにひどかったなんて。

    犯罪を起こして世間を騒がせないと、医師会・厚生省は動かないの?みんな責任逃れ。擦り付け合い。偉くなればなるほどひどさが増すね。

  • この本のピークは、
    「三つ目の事件が起きたとき」である(-.-)

    身代金受け渡し場面は割と良くある感じだし、
    謎解き部分もそれほど盛り上がらない。
    解説でも心配されているが、
    視点があまりに片寄っているか?

    相棒に嫌われてる理由も良く分からず、
    全体的にやや中途半端な印象。
    残念f(^_^;

  • 一 失踪/二 確執/三 拡大/四 追跡/五 記憶/エピローグ

    記憶障害の少女の行方不明から始まった事件。真犯人はこの人か? いやあの人か? やっぱりその人かも… と思っていたら、え〜〜っていう人!!でも納得。
    子宮頸がんワクチンが原因かもと思われる障害を負った少女たちはどうしたらいいのか? 製薬会社と医師と厚労省、三者に誠意はあるのか

  • どんでん返しミステリィを通じ,社会に医療テーゼを投げかける.どちらも中途半端にならず,矢張り読み応えがある.

  • 得意のどんでん返しに物凄いインパクトがあった訳ではないけれど、薬害問題と誘拐事件の絡ませ方、発展のさせ方が実に上手い。解説が寒すぎて、最後に水を差されたのには不満が残る。

  • 記憶障害を患った15歳の少女、月島香苗が街中で忽然と姿を消した。現場には「ハーメルンの笛吹き男」の絵葉書が残されていた。その後少女を狙った誘拐事件が連続して発生、被害者は、子宮頚がんワクチンの副反応による障害を負った者と、ワクチン推進派の医師の娘だった。そんな中「笛吹き男」から、計70億円の身代金の要求が警察に届く。少女の命と警察の威信を懸け、孤高の刑事が辿り着いた真実とは―。人気シリーズ第3弾!

    一つのテーマで、ここまで押し通すのはなかなかのものだが、今回はツイストが決まらず、残念。

  • 中山七里の文章は、なんとなくザラザラしていて味気なく正直あまり好きなタイプではない。それでも何故読むのかというと、ストーリー展開が絶妙。 いいタイムンぐでひっくり返してくれる。

    本書でも犯人が身代金を要求しだしてからが残りの展開が予測できたけれど、それ以前は全く予測できなかった。 事件が起きた前後のある人の行動が不審に思い、その人が事件に裏で繋がっているのはわかったけれど、実行犯と黒幕まではわからなかった。

    また今回も楽しくだませらました。

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