ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 3366
感想 : 364
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041064290

作品紹介・あらすじ

幸せな新婚生活を送る田原秀樹のもとにやってきた、とある来訪者。そこから秀樹の周辺で様々な怪異―後輩の不審死、不気味な電話―が起こる。愛する家族を守るため秀樹は比嘉真琴という霊能力者を頼るが!?

感想・レビュー・書評

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  • レビューを拝見して、読みたくなった本です。ありがとうございます。

    第22回日本ホラー小説大賞受賞作。

    「あれ」と呼ばれるぼぎわんって何だろうと思いました。
    昭和の終わりに小六の夏休みを迎えていた私(秀樹)は大阪の下町の母方の祖父母の家で留守番をしていると、死者の名(祖父の銀二)を呼ぶ訪問者(ぼぎわん)に呼ばれます。

    そして32歳の現在になり、上井草のマンションで妻の香奈と娘の知紗と暮らしていますが、そこへまた現れたのです。死者の名を呼ぶあれ(ぼぎわん)が…。
    最初の方は怖いなと思いました。
    スマホの中から声がしたり(スマホ買ったばっかりだったし)。
    住所が上井草だったし(昔、住んでいたし)。
    新幹線のトイレの中にやってくるところなんか、リアルで、もう新幹線に乗りたくないと思いました。

    人の心のスキマに入り込む化け物ぼぎわん。
    そして、第一の被害者のあとにも、第二、第三の被害者が出ます。
    でも、巫女の真琴の姉で、やはり強力な力を持つ琴子が出てきて、もう大丈夫だろうなと思いました。

    でも、最後に「あれ」が「ああ」なって、ラストシーンは一見、穏やかな団らんですが、場所は上井草だし、やっぱり怖かったです。

    • hiromida2さん
      まことさん、こんにちは!レビューを読み返して頂くほどの感想ではなかったけど(^^;;
      ありがとうございます。
      そうですか⁉︎松たか子さんのフ...
      まことさん、こんにちは!レビューを読み返して頂くほどの感想ではなかったけど(^^;;
      ありがとうございます。
      そうですか⁉︎松たか子さんのファンでいらしたのですね(^。^)
      私のイメージの中では、あの映画は松さんの醸し出す存在だけが、印象に残っています。
      あの台詞だけは、怖かった!後は気持ち悪いって印象が、映像だけをオーバーに頼ってる感がして引いてしまう部分もありました。
      しかし、まことさんのレビューを読んで、上井草に居た事があるという関係性で余計に怖いって気分になるのは、とても伝わりました
      新幹線のトイレやスマホにまで敏感になられる繊細な気持ちも(笑)本人にとったら笑い事ではないでしょうけど…。
      2020/10/15
    • まことさん
      hiromida2さん。こんばんは。
      返信ありがとうございます。
      松たか子さんは大好きな女優さんです。
      レンタル屋さん近くにないので、...
      hiromida2さん。こんばんは。
      返信ありがとうございます。
      松たか子さんは大好きな女優さんです。
      レンタル屋さん近くにないので、観られないのが残念です。
      映像でみたら、確かにホラー系の作品は気持ちが悪いでしょうね。
      上井草では、夕方の5時になると、「夕焼け小焼け」の音楽まで流れるのですよ。
      あそこは、もう一人でいけなくなりました。
      あの音楽聞くとただでさえドーンっときます。
      特に、今ごろの季節は夕方が淋しいですよね~。
      寒くなってきましたので、hiromida2さんもご自愛くださいね(*^^*)
      2020/10/15
    • hiromida2さん
      まことさん、ありがとうございます。
      度々、失礼します。そー言えば、以前TV放映されてた「マツコの知らない世界」で夕方から流れる歌特集で「夕焼...
      まことさん、ありがとうございます。
      度々、失礼します。そー言えば、以前TV放映されてた「マツコの知らない世界」で夕方から流れる歌特集で「夕焼け小焼け」の話し聞いたような… ?
      秋深し寒い季節になってきました まことさんもどうぞ…ご自愛下さいね。
      2020/10/15
  • 何やねん!「ぼぎわん」って???
    意味分からんし、それが来る?…
    何のこっちゃ?ほんまに…

    ……即購入…^^;
    そんなんばっかりです…すんませんm(_ _)m

    V6の岡田さん主演のホラー映画「来る」の原作みたい。
    何か、夫婦とかに隙間があったりすると来るとか…この「ぼぎわん」っお化け。何か、そんなんやったら、日本中に溢れかえるほど出てきそうな…(−_−;)
    「ぼきわん」は、怖いわ。精神的な攻撃だけやなくて、物理的な攻撃も凄い。
    頭齧られたり、腕噛みちぎられたりするし。
    こんなん読むと家の中とかに、鏡とか組紐、お札いっぱい置いてまう!
    あっ!別に隙間があるからという訳ではないです〜(ーー;)

    ミステリー要素もあって、なかなか面白かった!
    とりあえず、帰りに神社行こ〜(//∇//)
    ドーマンセーマン。ドーマンセーマン。

  • 「アクロイドが殺されるんだろうな」
    とか
    「そして誰もいなくなるんだろうな」
    と言う感じでタイトルからして
    「ぼぎわんが来るんだろうな」
    妖怪が人を襲う話なんだろうと、勝手に想像していた。

    書店で「比嘉姉妹シリーズ」として陳列されているのを見かけて、各巻に共通の人物が登場するのを知った。

    巫女であることまでは調べて
    それ以上はネタバレを恐れて調べず
    読み始める。

    「ぼぎわん」と呼ばれる謎の怪異
    人間の言葉を話し、問いかけ
    答えてしまったり、家の中に招き入れてしまうと攫われて山に連れて行かれてしまう。

    妖怪のような名前だが、由来がわかってくるとなんだか知っている名前で
    あぁアノ名前がこうなったのか、と妙な親近感のようなものが湧く。

    三章にで構成されており、毎回違う人の視点で語られる。
    解説にもあるが、この構成により毎回登場人物の印象が変わる。
    思いのすれ違い、表面・表情(結果)でしか見えない人間の怖さや、想いの大きさが少しずつ見えてくる。

    ただただ襲われておわりかと思いきや
    抵抗する存在として「比嘉姉妹」が現れる。
    お姉さんは修羅場をくぐり抜けてきた強者で、ぼぎわんの怖さが和らぐ
    (急にドラマ的、漫画的な人物が現れたからか?怪異自体が現実的では無いが、抵抗する側も異質でないと成り立たないようにも思う)
    「ぼぎわん」の真相に進んでいく展開もミステリー好きとして嬉しい。
    (ホントにただただ襲われて終わりだと思ってたので…)

    クトゥルフでも、一方的に追い込まれるより、少し反撃する人達がいたりする方が好きなので(それだとB旧映画臭が強まるのですが…)
    面白くてほぼ1日で読んでしまった。

  • とうとう手を出した『比嘉姉妹シリーズ』第一弾!
    澤村作品は間違いない((((;゜Д゜)))!!!




    実は結構前に映画を先に観てしまっていたのです…(^▽^;)

    映画は『来る』というタイトルだったので、後に小説を知った時、同じ作品とは気付きませんでした。

    映画を先に観てしまうと、なかなか小説読むぞ!とはなりにくく…。

    でも比嘉姉妹シリーズは気になるし、全部読みたい♡

    なので、友人と同じタイミングで読む事にしました。(私の方が後になってしまったが…)

    「映画と結末が全然ちがうよ」と聞かされていたのですが確かに違いました。
    私はやはり小説の方が好き。

    澤村伊智さんの作品は、一般的に言うホラーとは一味違う。

    そのワクに囚われない。
    色々な種類のホラーが1作品に入り混じる。

    この作品に関しては「子を持つ親」に対しての評価、世間一般にどう扱われどう見られ、日頃口に出しては言えない黒い部分が描かれている。

    ーーーーー

    「君だって」唐津は俺の言葉を遮り、「他人の子供がどこの学校に通おうが知ったことじゃないだろう?パソコンでこっそり何を閲覧してようがどうでもいいだろう?そんなことより知りたいこと調べたいことがあるだろう?」(本文より)

    ーーーーー

    あまりに身に覚えありすぎて頷いてしまった(-∀-`; )

    黒い心は『嫉妬』や『羨望』が原因。

    心の隙間をついて取り憑く『呪い』だ。


    起こってしまった奇怪な現象を鎮めるため、霊能者の比嘉琴子がアレと対決する。

    映画観たにもかかわらず、続きが気になり一気読み!


    『ぼぎわん』とは何か。
    ちゃんと分かりますよ…( ≖ᴗ≖​)ニヤッ
    まさかの、◯◯と同じモノでした……。


    面白かった!!


    比嘉姉妹シリーズ全部読むぞ〜!!ヾ(〃^∇^)ノ

  • 夜中に爪を切ると親の死に目に会えない。
    霊柩車が通る時は親指を隠さなくちゃいけない。
    どうしてこんな噂ができたのか…

    「ぼぎわんが来る」
    「ぼぎわんに山に連れて行かれる」
    ぼぎわんにとは何のことなのか。
    それほどまでに恐れる理由は…

    土着信仰好きの読者にはヨダレものの作品。
    ページをめぐる手が止まらず、一気読みしてしまいました。
    お化けが怖い。
    と言うような簡単な話ではなく、人の業や人間関係の歪み、歴史の穴に焦点を当てた作品。

    おすすめです。

    「漁村で怪異が起これば、村人はその原因を海に求める。」


  • "○○に連れていかれるよ~"とか
    わんぱくな子供時代に、よく言われましたわ~(笑)

    久しぶりにホラー小説を読みましたね~
    ※実は2回目なんですけどね、この小説は(笑)

    映画の"来る"から見て、結局何なの?っていう
    感想が大きかったので、原作を読んだのがきっかけ
    改めて読み返すと、面白いですね。

    それぞれの視点から見せてるストーリーがあって
    分かりやすくて、面白いです。
    個人的には第2章の所有者(香奈視点)がよかったです。

    秀樹は終始クズです(笑)
    読んでいてムカつく所しかなかったです。

    "ぼぎわん"もね、賢くてジワジワと近づいて来るし
    「お山に行きましょう」って言われても
    いかへんってそら答えるよ。

    にしても原因が、まさか"アレ"だったとわ
    思ってませんでしたね~、人の恨み・呪いは恐ろしい。
    あと、逆恨みも恐ろしい、あの民俗学者め。。

    最強の霊媒師でも結構苦戦になった、
    ラストバトルもややカオスでしたが
    イメージできたので、とても怖かったです。

    比嘉姉妹シリーズの魅力がわかりました!!

  • 一気に読み終わった。とても面白かった。もともと2ちゃんねるなどの怖い話が好きだったのに、こうした小説を読むのは今回が初めてだった。やっぱりプロの文章は違うなと当たり前のことを思った。

  • 何が迫ってきているのか、わかるまでのゾクゾク感が良かった。
    冒頭の子供時代の所が一番怖かった。

  • 2015年日本ホラー小説大賞受賞作。著者の他の作品を読んで感じたのですが、「ぼぎわん」「ししりば」「ずうのめ」と造語をタイトルに用い得体の知れない怖さを潜在意識に認識させるのです。本作は、デビュー作ということもあり、他の作品に比べると完成度に多少難ありなのですが、おもしろいものはおもしろいのです。子育てにおける夫の視点、妻の視点という社会問題や、昭和時代の夫婦関係。昔の時代に食糧難で化け物に子供を食べさせていたとかいろんな問題がちりばめられていてホラーとしてだけでなく楽しめました。

  • 映画を観て、いろいろ気になったので買ってみました。
    半分ぐらい読んだら、あとは一気に。読みやすいし、続き気になるし。
    怖いけど、面白いが勝つ。
    とりあえず、スキマ作らないようにしよう。

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著者プロフィール

1979年、大阪府生まれ。東京都在住。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂を敬愛する。2015年に「ぼぎわんが、来る」(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回ホラー小説大賞<大賞>を受賞しデビュー。2019年、「学校は死の匂い」(角川ホラー文庫『などらきの首』所収)で、第72回日本推理作家協会賞【短編部門】受賞。他の著作に『ずうのめ人形』『ひとんち』『ファミリーランド』『予言の島』などがある。巧妙な語り口と物語構成が高く評価されており、新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

「2022年 『ばくうどの悪夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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