柩の中に生者はいらない (角川文庫)

  • KADOKAWA (2018年2月24日発売)
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感想 : 7
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041064382

作品紹介・あらすじ

『悪魔』の透明標本を作り学会から追放されたと噂される根室正志。その根室の最後の作品が完成し、披露されることになった。人伝に聞きつけ集まったのは、一見結びつきのない8人の参加者。猟奇事件を追うフリーライター、遺産で生活する美人写真家、推理作家など――彼らは福島県の沖合の孤島に向かうも、予想外の事件が待ち受けていた。島での一夜を余儀なくされた9人に様々な思惑が渦巻く。そして第1の殺人事件が――

みんなの感想まとめ

孤島を舞台にしたこの物語は、登場人物たちが抱える自嘲や思惑が交錯する中で、不可解な死をきっかけに展開する緊迫した殺人劇が魅力です。閉じ込められた参加者たちは、恐怖と混乱の中で殺し合いを始めるという衝撃...

感想・レビュー・書評

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  • なんかジェットコースターのようなミステリでした!
    最後の急ブレーキからのガタンガタン…みたいな余韻まで、まさにジェットコースター。

    出だしはクローズドサークル、定番な閉じ込められて帰れなくなるやつです。
    そこからポツポツと話が進み…
    (個人的にはここが長くてなかなか読み進められなかった)
    名探偵が捜査に乗り出してからは急転直下!
    あっちこっちに揺さぶられながら、斧で頭かち割り、脳漿飛び出し、透明標本の入れ物でぶん殴り、目には瞬間接着剤を!
    さらさらと触れられてたけどなかなかよ!?

    一気に話が進み、この小説での大団円となります。(あれが大団円なのかは謎だが…)
    何より最後の先生の告白が余韻が残ってて、黒幕っぽくてよいなー。

    面白かったです!!!



    @手持ち本

  • 登場人物までが自嘲するような孤島ものの定番的設定がまずあって、その上で、最初の不可解な死を切っ掛けに、閉じ込められた客たちが、殺されるのではなくて、殺し合いを始める凄惨なお話。なのに読後感はあまり悪くない。ミステリとしてみた場合は少し無理があって、ちょっとゆるめ。

  • う~~~~~ん面白かった。     
    唸る面白さ。     
    よく練られた良質なホラーミステリー。     
    良いオチしてる。     
    これからも期待の作家だ。

  •  透明標本をモチーフにしたミステリ。雰囲気が楽しかった。思わず作り方を調べてしまった。

  • 読んでいてあまり気持ちのいいお話ではなかった。あからさまなシチュエーションと必要のない殺人。あと視点人物がころころ変わるので、読みにくい。

  • 狂騒の夜が始まってからは、先が気になってページをめくる手が俄然スピードアップ。でもいざ読み終えたら真相に驚くより先に、限られた人間関係の中でムクムクと膨れ上がる歪んだ欲求や後ろめたい感情の暴発がもたらす結果がこの上なくやりきれない。心理的な仕掛けや他人の邪な思惑に、こんな短絡的に引きずられる人間ばかりじゃないはず。
    「愛する者を殺すことは、自分自身を殺すことと同じなんだな」の一文が心に留まり、“透明標本の館”という一風変わった舞台はビジュアルで見てみたいと思わせる魅力を放っていた。

  • 2018/03/06読了

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著者プロフィール

1988年茨城県生まれ。ピアノバーのバーテンダー、クラブのボーイなど異色の経歴を持つ。2012年、『さあ、地獄へ堕ちよう』(KADOKAWA)で第32回横溝正史ミステリ大賞を、史上最年少の24歳で受賞しデビュー。繊細かつ破壊的な筆致で独自の世界を紡ぐ本格ミステリ界の異端児。著書に『CUT』、『柩の中の狂騒』(ともにKADOKAWA)、超能力者の団体の研究所を舞台にした青春ミステリ『ブラッド・アンド・チョコレート』(東京創元社)、『あなたは嘘を見抜けない』(講談社タイガ)など、話題作を次々と刊行する。

「2018年 『あなたの罪を数えましょう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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