もう異世界に懲りたので破壊して少女だけ救いたい (1) (角川スニーカー文庫)

永菜葉一 るろお

• KADOKAWA (2018年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

異世界召喚された高校生ユウヤは、お客様気分も束の間、魔術が使えず、魔導学院で落ちこぼれる。やさぐれて寮費も滞納し、学院長命令で世界を救ってくれる『天使の転生者』を捜すことに。だが天使候補のお姫様は重度の中二病で!?　意外に意気投合するユウヤだったが、やがて世界を救う方法が彼女の殺害だと知り――!?　悪知恵と策略で魔術を破り、腐った世界をぶち壊す！
落ちこぼれ召喚者の異世界・破壊録！

感想・レビュー・書評

[kasuranさんの感想 · 2018年4月5日]

中盤辺りで姫様と厨二バトルやりだした時はどうなるかと思ったけども、案外軟着陸。無理が通れば道理が引っ込むのかどうだかアレだが、その発想は斬新。二周目なるキーワードも散りばめているが回収される見込みはあるのかわからない。だが、セラは何しとる。姫様ラッキースケベシーンは外で全裸待機がお約束だろう。どう見ても二股かけられてるのに(それどころかNTR)何もアクション起こさないのは正妻の余裕なのか？そうなんだな？最後話が超展開過ぎて話の落とし所を探すのにかなり苦心した感が見えてしまったのが残念だが、爽快感は上々。

著者プロフィール

第24回ファンタジア大賞にてデビュー。硬軟織り交ぜた小説表現を得手とする気鋭の書き手。主な著作に『お後は笑顔がよろしいようで』（富士見書房）、『天空監獄の魔術画廊』（角川書店）などがある。

「2016年 『僕とやさしいおばけの駅 』 で使われていた紹介文から引用しています。」