祈りのカルテ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 256
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041065808

作品紹介・あらすじ

諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正医科大学病院の研修医。
初期臨床研修で、内科、外科、小児科、婦人科など、様々な科を回っている。
ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。
その腕には、別れた夫の名前が火傷(ヤケド)で刻まれていた。
聴けば、夫と関係が悪化し、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているという。
しかし良太は、女性の態度に違和感を覚える。
彼女はなぜ、毎月5日に退院できるよう入院するのか……。(「彼女が瞳を閉じる理由」)

初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人や、
循環器内科に入院した我が儘な女優など、
驚くほど個性に満ちた患者たちとその心の謎を、
新米医師、良太はどう解き明かすのか。

「彼」は、人の心を聴ける医師。
こころ震える連作医療ミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 女優さんがいい人過ぎる。研修医は半分以上探偵。

  • 相手を信じて向き合う、向き合えるって難しいことだと思う。どれくらいできてるのだろうか。現実世界も、信じればちゃんと通じ合えるのかな?

  • 医師なればこその作品
    多忙の中で患者の心を聴く
    病院は混沌のルツボ
    それぞれの人生を背負ってやってくる
    こんな先生いないよねー
    パソコンの画面しか見てないもん
    ミステリーというよりはヒューマン

    ≪ カルテにも 祈りを込めて 研修医 ≫

  • ‪研修医が主人公の短編集。ただし、著者の代名詞でもある医療トリックよりも動機の部分に焦点を当てた内容になっていて医療ミステリーというよりはヒューマンミステリー。諏訪野の成長物語としても読めるけど全体的にあっさり気味かなと感じた。メンターのキャラが立っていないのかな?‬

  • 大変読みやすく、普段から患者としてお世話になってる病院の物語に身近に感じました。研修医と聞くと不安になるところですが患者の思いにそっと寄り添ってくれるお医者樣に希望を持てます。

  • 医療の謎解き小説

    主人公の研修医 諏訪野
    臨床の研修で精神科・外科・皮膚科・小児科・循環器内科と配属になるが、人の機微に敏感で、推理の得意な諏訪野が、患者の心の闇に寄り添っていく。

    ここまで患者の心がよくわかるなら、
    チームバチスタの田口先生のような心療内科 と思ったのだが。
    循環器内科を選んだ。

    どの科でも 「うちに来てくれ~」と言われるけど、
    現場のどの科の医者も「患者とゆっくり向き合えない」と言ってるけどね。

    1話完結なので、読みやすく、面白い小説でした。

  • どこかで読んだことがありそうな話
    意外性はないがほのぼのとして良い

  • 180705コニ
    医師ぐるみの保険金詐欺

  • 研修医が主人公の短編集。救急や内科など様々な科をローテートしていく中で、患者一人一人と真摯に向きあう研修医の姿は心温まるものであった。多忙な中患者思いの医者は鏡だと感じる。このような医者に命を預けて欲しいと感じる。DVから逃れたい為に救急搬送され入院している女性、その背景は悲しく重苦しいものだが、前を向いて生きて欲しい願いを思い研修医が診療に当たるのが良かった。救急の女性患者だけでなく、各科に起る謎解きをしていくのはNHKの研修医の番組を彷彿させるかのようだった。テレビドラマ化されそうな作風。

  • 研修医が研修中に様々な科を周り、そこで出会った患者の心に秘めた謎を解き明かしていくヒューマンドラマっぽい連作短編集。
    睡眠薬の過剰摂取を繰り返す女性の本当の理由、家族のために体にメスを入れたい老人、火傷をわざとおった理由は幸せになりたいため、喘息の薬を捨ててまで会いたい家族、病に苦しむ子供たちを救いたいため一世一代の演技を披露する女優。
    ちょっとしたことで研修医の諏訪野は見抜き、患者に寄り添う。ミステリー要素が面白いというより、こんな風にちょっと気にかけてくれる医者がいてくれたらいいなと思った。

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プロフィール

1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『ブラッドライン』、『優しい死神の飼い方』、『天久鷹央の推理カルテ』などがある。

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