祈りのカルテ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 299
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041065808

作品紹介・あらすじ

諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正医科大学病院の研修医。
初期臨床研修で、内科、外科、小児科、婦人科など、様々な科を回っている。
ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。
その腕には、別れた夫の名前が火傷(ヤケド)で刻まれていた。
聴けば、夫と関係が悪化し、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているという。
しかし良太は、女性の態度に違和感を覚える。
彼女はなぜ、毎月5日に退院できるよう入院するのか……。(「彼女が瞳を閉じる理由」)

初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人や、
循環器内科に入院した我が儘な女優など、
驚くほど個性に満ちた患者たちとその心の謎を、
新米医師、良太はどう解き明かすのか。

「彼」は、人の心を聴ける医師。
こころ震える連作医療ミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 医師なればこその作品
    多忙の中で患者の心を聴く
    病院は混沌のルツボ
    それぞれの人生を背負ってやってくる
    こんな先生いないよねー
    パソコンの画面しか見てないもん
    ミステリーというよりはヒューマン

    ≪ カルテにも 祈りを込めて 研修医 ≫

  • 女優さんがいい人過ぎる。研修医は半分以上探偵。

  • 相手を信じて向き合う、向き合えるって難しいことだと思う。どれくらいできてるのだろうか。現実世界も、信じればちゃんと通じ合えるのかな?

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    諏訪野良太は、純正会医科大学附属病院の研修医。初期臨床研修中で、内科、外科、小児科、産婦人科など、様々な科を回っている。ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。その腕には、別れた夫の名前が火傷で刻まれていた。離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているという。しかし良太は、女性の態度に違和感を覚える。彼女はなぜ、毎月5日に退院できるよう入院するのか…。(「彼女が瞳を閉じる理由」)初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人、循環器内科に入院中の我が侭な女優…。驚くほど個性に満ちた患者たちとその心の謎を、新米医師、良太はどう解き明かすのか。ふと気づけば泣いていた。連作医療ミステリ。

    5話からなる連作短編集なのでとても読みやすかった。
    著者はお医者さんでもあるので リアルに近い内容なのかなぁと想像しながら読みました。
    研修医の諏訪野は患者さんに寄り添えるお医者さんになるだろうなぁ、こんなお医者さんに診てもらいたいと思う人柄です。
    実際の病院は1人の患者さんに時間を割けないので 流れ作業気味なのは否めませんが...こういうお医者さんが増える世の中になって欲しいです。

  • ‪研修医が主人公の短編集。ただし、著者の代名詞でもある医療トリックよりも動機の部分に焦点を当てた内容になっていて医療ミステリーというよりはヒューマンミステリー。諏訪野の成長物語としても読めるけど全体的にあっさり気味かなと感じた。メンターのキャラが立っていないのかな?‬

  • 大変読みやすく、普段から患者としてお世話になってる病院の物語に身近に感じました。研修医と聞くと不安になるところですが患者の思いにそっと寄り添ってくれるお医者樣に希望を持てます。

  • 現実味がなく全体的に薄っぺらい内容で、感動したって感想文が白々しい
    会話文だけで行数稼いだ感じで引き寄せるものがなかったのが要因だろうね
    この人の病院物語はそろそろ終了かな

  • 何気ない流れから掘り下げられた事情が明らかになる過程が秀逸。話の短さも好影響かも。こんな医師がいたらなって作者さんの希望なのかなw

  • 純正医科大学病院の研修医の諏訪野が、初期臨床研修で様々な科を回っていく中で出会う。
    医療ものとしては軽すぎるけど、ミステリーかと思えばまぁまぁかな。実際は気にはなるけど、そこまで患者に寄り添うことは厳しいなんだろうな。

  • いわゆる長編ではなく、研修医が様々な課で研修を行う過程で起こる出来事を綴る連作形式なのが読みやすくて良かったです。
    医者になるために多くの苦労をしている若い研修医たち。自分も多くの医師にお世話になっているから、彼らが一層身近にありがたく感じました(まぁ実際は変な医師もおりますが…)。
    主人公がどの専門医になるかを決定付けた最後の研修先の出来事が胸を打ちました。
    生物の体は未知が多く、まだまだ医療の進歩が望まれます。専門的な知識や技術を身に着けた医師たちの研鑽に期待します。面白かった。

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著者プロフィール

知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『螺旋の手術室』(『ブラッドライン』改題作)、『優しい死神の飼い方』(死神シリーズ)、『天久鷹央の推理カルテ』シリーズなどがある。
近刊として2018年9月刊行の『ひとつむぎの手』。

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