謀略軌道 新幹線最終指令 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.50
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本棚登録 : 17
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041065853

作品紹介・あらすじ

57600秒間の極限状態。東北新幹線「やまびこ」爆破予告テロが発生。爆薬は時速100km以下に減速すると作動するという。停車駅を通過し、終点東京に向かって走り続けなければならない「やまびこ」4号。事件の裏には複数の思惑が交錯していた! 疾走するクライシス・サスペンス、究極のエンタテインメント。

感想・レビュー・書評

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  • 約570ページの長編
    新幹線に時速100㎞を切ると爆発するという
    爆弾を仕掛けられた!
    そして身代金の要求
    新幹線は走り続けなければならない
    さらに新たな敵?が現れ・・・
    なんかいろんな要素が絡み合った作品と感じました

  • 盛岡始発「やまびこ」4号に爆弾を仕掛けたという脅迫電話が、JR東日本新幹線運行本部に入った。爆弾は時速100km以下になると作動するという。指令長は時間を稼ぐために、JR東海に協力を求め、鉄道史上例のない計画を提案する。一方、走り続ける同車両が何者かに走行妨害を受ける。車内には重病人の男が現れて―。爆破予告の裏で交錯する複数の思惑に事件は困難を極めていく!疾走するクライシス・サスペンス!!

    20年前の作品が何と初の文庫化。当時も気になる作品だったが、結局読めずじまい。再評価なるかどうか。
    元ネタも数年前にノベライズが出たな。十分サスペンスフル。

    • ことぶきジローさん
      行きつけの本屋には見当たらず、発売延期かと思ってました。
      行きつけの本屋には見当たらず、発売延期かと思ってました。
      2018/10/04
    • take9296さん
      同時期に出た堂場瞬一や今野敏ばかりでなく、こういった埋もれた作品も取り上げてほしいですね。近所の書店では平積みではなく、棚に差してありました...
      同時期に出た堂場瞬一や今野敏ばかりでなく、こういった埋もれた作品も取り上げてほしいですね。近所の書店では平積みではなく、棚に差してありました。
      2018/10/04
  • 北上秋彦『謀略軌道 新幹線最終指令』角川文庫。

    余りお目に掛からない北上秋彦の作品。1998年に刊行された作品を文庫化。何故に今頃。北上秋彦の作品を読むのは『現場痕』『異郷の夏』『吸血蟲』に次いで4作目。北上秋彦はホラー小説よりミステリー・サスペンス小説の方が面白いので期待は大きい。

    結果は、なかなか面白い設定で迫真のサスペンス小説だった。次々と発生する危機とその危機を回避する新幹線運行本部の鉄道マンたち……

    東北新幹線やまびこ4号に爆破予告テロが発生する。時速100km以下に減速すると仕掛けられた爆弾が作動するというのだ。絶対に停めることのできない新幹線。盛岡から東京までを走行中する間に真犯人を見付け、爆破を阻止できるのか……

  • 盛岡発東京行きの新幹線が「時速100キロ以下に速度を落とすと爆発する爆弾を仕掛けた」と脅迫される。
    一方その新幹線には重症な伝染病患者が乗車している。
    このシチュエーションはなかなかに魅力的だ。もちろん映画「新幹線大爆破」には似ているが、作中ではその作品にもきちんと言及している。
    けっこう面白い作品にも関わらず評価が低いのは、ラストが腰砕けだったから。これだけ大風呂敷を広げてどうするかと思ったら「これか・・・」という結末にかなりガッカリ。

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著者プロフィール

1950年岩手県生まれ。ミステリー短編「現場痕」でデビュー。第三回北東文芸賞受賞。著書に『種の終焉 The Killer Virus 殺人菌』『クラッシュ・ゲーム』『種の復活』『戒厳令1999』『種の起源 The Origin of Species』『闇の殺戮者』『呪葬』『白兵』『火炎都市』『現場痕』『鬼哭青山遥かなり』『吸血蟲』『死霊列車』『異郷の夏』など。

「2018年 『謀略軌道 新幹線最終指令』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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