自殺行き往復切符 (角川文庫)

  • KADOKAWA
3.10
  • (1)
  • (2)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 38
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041065907

作品紹介・あらすじ

女子大生の真鍋今日子は、恋人の木村との結婚を両親に反対され、心中をほのめかす書き置きを残して失踪した。翌日、今日子のハンドバッグと靴が海辺の崖で発見されたが、遺体は見つからなかった。父親の依頼を受けた秘書の金田は、真相解明に乗り出したが、それをあざ笑うかのように次々と事件が起こる。意外な結末が光る、本格ミステリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中学生の時初めて読みました。当時の自分には登場人物の女性たちの行動や心理がなかなかピンとこない部分もありましたが、とにかく惹き込まれるストーリーでドキドキハラハラしながら読んだのを覚えています。
    今回久しぶりに読みましたが、やっぱり面白い。
    自分を殺そうとしている相手を選んだ美沙、自分を殺そうとした相手を庇う今日子、憎むべき犯罪者を何故か助けてしまう女性たち。何故なんだろう?でも、ラストで美沙が肩に手を伸ばした男性が照夫だとよいのにな、と思ってしまう自分。うーん、私も池上照夫マジックにかかってしまった?

  • 安定した読みやすさ。ここまで魅力的な男ってどんな人なんだろう…魔性の男に引き込まれる女たち。コミカルからシリアスまで軽快なタッチで楽しめる。

  • 暇で、駅でふらっと買った本だった気がする。
    赤川さんの小説は読みやすいと個人的に思う。
    このお話は、女性を魅惑する魅力的な詐欺師の話。
    いろんな事件が、絡み合って進んでいくので、最後どんな風に終わるのかなー?と思っていたけど、ああこんな感じで含みを持たせて終わるのか…という感想。
    個人的には、なぜこの犯人の男がこういう人生をいきるようになって、なぜ子供にだけは優しいのかを少しでもかいてほしかった気もする。だけど、それを想像するのもひとつの楽しみ方なのかな?

  • 短編集で良かった

  • バブル時代の話なので、なんかね。って感じ

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤川次郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×