今日の別れに (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2018年9月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041065914

作品紹介・あらすじ

男と女のあわい恋心が、やがて大きなうねりとなって、静かな狂気へと変貌していく。ファンタジックホラーの金字塔。

感想・レビュー・書評

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  • 「角に建った家」
    ホラーというより、不気味なファンタジーという感想。つまりホラーではあるのだけれど、後者の方がしっくりくる。あまり怖くないのがそうさせているのかも。
    母と父の会話のくだりが面白かった。母の話し方をそういう会話術と解釈するのに感嘆。

    「あなた」
    ホラーというよりミステリー。
    始めにとある事件を語り、その次に、先の事件との関わりを匂わせながら、数十年が経ったと思われる別の物語が進んでいく。
    十人に満たない登場人物達の因縁が複雑に絡み合い、それが物語が進む事に紐解かれていく
    「そうだったの!?」と驚愕する事は多くなく、どちらかといえば「そうだよね」とニヤニヤしながら楽しむ作品。著者の思惑は前者かもしれないけれど。
    タイトルの「あなた」が最初から最後までのキーワードとなっているのがオシャレで良い。
    かなり面白かった。

    「今日の別れに」
    こちらはホラー色が強め。
    大学の先輩にデートに誘われ、浮足立つ主人公。先輩との待ち合わせ時間が迫る中、なかなか別れることの出来なかった彼氏に別れを告げる。別れに絶望した彼氏は道路に飛び出し、車に轢かれてしまう。救急車に乗せられる彼氏を尻目に、逃げるように先輩の元へ急ぐ主人公は、これから数々の復讐を受けることになる。
    その復讐というのがかなりホラーテイストで、彼氏をひそかに想っていた女から、数年越しに身内を殺されたり、葬式や結婚式に現れたり。
    この作品の中ではいちばん微妙でした

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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