幻宮は漠野に誘う 金椛国春秋 (4) (角川文庫)

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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041065969

作品紹介・あらすじ

星遊圭は、先帝崩御の際、「外戚族滅法」によって殉死させられた名門一族の生き残り。
女装で後宮を生き延びた彼は、知恵と機転で法を廃止させ、
晴れて男子として生きることに。
……のはずが、政略結婚のため遠国へ輿入れする公主・麗華の近侍女官として、
ともに旅立つこととなる。
しかし異国の宮廷に潜入した彼の真の任務は、
金椛帝室を救うため、失われた日蝕の周期表「天官書」を探すことで……!?
傑作中華ファンタジー、新章!

感想・レビュー・書評

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  • やっと金椛帝国の事を理解できたかなと思ったとこだったのに、、、。
    次は夏沙王国だよ。覚えるのが大変。
    でも面白かったぁ。ドキドキハラハラでした。

  • Amazonオーディブルで聴いた。

    先日、飽きたから続きは読まない(聴かない)と書いたけど、続きを聴いたよ。
    やっぱり主人公に魅力がないなー。

  • 4.5
    面白かった、次に進みます。

  • 遊圭がぐんと成長した第4巻。物語の舞台も後宮を飛び出して、シルクロード味のある異国へ。
    後宮編では視野が狭く感じて、読んでる側としては若干イライラさせられた遊圭だけど(後宮という舞台ではそれもハラハラして面白かったのかも。)今回はそんからなことはなく。掌で転がされていた玄月さんの一杯一杯のところも察せられるようになっていて、、大きくなったなと嬉しく思った。
    主人公の成長とともに見える景色もダイナミックになっていて。広ーい世界に灼熱の砂漠に、旅情が掻き立てられました。
    夏沙国の王都の様子や装束の様子も目に見えるようで、この作者さんのファンタジーはそこが好きだなぁ。
    帰路は一気に雪崩れ込むように過酷な旅で。少しぐったりしてしまった、、玄月のいつでも任務に忠実で死にそうな感じ本当やめてほしい。。
    新キャラのルーシャンも良い感じだし、次巻もすぐ読もう〜

  • 後宮を無事に抜け出した遊圭だったはずなのに、あれっ?!またっ?!なんで?!

    という疑問から物語は始まります。

    遊圭がますます腹黒k……いえ、賢く機知に長けた少年に成長する様が心地よい話でした。
    前巻で出家した麗華が、新しい土地で新たな人生を歩んでいきます。
    彼女の未来が、光に満ちた前途あるものになりそうで嬉しかった。

    病のため長らえることはできないと言われたものの、胡娘の献身で(ていうか、これまでの人生でかなり鍛えられたよね!?)、とうとう元服した遊圭。

    次巻も楽しみです!

  • もっと引っ張るかなーと思ったけど、この巻だけで一応の決着。今回の新キャラ、ルーシャンはこの先も出て来そう。

    明々とのらぶは当分まだ先かな……(笑)。

  • 面白かったです。このシリーズで一番ハラハラドキドキしました。
    麗華公主も他国に輿入れ出来て良かったのではないでしょうか。夏沙の国王もひどい人ではないようだし。
    金椛国の安定のため日蝕の日がいつなのかを探るため、麗華公主の女官としてついて行くことになった遊圭。最初に比べると逞しくなったような気がしますが、胡娘から見ればまだまだ心配なお坊ちゃまです。
    今回も遊圭は何度も危機に面しますが、知恵を絞って脱したりしています。成長しましたね。

  • 遊圭、公主さまのお嫁入りに従って砂漠まで。
    体力のなさをわかっているから、慎重に生き抜けているんだろうな。それにしても、女の子たちは強いわ。
    無事帰ってきて、さて次はどこへ向かうやら。

  • 遊圭の旅が面白かった。国を出ての旅だから、読み応えがありました。

  • 後宮のどろどろした陰謀も面白いけど、今回の話の方が好き
    遊圭の成長に胸が熱くなった

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著者プロフィール

1966年島根県生まれ。神田外語学院卒業。プログラマー、介護職などを経て、現在ニュージーランド在住。2013年、第4回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、受賞作を改稿、改題した『天涯の楽土』でデビュー。著作に「座敷わらしとシェアハウス」「金椛国春秋」「親王殿下のパティシエール」シリーズ、『狩猟家族』『蒼天の王土』『マッサゲタイの戦女王』『霊獣記 獲麟の書(上・下)』がある。

「2023年 『蒼天の王土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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