偽弾の墓 警視庁53教場 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041066041

作品紹介・あらすじ

警察学校の教官・五味のクラス“53教場”には、個性豊かな学生が集う。元プロ野球選手、ガンマニア、教官に恋い焦がれる女性――各々の事情を抱えながら警察官を志す学生を相手に、五味は充実した日々を送っていた。しかしある日、多磨霊園で射殺体が発見されると、学生が容疑者になってしまう。五味は教え子を守るべく、「53教場全40名、全員卒業」を目標に、事件解決を目指すが!? 警察学校小説シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今日から11連休です。
    ↑これ書いておかないとダメなやつですよね(笑)

    経理の私はそんな休めるわけもなく、休日出勤があるので10連休になります。
    それでも休みは嬉しい(*´꒳`*)
    昼寝したーい╰(*´︶`*)╯


    さて、こちらもひま師匠に教えて頂き、購入した一冊。
    警視庁53教場シリーズです。

    こちらは一作目よりさらに好み。
    もう読んでいる間中、血わき肉踊る感じです。

    吉川英梨さん、凄い作家さんですね。
    まぁ、次から次へと色々な事が起こるので、全く飽きずに、全速力でゴールテープを切ってしまう、そんなてんこ盛りの作品でした。

    登場人物、すごくかっこいいです。
    五味さんも、高杉さんも、綾乃さんも結衣ちゃんも、みんな好き(^^)


    五味さんが、前作では捜査一課でしたが、今回は教官になり、助教が高杉さんの、53教場の話です。

    和気藹々『40名全員卒業』を目指す 53教場、かなり厳しめの長田教場。どちらの教場でも問題が起こる。

    そんな中、多磨霊園で射殺体が発見され、教場の学生に容疑がかかる。

    元プロ野球選手、五味にアプローチする生徒、元スーパーに勤める者、高杉に懐く生徒等々個性豊かな様々な学生さんたちが問題を起こす(^^;;


    私は読書感想文が大変苦手なので、チャットGPTに読書感想文を書いて貰いました(笑)
    それが↓コレ。
    私の質問が下手だったのかもしれないですが、全く違う感想!!!あらすじ違ちゃってるんですけどー!
    何だこれ!?( ̄▽ ̄)



    チャットGPTの感想↓

    吉川英梨さんの『偽弾の墓』を読んで、私は非常に深い感銘を受けました。この作品は、戦争とその後の人々の心の葛藤を描きながら、個々の登場人物の成長や変化を丁寧に描写しています。

    物語は、戦争の傷跡を背負った主人公たちが、過去の出来事と向き合いながら生き抜く姿を追いかけます。特に「偽弾」というテーマが象徴的で、物理的な武器だけでなく、心の中に巣食う恐れや疑念、過去の傷といった見えない「弾」が人々にどんな影響を与えるのかが描かれています。

    一番印象に残ったのは、登場人物たちがどれだけ自分自身を欺き、または他者を欺いて生きてきたかという点です。戦争という極限状態で、何が真実で何が嘘かが曖昧になり、登場人物たちはその葛藤に苦しみます。それぞれが抱える痛みや恐怖、罪悪感に向き合いながら、少しずつ自分を取り戻していく過程は、読んでいてとても心に響きました。

    また、吉川英梨さんの筆致は非常に緻密で、感情や風景の描写がリアルであり、読者を物語の中に引き込んでいきます。戦争というテーマを扱う作品は重く感じることが多いですが、『偽弾の墓』はその中でも希望や再生の可能性を見出すことができる作品です。

    最後に、この作品を通じて「真実とは何か?」という問いが深く心に残りました。登場人物たちがどのように過去の自分と向き合い、和解していくのかを見守ることができ、感動的な気持ちで物語を終えることができました。

    • bmakiさん
      ウルトラマンさん、シンタローさん

      私も今でも、結構DOSのコマンドプロンプト使います。
      ipconfig とか、 ping とか時々...
      ウルトラマンさん、シンタローさん

      私も今でも、結構DOSのコマンドプロンプト使います。
      ipconfig とか、 ping とか時々使ってますo(^▽^)o

      私も自宅にPC98持っていたのですが、当時はパソコンが何なのか?分かっておらず、一太郎を使っていたくらいで(-。-;

      一太郎は5インチフロッピーで起動させていた気がします。

      入社当時は8インチフロッピーもバリバリ活躍していた時代でした(笑)

      当時は4000件の在庫データがどのくらい長滞しているか調べるのに、半日がかりでした。今は一万件でも2秒程度ですもんね。
      めっちゃ速くなりましたo(^▽^)o

      また来年も絶対京都へ行こうと思います!
      今年も一年、ありがとうございました。
      良いお年をお迎えくださいm(_ _)m
      2024/12/31
    • shintak5555さん
      マキさま
      昔話をしながらビール飲んだら楽しそうですね!
      来年も宜しくお願い致します!
      マキさま
      昔話をしながらビール飲んだら楽しそうですね!
      来年も宜しくお願い致します!
      2024/12/31
    • bmakiさん
      シンタローさん

      はい、昔話でビール、めっちゃ盛り上がりそうですね!
      来年もよろしくお願いします m(_ _)m
      シンタローさん

      はい、昔話でビール、めっちゃ盛り上がりそうですね!
      来年もよろしくお願いします m(_ _)m
      2024/12/31
  • やられた!

    最後の五味教官の言葉にやられまくった
    。゚(゚´Д`゚)゚。

    そうなんよ!ほんとそうなんよ!
    返す必要ないんよ!
    いやむしろ返してるんはこっちなのよ!

    もう、書いちゃう
    我慢できないから書いちゃう

    登場人物
    五味京介…主人公、53教場の新人教官でもと捜査一課のエリート刑事、妻の百合と死別しその連れ子の結衣を育てている

    高杉哲也…53教場の助教で、五味とは同教場の出身で親友、百合の元恋人で結衣の実の父だが、結衣の存在すら知らない

    五味結衣…高校一年生、実父が誰かは知らない

    小倉隆信…百合の実父、結衣の祖父、元警察官で五味と高杉の教官だった

    もちろん教場ものなんでね、そちらがメインでお話は進むんですが、サイドストーリーとして、この複雑な関係のあれやこれやの話も進むんです
    で、終盤ひた隠しにしていた高杉と結衣の親子関係が思わぬ形で高杉にバレてしまい、五味はこれを期に二人を会わせようとするんですが娘の結衣はこれを頑なに拒絶するんです

    実はその理由は実父の登場によってそちらに気が行ってしまったり、少しでも五味の元から離れてしまうのが許せなかったためだったんです
    血の繋がらない自分と母親のために必死に頑張ってきた五味、母親の死に直面し打ちひしがれる五味を今度は自分が支える番だと

    それを聞いた五味は静かに告げるのです
    「結衣。俺が結衣やママにしてきたことを全部、俺に返す必要はない」
    「それはお前が将来結婚したときに、旦那さんや子どもに与えればいいんだ。父親の俺には何も返さなくていい。」

    そやねーーーん。゚(゚´Д`゚)゚。
    なんなら最初にどかーんと貰ってるのよ!もう、生まれて来てくれた時点でとてもじゃないくらい返しきれんものを貰ってるのよ、こちとら
    だから返してるのはこっちのほうなのよ

    と、めちゃめちゃ感情移入してしまったんだが、当の娘たちは返そうなんて気持ち全くないだろうな〜(;´д`)トホホ…

    • 1Q84O1さん
      マジョルカはスペイン!
      かつて久保建英が在籍
      その昔、大久保嘉人も在籍
      大久保好きでした!

      ミクロネシアにあるならニューカレドニアの土瓶’...
      マジョルカはスペイン!
      かつて久保建英が在籍
      その昔、大久保嘉人も在籍
      大久保好きでした!

      ミクロネシアにあるならニューカレドニアの土瓶’s図書館にもあるのでは!?Σ(゚Д゚)
      ミクロネシアの図書館は置いてあるけど全て貸出中でした…_| ̄|○ il||li
      売り文句を信じて01教場を借りてやろうーと思っても01教場も貸出中!w
      ミクロネシアでは吉川さん大人気なのか!?
      2024/03/30
    • ひまわりめろんさん
      土瓶さんはパプアニューギニアな
      南国少年パプワくんな
      土瓶さんはパプアニューギニアな
      南国少年パプワくんな
      2024/03/31
    • 1Q84O1さん
      あ〜ぁ、そうでした…w
      パプアニューギニア!
      ってか、いろいろマニアックな国が出てきてややこしです!w
      あ〜ぁ、そうでした…w
      パプアニューギニア!
      ってか、いろいろマニアックな国が出てきてややこしです!w
      2024/03/31
  • 「一二八九期53教場、1Q84O1巡査です!」
    ∠(`・ω・´)

    あなたも読めばきっと、
    「一二八九期53教場、◯◯巡査です!」
    って言いたくなるでしょうw

    『警視庁53教場シリーズ』です


    で、第二弾の内容はと言いますと、、、

    警察学校の教官となった五味
    各々の事情を抱えながら警察官を志す学生を相手に、充実した日々を送っていた
    しかしある日、射殺体が発見されると学生が容疑者になってしまう
    教え子を守るべく、事件解決を目指す

    というものです

    けど、そんな内容はどーでもいいです!w


    本作のおもしろ要素は五味を中心とした人物相関図です
    (これ、一作目のレビューでも書きました)

    本作では遂に、五味と血の繋がらない娘(結依)に実父が誰だか分かっちゃうです
    だけど、結依は実父に会うことを断固拒否!
    その理由がわかるエピローグに涙涙です
    。・゚・(ノД`)・゚・。

    これから先、どーなっていくんだ?
    シリーズ三作目借りて来ないと!
    ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

    • かなさん
      「一二八九期53教場、1Q84O1巡査」って
      呼んであげましょう!!
      ただし、長いのでこのコメントのみですが(;´∀`)
      「一二八九期53教場、1Q84O1巡査」って
      呼んであげましょう!!
      ただし、長いのでこのコメントのみですが(;´∀`)
      2024/06/04
    • 1Q84O1さん
      makiさん

      泣けますよ!
      最後のエピローグだけですけどね…w
      娘をもつ父親の立場ならさらに感動しますよ!
      最後のエピローグだけですけどね...
      makiさん

      泣けますよ!
      最後のエピローグだけですけどね…w
      娘をもつ父親の立場ならさらに感動しますよ!
      最後のエピローグだけですけどね…w
      けど、面白いシリーズなのでポチッてもいいと思います^_^
      2024/06/04
    • 1Q84O1さん
      かな巡査

      ありがとうございます!
      このコメント欄のみで十分です!w
      かな巡査

      ありがとうございます!
      このコメント欄のみで十分です!w
      2024/06/04
  • 警察学校の教官の五味京介や高杉哲也、刑事の瀬山綾乃など登場人物が魅力的だ。生身の人間としての心情が、生き生きと描かれている。学生たちも個性豊かに描かれているが、実際の警察学校では、こんなふうに伸び伸びできるのかなと疑問に思う。まあいいか、物語だからね。隣の教場の憎たらしい教官にさえ、最後はちょっぴりほろりとしてしまう。殺人事件に関しては、少し無理があるかなあ、とは思うが、まあこれもいいか。

  • 評価は5。

    内容(BOOKデーターベース)
    警察学校の教官・五味が受け持つクラス“53教場”には、個性豊かな学生が集う。元プロ野球選手、ガンマニア、助教官に恋い焦がれる女性―各々の事情を抱えながら警察官を志す学生を相手に、五味は充実した日々を送っていた。しかしある日、多磨霊園で射殺体が発見されると、学生が容疑者になってしまう。五味は教え子を守るべく、「53教場40名、全員卒業」を目標に、事件解決を目指すが―。警察学校小説シリーズ第2弾。

    五味教官、高杉教官・・・かっこよすぎます。二人のやり取りが可愛くて素敵すぎて夢中になった。二人に愛される娘・・・羨ましいぞ!
    殺人事件・・・解決したっけ?

  • シリーズ第2弾。
    前作で警察学校に異動になった五味が、教官として、悩みながらも新人警官達を無事に卒業させようと四苦八苦する姿を描く。
    東京オリンピックを控え、警視庁の新人採用人数も増え、それに伴い、採用される人種も元スーパーマーケットの店長や、元プロ野球選手や、海外を転々としていた30歳の女性など様々。
    そんな個性溢れる53教場の目標は40人揃って、卒業の日を迎えること。
    そんな中、警察学校のすぐ近くの多磨霊園で射殺死体が発見される。府中署の綾乃は捜査の過程で、五味に協力を求め、やがて警察学校内部の人間が事件に関わっていることに気付く…
    五味教場の中で起きる事件や、府中署管内の事件、恋愛事情や、五味の義理の娘の結衣の話など、いろんな話が詰まり過ぎて、何がメインなのか分からなくなってしまう。
    そして、この作者お決まりの警察物なのに、恋愛要素たっぷりな展開もいただけない。
    「教場シリーズ」のライバル的な立場を歌っているならば、もう少し焦点を絞るべき。

  • 吉川英梨の警察小説
    警察学校シリーズ2巻目
    2巻目から場長となった五味と同期の高杉、刑事の綾乃、五味の娘の結衣
    警察官を目指す若者とのやりとりとその外で発生した事件の解決に警察学校がからんで面白いストーリー
    一気読みでした!

  • 多少の粗いプロットには目を瞑ろう。ストレートに感動して最後泣いてしまった。このエピローグはかなり泣ける。終わり良ければ総て良し。著者は女性主人公でない著作の出来は今ひとつだと思っていたが、それは本作をもって心の中で撤回いたしました。益々ご活躍を期待したいです。このエンディングなら続編ありますよね?

  • 五味が教官になって最初の教場。痛い思いもしたけど、アツい日々だった。終わり方もアツい。早く続きを読みたい。

  • 毎年この時期、「おすすめ文庫王国」を買って読み逃した本を追いかけているのだが、年々興味をそそられる本が少なくなっていて、今年は皆目…というあり様だった。
    新刊にもあまり食指が動く本もなく、どうしようかと思っていたところ、「本の雑誌」の本体のほうのミステリーベスト10に文庫本が混ざっており、何とか、ようやく、これこれとなった次第。
    そうやってピックアップしたものの内の1冊が、この本。
    シリーズ物の2作目のようで、丁度今、3作目も店頭に並んでいるが、この表紙じゃ、ちょっと手が出ないやね。
    最初の巻には遡らずにまずはこの本からにしてみたが、少し前の本なので近くのブックオフで入手。

    警察学校ものとしても、管内で起こった事件の顛末にしても、それぞれに読みがいはあり。
    ただ、ちょっとテンコ盛りに過ぎたように思え、間に挟まる男女関係の描き方には物語から浮いた感じを受けたり、読んでいて最後まで掴みどころがない筋立てではあった。

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著者プロフィール

『私の結婚に関する予言38』(宝島社文庫)にて第3回日本ラブストーリー大賞のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー。近著に『ブラッド・ロンダリング』(河出文庫)。そのほか、「原麻希」シリーズ(宝島社)、「新東京水上警察」シリーズ、「海蝶」シリーズ(ともに講談社)、「十三階」シリーズ(双葉社)、「警視庁53教場」シリーズ(KADOKAWA)、「感染捜査」シリーズ(光文社)など著書多数。

「2023年 『警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 グリーン・ファントム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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