どうぶつ友情辞典 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041066096

作品紹介・あらすじ

『あらしのよるに』の絵本作家あべ弘士。旭山動物園飼育係25年分の想い出から、様々な動物(と人)にまつわるエピソードを披露。やっぱり動物っていいねえ、人間も悪くないねえ。とっても愉快なエッセイ集

感想・レビュー・書評

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  • 動物に関することわざや慣用句などに対して、飼育員の経験をフルに生かしていろいろ書いているエッセイ。動物園の裏側が興味深いし、あべさんの飾らないお人柄が伺えて楽しい。

  • 旭川動物園の飼育係を長らく勤められた経歴を持つ絵本作家さん。動物の種別ごとに項目を分けた辞典のようなエッセイ集。飼育係あるあるが興味深かった。御本人の手によるイラストもとても良いです。一番印象に残ったのは、子供から受けたという「きんぎょはしあわせなのですか」という質問。ふ、深い(笑)。

  • ( ..)φメモメモ
    「獅子の子落とし」といって、子を千仞(せんじん)の谷に蹴落とし、生き残った子だけを育てる、という古い言い伝えがあり、我が子に試練を与え厳しく育てる、というたとえだ。「仞」とは中国から伝わった長さの単位で、およそ七尺。——約二千メートルとなる。すごい深い谷だ。北海道最高峰旭岳から落下するようなもので、死ぬ。龍、鳳凰、麒麟といった架空の動物。——「獅子」というのもその類で、アフリカに棲むライオンと同じではない。

  • たたきあげベテラン飼育員ならではの文章

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著者プロフィール

1948年、北海道旭川市生まれ。旭山動物園で飼育係として25年間勤務した後、絵本作家に。『あらしのよるに』で第26回講談社出版文化賞絵本賞、第42回産経児童出版文化賞JR賞受賞(1995年)、『ゴリラにっき』で第48回小学館児童出版文化賞受賞(1999年)、『ハリネズミのプルプル』で第14回赤い鳥さし絵賞受賞(2000年)、『クロコダイルとイルカ』で第23回けんぶち絵本の里大賞大賞受賞(2013年)、『宮沢賢治「旭川。」より』で第63回産経児童出版文化賞美術賞受賞(2016年)。そのほか絵本多数。

「2023年 『あてっこ どうぶつずかん だれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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