闇の聖天使 ヴェネツィア・ヴァンパイア・サーガ (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA
3.46
  • (3)
  • (4)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 68
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041066140

作品紹介・あらすじ

東京を襲った大震災。命からがら異国の地にたどり着いた少年を救ったのは、浅黒い肌をした美青年と、プラチナの髪に紫の瞳をした美少年だった。彼らはこの町の影の支配者であり、ある秘密を持っていた--。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2019/4/10(水曜日)

  • イヴルズ・ゲートシリーズと同一世界の、ヴェネチアを舞台とした小説。
    なのだけど、世界観の説明が少なくてわかりにくいです。多分作者の頭の中身がうまく説明しきれてないのかな、と。

    このお話も続くんだか続かないんだかよくわからない感じですね。

    耽美な世界観が好きな方には良いんじゃないでしょうか。
    「タイプの違う美男子・美少年複数出しとくんで、適宜組み合わせて萌えてください」とでも言いたげなキャラクター造形は相変わらずですねー。

  • 黒い水によって廃墟になった闇夜のベネチアに、17世紀の真っ白い衣装を着たプラチナブロンドの美少年がいる情景が美しい。黒い執事との関係も楽しくて興味深かったのでもっとアナスタシオ様メインで掘り下げた話が読みたかった。東日本大震災とか欧州移民問題をベースにしてるのでSF(?ファンタジー?)だけどそこまでとっつきにくくはなかった。ただ主人公を日本人少年にした事で説明しないといけない設定の量が多くなってしまった印象
    表紙が華憐さんなのは他の人の絵は考えられない位ピッタリだと思った。

  • 1999年、首都や本州を襲った災厄により人が住めなくなった日本。
    多くの者が難民として一旦日本を離れた。
    それから6年…5才の時に難民となったヒカルは
    色々な地域をたらい回しにされ最後ヴェネチアのマフィアに売られていた…。
    身の危険を察知し運河に飛び込んだヒカルを助けたのは美しい少年ファリエルとその執事イズライール。
    実はこの2人には秘密があり……。

    いつ面白くなるんだろう?と思いながら読んだ本。
    私には合わなかった。
    ダークファンタジーとか好きなんだけど
    何がいけなかったんだろう…(-ω-;)ウーンって感じ。

  • ホラーは苦手だけど、篠田真由美さんのホラーは大好き。
    ヴェネツィアが舞台ではあるけれど、こことは違うパラレルワールド。
    美しきヴァンピロ、ファリエル。
    もう、表紙からして麗しの主従コンビがたまらない。
    本文で彼らの関係を知ってさらに好きになる。
    ヒカルも過酷な人生を過ごしてきたのに素直でけなげで愛おしい。彼の力を、もっともっち見てみたい。
    「サーガ」と言うからには、シリーズものだと信じて続きを待とう。

  • 相変わらず篠田作品とは相性が悪い。華憐さんのイラストは素晴らしい。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

篠田真由美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×