みずうみの妻たち 下 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2018年9月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041066157

作品紹介・あらすじ

東京在住の建築家・大和田に、新しいレストランの設計を依頼した朝子。打ち合わせを重ね、小競り合いを繰り返すごとに惹かれてゆく二人。東京と地元とを行き来する朝子の前に、思わぬ障害が現れて--。

感想・レビュー・書評

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  • 夫婦とも裕福な家庭で育ち結婚後も生活に危機感を持っていない暮らし。そんなふたりには、夫婦愛も希薄で、とりわけ妻達は有閑マダム感が強い。共感出来る登場人物がいない小説は、林真理子さん好きでも今一つだった。

  • 1990年から1992年までの期間、新聞19紙に順次掲載された「湖のある街」を改題加筆。

    湖のある街、老舗和菓子店に嫁いだ朝子は、浮気に開き直る夫に「本格的なフランス料理店をやりたい」と告げ、東京の建築家に店舗設計を依頼する。

    舞台は大津あたりか、不倫ものであるが、老舗の奥様として道楽で店を出すことができ、何度も東京と行き来するような不自由のない暮らし。
    空間コーディネーターだの贅沢なレストランの様子だのバブル期の風景が好ましかった。
    (図書館)

  • この本は母が「あんなぁ、買って失敗した本やねん。」と言って私にくれた本である。なので上巻でもボロクソに書いた感想だが、下巻もボロクソに言いたい。本当に主人公の朝子が嫌で。なんて傲慢で愚かなんだろう。友人や夫の不倫は責め立てるくせに、自分は『人妻の恋』と称してウキウキ不倫。不倫相手に会うために40万円以上するスーツや高級ランジェリーを夫のカードで買う。『私のお店』というフランス料理店も全て夫の金。不倫相手も軽薄で残念だ。終始能面のような顔で読み切ったが、推理小説の合間の息抜きにはなったかな。

  • 上下を読み終わった。朝子さんが愛おしかった。

  • 美味いよね。
    男と女、不倫を描かせるとこの人に限る
    林真理子の真骨頂
    ストーリーもグイグイ読ませる、表現も
    エッセイを見ればわかるけど、
    そりゃあ体験「不倫ではないけど」
    贅沢、ファッション、化粧、ブランドバック
    に造詣が深い、
    無駄にお金を使ってない
    それが生きてる、海外渡航、日舞、お稽古
    いるんなものが生きてくる
    登場人物の描写が上手いわ。
    創作意欲がそこをつかないことに敬礼。

  • 朝子の不貞に競り合うかのように、「みずうみ会」の婦人仲間・文恵は、街に招聘した作家・加藤に甘え迫った。二人の噂に自分達を重ね、怯える朝子。だが建築家の大和田はさらに大胆に踏み込んできた。開店するレストランのシェフの面接を理由に箱根を訪れた二人だったが、朝子の夫や友人文恵の存在が恋愛感情に影をもたらし…。都会と地方、男と女、家庭生活と自立のめくるめくドラマをみずみずしく描いた傑作恋愛長編!

  • 上巻のほうに「携帯電話のない時代」と書きましたが、
    なんと下巻に登場しました!
    意味ありげに。

    上巻のレビュー同様、一部の新聞のみにしか連載されなかったことと、
    25年以上経って初めて書籍化ととなった理由に
    とても興味があります、読み終えた今も。

    当時、新聞の連載を読んでいた皆さんはどんな感想をもたれたのでしょう?
    「東京の人は口が上手いんだよ」とか?
    「男ってこんなものだから、そのつもりで付き合いましょう」とか?
    今ならNETでいろんな意見がわかるのですけどね。

  • ドロドロ。

  • 90年代に『中国新聞』等に連載された作品の初書籍化。
    上巻に続き下巻を読了。

    浮気夫に愛想を尽かした主人公の朝子はレストランの設計を依頼した建築士の大和田にどんどん惹かれて行く。

    同じ湖の町で暮らす友人の文恵も朝子と競争する様に作家の加藤との不倫にのめり込む。

    終始周りの目を気にしながら閉塞感漂う町で暮らす朝子の生きづらさや息苦しさは解るが、全く魅力を感じない大和田に恋愛感情を抱くのが理解出来ない。

    軽薄で口が軽く逢瀬のホテルに「ヤッホー」とやって来る様な男は私には無理だ。

    不倫物語だが盛り上がりもなく物足りない読後感。

  • 2022 11/14

  • 地方都市と都会ってこんな感じ!?
    他人からチヤホヤされるっていくつになっても気持ちいいかもしれないね。

  • どこかで都会に憧れる。若くはなくても、憧れる。
    純愛とは言えない不倫の終わりはあっけない。
    ちょっと傲慢な朝子の不倫は、屈辱的にも。
    最後は、平和に。そして、命あればいい、とも思えるラスト。

  • 何事も客観的に冷めて見ているようで、結局はお金持ちの身勝手さ満載の不倫話。タイトルの「みずうみ」もうまくイメージ出来ず。

  • 読みやすかったけど、印象深くはなかった

  • 上巻に記載

  • 鉄板ネタの林真理子、バブル期、不倫、軽く読める。
    お金持ちの奥さんっていいなあ

  • 上巻からの流れがどう終結するのか…?

    熱にうなされた状態が長く続くとは思わないまでも、期待以上のあっけない幕切れでやや拍子抜けして読了した。

    田舎と東京の地域性の違いが様々な出来事の根源になっているような、というかその違いのせいにしているような印象だった。
    これまでにも「不倫」に至る悩ましき主人公の話を読んだことはあるが、所詮他人事なのでどちらかと言えば「行け!行け!」状態で、「不倫」を思わず応援する立ち位置で読んできた。
    ただ、今回は朝子が余りにも危なっかすぎて、「ばれるよ…離婚したらレストランつぶすよ…そのうち捨てられるよ…」と、姑のような立ち位置に立ってしまった。
    そのお陰で(?)比較的きっぱりと元のさやに納まった朝子に拍手を送る気持ちと、そうは言いつつ感じる物足りなさとがまじりあった複雑な心境だった。


    できれば、新しく始めたフランス料理店がどのように地域に受け入れられていくのかを見守りたかった。

  • 感想は上巻にまとめて書いてあります♪

  • よくあるストーリーなんだけど、描写が秀逸で引き込まれました。さすが林さん、うまいです。

  • 行くつく先はやっぱりこういうことだよね。(破局)
    朝子にはまったく共感できなかったけど、(途中から浮気はしているにせよ、フランス料理店を出店する為、無尽蔵にお金を使われその建築家と不倫され旦那、哲夫に同情したわ)
    むしろ、文恵の方が浮気と割り切っているだけ潔い。
    一番、まともに見えたのはこのフランス料理店にオーナーシェフとして引き抜かれた大村かな。
    これも、何年か後にドラマ化されそう…。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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