火の鳥2 未来編 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 40
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041066317

作品紹介・あらすじ

西暦3404年。地球最後の都メガロポリスは戦争勃発で放射能におおわれる。恋人タマミをはじめあらゆる生物が死に、一人残ったマサトは、火の鳥に地球復活の命を受ける。孤独で過酷な三十億年の試練を経、ようやく人類創造を達成。壮大でかつ神秘的な銀河宇宙を背景に文明=人間の鵜よさと愚かさを描く感動作。
解説 景山民夫
新装版豪華企画:トリビュート漫画 しりあがり寿

感想・レビュー・書評

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  • 「こんな話を描かれてしまったら、後に残された私達ゃいったい何を描けばいいんだ?」
    それがこの作品を読み終えた直後の、素直な感想。
    人類が破滅へ向かって加速しつつある近未来の地球が舞台。人類の滅亡後、気の遠くなるような月日が流れ、地球は再び、恐竜時代から人類の誕生まで、似たような過程を経験していく。ここに描かれていない物語を描くとするなら…

    ①手塚さんと同じく、近未来の地球からさらにその先の未来へ話を進めるが、まったく異なる展開を用意しておく
    ②もしくは、手塚さんとは逆に、現代から過去へ遡ってみる。でも、遡ったハズが、現代よりもずっと進んだ文明と出合うことになる(マヤ文明とか、実際に存在した文明の中には、こういう印象を与えるものもあるよね)
    ③あるいは、近未来から話が動かない(笑)
    ④というよりも、手塚さんがすっ飛ばした細かい部分を、虫眼鏡的な視点ですべて描き切る

    とか?
    いずれにせよ、こんなに壮大なスケールの話を、最後までエネルギッシュに描き切った見事さに直面したら、ショックでしばらく動けない。

  • タマミかわいい

  • ふと手に取り始めた火の鳥。
    もうすでに、とりこです。

    前回の黎明編がはじまりだとしたら、今回はその対極にいる話なんだろうけど、でも終わりではない。

    終わり、始まる。

    続いていく。
    そこに、火の鳥が言った言葉が響くなぁ。

    それから、人間の知恵と、それがもたらす愚かさについて、それら話の中にあるメッセージはきっと、いつの世も変わらぬものなんだろうな。
    少なくともこの漫画が書かれてから40年弱の間、メッセージの本質的な部分は変わらなかったのだから。

    一冊一冊が、全く別の話に見えて、繋がっているお話、火の鳥。
    これからがますます楽しみ。

  • 前回からははるか未来の物語。なるほど、未来と過去を行き来しながら進んでいくのですか。
    宇宙生命の話でだいぶ頭が痛くなりました。深く考えない方がよさそうです。

  • 全ての人の必読書だと思う手塚治虫の永遠の名作が新版として刊行中。1巻黎明編と2巻未来編をまずセットで読むべし。古代と未来で全く別の世界を描きながら、実は繋がっている構成にも唸るし、宗教的・哲学的とも言える世界観がすごい。未来編でチョイ役で出てくる「ロビタ」の正体のことを思い出すだけでもう泣ける(この先の話になるけど)。

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著者プロフィール

1928年、大阪生まれ。漫画家。戦後漫画界の巨匠にして日本TVアニメの始祖。1989年没。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』他多数。全400巻の個人全集を持つ。

「2018年 『いばら姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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