火の鳥4 鳳凰編 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 34
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041066331

作品紹介・あらすじ

生まれたその日に片腕を失った我王。その我王に片腕を着られた茜丸。
十五年後、仏師として血のにじむ修行を積んだ二人に、宿命の対決の時が来た。
都の帝から東大寺の鬼瓦の競作を命ぜられたのだ。
やがて、鬼気迫る二人の作品が完成するが……。
愛を渇望し、自らに打ち克とうとする仏師の極限の苦悶を描く。
解説 酒見賢一

感想・レビュー・書評

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  • ここまで「輪廻」のさまざまな形が提示され続けていて、まだ4冊目だけど、すでに圧倒されている。一生を終えても、また別の者に生まれ変わる「猿田彦」のような輪廻の形もあれば、業の深さにより、同じ人間に生まれ変わって、同じ生涯を繰り返し続ける「比丘尼」のような輪廻の形もあり、生まれ変わっても、もう二度と人間には戻れない「茜丸」のような輪廻の形もある。物語に込められた作者のメッセージと、我々への問いかけと、共通のテーマを基に展開させる物語の多様さとその深さに、とても考えさせられる。
    それからもう一つ、久しぶりに読み返してみて、手塚さんの「スゴイな」と思うところは、登場人物たちのセリフと絵面、物語の展開の仕方に違和感を感じることがない、というところだ。もちろん、「え!?ここにこれを持ってくるの?」と思うことは多々あるけど(笑)意外な方向に発展した物語の描き方が中途半端だったり、登場人物たちのセリフが物語の展開に付いていけてなかったり、どういうこと?と読者を置いてきぼりにしてしまうようなコマがひとつもない。もちろん手塚さんの作品にも賛否両論・好き嫌いはあると思うけど、そういうこと抜きにして、ここまでエネルギッシュに最後まで描き切る力量は、本当に素晴らしいと思う。

  • 輪廻転生の回、か。
    毎度毎度濃くて、ものすごく勉強にもなる火の鳥。

    火の鳥が、生まれてすぐ片腕となった我王が、その生い立ちを恨んだ言葉に対し、そうよといったところが印象的。

    それから、国分寺の成り立ちとか。
    結局は、政治絡み、とちうのは非常に納得。

    手塚治虫は、知識が尋常ではなく、かつ世の中をかなりドライにみていたのだなと思う節がよくある。個人的に、人としても好きだ。

  • 息を忘れるほど圧倒され、一気読みしてしまいました。

  • 茜丸わりとかわいそうやった。

  • 火の鳥のある意味代表作の「鳳凰編」。やはり素晴らしい。輪廻転生の概念が上手く生かされている。

  • いいなぁ。手塚治虫。
    さすがの知識。

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著者プロフィール

1928年、大阪生まれ。漫画家。戦後漫画界の巨匠にして日本TVアニメの始祖。1989年没。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』他多数。全400巻の個人全集を持つ。

「2018年 『いばら姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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