撫子が斬る 女性作家捕物帳アンソロジー (上) (角川文庫)
- KADOKAWA (2018年12月22日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041066492
作品紹介・あらすじ
宇江佐真理、澤田瞳子、藤原緋沙子、北原亞以子、藤水名子、杉本章子、澤田ふじ子、宮部みゆき――当代を代表する女性作家8名による、色とりどりの捕物帳アンソロジー。宮部みゆき選、日本ペンクラブ編。
感想・レビュー・書評
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暇つぶし。
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上巻を読み終えた。8人の女性作家による時代物。そもそも女性作家の小説でまともに読んだのは宮部みゆきぐらい。今回、読んでみてまず感じたのは、宮部以外にも時代物をしっかり書ける女性作家がこんなにいること。宮部はなぜ人気があるのか?
皆歴史をしっかり学んでいる。そして、男の言葉はしっかり男を感じさせ、逆に女の言葉は凄く色気を感じさせる。
どれも読んでいて光景が浮かぶから凄い。ただ、惜別姫は中国の話なので少し闇の部分が多い。
最後に宮部の優れたところ。平凡な光景で、あまり血なまぐさいところ、暴力的なところがないが、光景は一番浮かび映像を見ているよう。そして、読んだ後が何ともな気分がほんのりと残った。 -
色んな女性作家の捕物を読めて楽しかったです。
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髪結いの伊三次は、独立し所帯を持つために貯めた三十両を盗まれるが、犯人は岡っ引きの留蔵の弟分・弥八だと判明し…(「星の降る夜」)。夫・清兵衛の財布から五両が盗まれたことに気づいたおときは、愛人の松太郎が盗んだと思い、新たに五両を工面するが―(「律儀者」)。魚の棒手振りを商う角次郎は、伊勢屋から千両で鰹を買いたいと持ち掛けられ…(「鰹千両」)など全八編を収録。女性作家による捕物帳アンソロジー。
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8人の女性作家が、捕物についての話の短編集である。
どの方も有名で、好きな女性作家ばかり。
宇江佐真理・澤田瞳子・藤原緋沙子・北原亞以子・藤水水名子・杉本章子・澤田ふじ子。
澤田ふじ子氏の柔らかな京都弁が、活字の仲でも好きである。
宇江佐真理氏の髪結い伊三次シリーズも、そして北原亞以子氏の深川澪通り木戸番小屋シリーズも好きだったのに、未だ未だ執筆して欲しかった作家さんである。
2019年の暮れから読み出したのだが、どれもこれも、8話すべて、読んだ事のある作品であった。
どっぷりと、この好きな女性作家にのめり込んでいる自分を、再発見(笑)。
さてさて、今度は、下巻を読まなくては・・・と、(笑)
次は、どれほど、読んだ作品に会えるのかな?と・・・ -
装丁って大事、としみじみ思った…
タイトルと表紙絵で「女性が」事件を解決するお話、だと思ったんですよ
えぇ女性が主人公なお話が好物なもので…
違ったのよね~
あくまで「女性作家」のアンソロジーなんですよ
うぅむ
またはまりこむ沼が深くなった←作家買いをする性癖持ち
アンソロジーの作品





