検事の信義 (1)

  • KADOKAWA (2019年4月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041066577

作品紹介・あらすじ

作家デビュー10周年記念作品

映画化『孤狼の血』本屋大賞第2位『盤上の向日葵』の次は、これだ。
孤高の検事の男気と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー!

任官5年目の検事・佐方貞人は、認知症だった母親を殺害して逮捕された息子・昌平の裁判を担当することになった。昌平は介護疲れから犯行に及んだと自供、事件は解決するかに見えた。しかし佐方は、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱く。独自に聞き取りを進めると、やがて見えてきたのは昌平の意外な素顔だった……。(「信義を守る」)

感想・レビュー・書評

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  • 佐方貞人シリーズ第四段♪
    四つの短編集からなる
    今までの三作に比べると、イマイチ入り込めなかった
    ちょっとあっさりしているような感
    前作『検事の死命』が良過ぎた
    しかし今作四話目『信義を守る』はいつも通り面白かった
    介護の問題は他人事ではない
    あ〜、お金って大事
    そして上司も大事

    毎回思うけれど、「ふくろう」や「ハイライト」等の設定が女性が描いたと思えない⸜(*^^*)⸝⸃⸃
    そこだけではないけれど

    そして弁護士佐方の姿をもう一度見たい☆.*.。:*・゜

    • ヒボさん
      シリーズ読了お疲れ様でした♪
      ((っ´・ω・)っ旦~

      やっぱり本作の評価は過去の3作に比べると...ですよね^^;
      私も同感でした。

      本...
      シリーズ読了お疲れ様でした♪
      ((っ´・ω・)っ旦~

      やっぱり本作の評価は過去の3作に比べると...ですよね^^;
      私も同感でした。

      本シリーズの続編期待しちゃダメですかね?

      まぁ、それまでにガミさんシリーズを楽しんでください(・ω・)ノ*。.・°*
      2024/05/08
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      ヒボさん、おはようございます
      はい、思いっきり期待していたので
      。:゚( •᷄ʚ •᷅ )゚:。
      ガミさんシリーズは、今回リンクしていたんで...
      ヒボさん、おはようございます
      はい、思いっきり期待していたので
      。:゚( •᷄ʚ •᷅ )゚:。
      ガミさんシリーズは、今回リンクしていたんですよね
      レビュー読んで知りました
      新しいシリーズは、何読んでも刺激的です
      弁護士佐方は何処に〜

      「透明人間は…」は手に入ったので、もうすぐ読みます(୨୧•͈ᴗ•͈)◞
      2024/05/08
    • ヒボさん
      日岡を中心とした友情出演がなければ私も‪☆4つでした。

      お~っ、透明人間ですか!!
      楽しみですね~♪
      日岡を中心とした友情出演がなければ私も‪☆4つでした。

      お~っ、透明人間ですか!!
      楽しみですね~♪
      2024/05/08
  • 今一推しの柚月裕子さん。
    そして佐方貞人シリーズ。

    今回も面白く読ませていただきました。
    虎狼の血シリーズのコラボもあり、
    色々と楽しませてもらいました。

    佐方の様な生き方、憧れますね。
    ただ私には無理なので
    小説の中で夢を見させてもらっています。

    次もあると期待します。

  • 柚月裕子さんの検事の佐方のシリーズは全部拝読しています。
    柚月裕子さんの作品では、この検事の佐方のシリーズが一番好きなのですが、今回も佐方の姿勢には全くブレはないと思うのですが、前作があまりにも佳作だったためか、確かな筆致でもあるのですが、今回は事件のストーリーティングにパワーがないように感じられました。
    みなさん、絶賛されているレビューが多いみたいですが、なんというか、一昔前の刑事もの(検事ですが)みたいな印象を、私はぬぐい切れませんでした。
    言っておきますが、私は柚月裕子さんのことは、デビュー作の『臨床真理』から心より応援しているファンなので、これは誹謗中傷では全くなく、愛読者としての(未読作もありますが)素直な感想です。
    次回作での佐方の活躍を期待しています。

    今回は柚月裕子さんのお得意のやくざ絡みの話や警察の内部事情に関する話が多いと思ったら、他の方のレビューによるとそちら系の柚月さんの作品にリンクしているそうですが、未読なので、心に残ったのはそちら系ではない方のお話。


    以下ネタバレなのでこれから読まれる方は気を付けてください。

    「裁きを望む」
    たった一人の戸籍をみつけたときの芳賀の気持ちはよくわかりました。犯行の動機は頷けるものでした。

    「信義を守る」
    これは最初依頼殺人かと思いましたが、認知症では依頼能力がないし…と思いましたが、野崎高一郎神父の登場で、話はわかりました。

    • まことさん
      くるたんさん♪こんにちは!
      コメントありがとうございます(*^^*)
      柚月さんのことは、実はデビュー前から知っている方なので(あちらは超...
      くるたんさん♪こんにちは!
      コメントありがとうございます(*^^*)
      柚月さんのことは、実はデビュー前から知っている方なので(あちらは超有名人だし、私のことなど忘れていると思いますが)個人的に応援しています。
      佐方シリーズで、どの作品かメモも何もとっていないので、忘れたけど、すごくいい作品があって確か大藪賞か何か獲られたと思うのですが、佐方シリーズは好きです♡
      2019/12/11
    • くるたんさん
      まことさん♪
      柚月さんとお知り合いだったとは!
      それは応援に熱が入りますよね(*´ー`*)

      私は佐方さんシリーズ以外の作品はほぼ未読なので...
      まことさん♪
      柚月さんとお知り合いだったとは!
      それは応援に熱が入りますよね(*´ー`*)

      私は佐方さんシリーズ以外の作品はほぼ未読なので読んでみたいです。
      2019/12/11
    • まことさん
      くるたんさん♪
      私は覚えていますが、あちらが覚えていらっしゃるかは、わからない程度です(*^^*)

      柚月さんの作品は、私は佐方さんの...
      くるたんさん♪
      私は覚えていますが、あちらが覚えていらっしゃるかは、わからない程度です(*^^*)

      柚月さんの作品は、私は佐方さんのシリーズが一番好きです。(未読のものも結構ありますが)
      2019/12/11
  • 佐方貞人シリーズ第四作目。
    この中の二作品、『裁きを望む』と『審議を守る』では
    一見問題のない起訴内容に切り込む佐方が描かれる。

    犯罪が起こる。
    証拠があり、被疑者が罪を認めている。
    検察にとっては、時間を割く必要のない事案。
    ところが、些細な点に納得がいかない佐方。
    あえて起訴されることを望む被告人たちの謎に迫る。
    佐方の細部に及ぶ地道な調査。
    それが、被疑者の心の奥底にある真実を探り当てる。

    佐方を疎ましく思う先輩検察官からは、厳しい苦言が飛ぶ。
    それに対して、佐方は毅然と返答する。
    「事実は真実ではありません」  深い!!
    「なぜ事件が起きたかを突き止め、罪をまっとうに裁かせる。
    それが私の信義です」
    佐方のぶれない姿勢に拍手です。

    四作品を全部読み終えて、時間の流れを思い返しました。
    二作目から四作目までの三作品では
    佐方が検事として任官してからの5年間が語られます。
    この『検事の信義』の最後の事件は2000年春。

    一作目の『最後の証人』では、ヤメ検 弁護士になった佐方が登場しますが、
    2000年の秋のある事件が発端で、佐方が地検を辞めたと語られていました。
    その一作目では、検事を辞めてから12年後の弁護士・佐方という設定。
    ・・・ということは?
    弁護士としての佐方シリーズがこれからでるのかな?
    期待しちゃいます。

    ※ 私の考える時系列が「違っている」と思われる方、どうかご指摘ください。
    確信がもてるような、もてないような…なので。

  • 佐方貞人シリーズ4作目。短編4話の構成で、前半3話はずいぶんあっさりしてるなという印象。4話目だけそこそこボリュームがある。この作家は人物を魅力的にみせるのが上手いので、短編より長編のほうが良いかもしれない。とはいえ、もう佐方や周りの人物のファンなので、短編でも長編でもなんでもよいので、いつまでも続編を読みたい。

  •  佐方貞人シリーズ四作品目も検事時代で、「平成十年十二月十九日。法廷では…。」と書いているので、もし次回作が上梓されたら、検事時代の終わりかもしれません。

     本書は、短編集で、「裁きを望む」「恨み刻む」「正義を質す」「信義を守る」。

     佐方の司法修習時代の同期木浦から電話が入り、不可解なことに広島の老舗旅館で酒を飲みながら歓談することになります。その木浦検事のもとに、広島北署マル暴刑事日岡秀一巡査から連絡が入り、内容はともかくとして、佐方は、「しかるべく―お願いします」となるのです。随分端折りましたが、関連書籍も既読の方は、お分かりだと思いますが未読の方はごめんなさい。

     最終話、要介護の母・道塚須恵八十五歳を殺害した息子の一件記録を読んでいた。
    「ちょっと、気になるんですが」

     調書には、「事件発生から警察が容疑者の身柄を確保するまで、二時間経っています」何でもないような事を見逃さない佐方は、「その二時間」に拘った。
     裁判は、佐方が依頼した証言でどんでん返し。結果、また見えない圧力がかかってきた。
     佐方は意に介さず涼しげだが!
     続編をワクワクしながら待っている。
     佐方の執念が実を結ぶのか…。
       読書は楽しい。

  • 『検事の死命』を飛ばして本作を読んでしまいました。
    本作中の4つの作品の3作目「正義を質す」の中で、狐狼の血シリーズに登場する日岡が出てきたのには驚きました。
    調べると、この作品は「凶犬の眼」の後に書かれたものなのですね。

    【佐方貞人シリーズ】
    最後の証人 2010年5月
    検事の本懐 2011年11月
    検事の死命 2013年9月
    検事の信義 2019年4月

    【狐狼の血シリーズ】
    孤狼の血 2015年8月
    凶犬の眼 2018年3月
    暴虎の牙 2020年3月

    シリーズ1作目と比べると佐方貞人の人間性がよく描かれていて、どんな人間なのか、どんな信義を持って職務を行っているのかがよく分かった気がします。
    1作目は佐方の行動原理が分からず、話に入り込めないまま終わった感があったので、本作まで読んでよかったです。
    罪を真っ当に裁かせることを正義とする佐方ですが、それならはじめから弁護士の方が向いているのでは?と思ってしまいました。

  • 2023/06/12読了
    #柚月裕子作品

    検事・佐方貞人シリーズ
    初読みだったが面白かった。
    こういう実直な生き方は憧れるが
    敵もいっぱい作るんだろうな。。
    狐狼の血シリーズとのスターシステム
    を楽しめるのも良い。

  • 地方検事佐方が、「罪をまっとうに裁く」を信念に事件に取り組んでいく短編集。
    過去の関係が語られるとこで、もしやとは思っていたものの、著者紹介見るまで、シリーズものとは、知らずに読んでました。

    些細な事柄に疑問を持ち、調べることで、事件の背景が明らかになっていくと言うのはが多いものの、大どんでん返しというよりは、地道な結果が真実を炙り出すというところが、好感が持てた。

    サラッと検事や警察の力関係によるこわいとこが出てたりするのもよいが、その中で信義をまっとうすることの難しさ、理解してくれる人の大切さというのが、考えさせられるところとなった。

  • 信義とは「偽ったり欺いたりせず、真実で正しい道を守ること」まさしく佐方の信義を突き詰めた作品だった。警察調書の違和感から「被疑者は何かを隠している」と感じ取った佐方は、犯行現場、家、近所、同僚、会社を訪れる。佐方の持つ再びの違和感。佐方が見通す千里眼は何のためか?それは、罪を、まっとうに裁かせることこそが「正義」であるという彼なりの信義なのである。佐方の前に立ちはだかる障壁、それは近しい検事や刑事。彼らにも正義がある。正義vs正義、どちらが真の正義なのか?決して被疑者、検事、刑事を忖度することではない。

  • 6年振りの『佐方 貞人』シリーズ最新作
    早く読みたいという気持ちと、読んだら楽しみがなくなってしまうという複雑な気持ちで葛藤する中、無事に読み終えることができました❗️

    佐方 貞人はとても好きな男性キャラクターの一人で、『なぜ、事件は起きたのかを突き止めて、罪をまっとうに裁かせる』という、彼の信義に感奮してしまいます❗️また本書では粋な計らいもあって、柚月ファンにはたまらない作品となっています

    好きな話しは、『第四話 信義を守る』です
    何気に佐方の上司の筒井副部長も気に入っています❗️

  • やはり面白い検事シリーズ。こちらは佐方の活躍を追うものであるが、今回は検事である佐方の事務官の増田の目を通して佐方を見ている物語となっている。

    『自分の信義を守る』ために事件に挑む佐方。全ての事件を佐方に担当して欲しいくらい。それにしても熱い。佐方は自分の信義を守るためには上司にも逆らうし、検事という立場をかなぐり捨て、被告人の求刑を軽くもする。
    さて、そんな佐方も少しだけ信義を曲げた事件があった。それは第3章『正義を質す』だ。まあ、それも自分の信義を守るためと言えばそうなのかもしれないが。

    この第3章。柚月裕子ファンなら垂涎ものの人物が登場する。その男は日岡。そう!『孤狼の血』に登場する日岡である。この日岡が登場する時間はあまりにも短く、少し物足りないくらいなのだが、その存在感はハンパない。

    こうしたボーナストラックというか、柚月裕子さんの遊び心というか、これがたまらない。これからもどんどんコラボさせていって欲しいと願うのは私だけだろうか?

    さて、佐方検事。次は弁護士となってからの佐方か、それとも検事の佐方か。どちらにしても早く次のステージの佐方に会いたくてウズウズしている。

  • 佐方貞人シリーズ第四弾

    1〜3話目はなんとなくスッキリしない終わり方でモヤモヤしたが、4話目はとても良かった。 
    単なる介護苦からの身勝手な殺人にせず、
    わずかな違和感から犯人の親を想う気持ちに辿りつく。
    さすが佐方検事!

    そろそろ検事を辞めたキッカケとなった事件を書いてほしいな〜。
    弁護士になってからの話でも良いし。

  • 佐方と別シリーズの人気キャラ日岡のニアミス短編などもあったりして充実の短編集なんだけど
    まとまりすぎだなあと思いました
    佐方の検察の枠にとらわれないで自分の正義を貫くところもっともっと極端なかたちで読みたかったなあ
    いやまあ今回も十分はみ出てるんだけど勝手ですな読者って(なに目線だ!偉そうに!)

  • もちろん今回も最高だった。

    佐方検事の事件を読む目の鋭さ、些細な違和感からの気づき、何事にも屈しず、ただ己の正義を胸に立ち向かう姿はやっぱり何度読んでもたまらない。

    読めば読むほどじわじわくる魅力は最終話の「信義を守る」で最高潮に。罪をまっとうに裁かせる信義を貫く姿に改めて彼の男気なるものを感じ、そして彼でなければたどり着けなかったであろう真実に涙した。

    一挙手一投足の労を費やす姿、何気ない一挙手一投足、ぶれない心、言葉にはしびれまくり。
    その姿と言葉をたっぷり心に焼き付けながら読了。

    • くるたんさん
      kanegonさん♪

      コメありがとうございます♪

      この佐方シリーズが有名です♪ぜひぜひ!
      「最後の証人」が第1作です(* ॑꒳ ॑*)
      kanegonさん♪

      コメありがとうございます♪

      この佐方シリーズが有名です♪ぜひぜひ!
      「最後の証人」が第1作です(* ॑꒳ ॑*)
      2019/05/28
    • あいさん
      わぁ、この本ももう読んだのね(^-^)/
      こちらも話題になってる。
      私ずいぶん昔に1作目は読んだのだけどあまり記憶がなくて…
      私もま...
      わぁ、この本ももう読んだのね(^-^)/
      こちらも話題になってる。
      私ずいぶん昔に1作目は読んだのだけどあまり記憶がなくて…
      私もまた読み直そうかなぁ。

      佐方さん人気だよね(⁎˃ᴗ˂⁎)キュンかしら?
      2019/05/29
    • くるたんさん
      けいたん♪

      うん!佐方さんは読めば読むほど魅力が増す気がするわ♡

      私も一作目からおさらいして読みたくなったよ♪

      弁護士になる経緯も詳し...
      けいたん♪

      うん!佐方さんは読めば読むほど魅力が増す気がするわ♡

      私も一作目からおさらいして読みたくなったよ♪

      弁護士になる経緯も詳しく描きたいっておっしゃってるみたいだから続編も待ち遠しい!

      そしてできれば次作は長編希望(*´艸`)
      2019/05/29
  • 久しぶりに単行本買いました笑 それだけこのタイミングで読みかったことなんだけど。大きな流れはあるんでしょうけど、完全に単発ものの様相。これってもう弁護士になってからの話はないってことですか?誰か知ってたら教えて下さい! 「正義を質す」では「狂犬の眼」とつながる話でもありワクワクは加速!しそうになったけど、そうでもなく。ハリウッドでよくあるオマージュシーン的なものなのかな? 今更なんだけど、テレビドラマの上川隆也主演の検事ものはこの作品だったんですね。やっと気づきました。でも、私の受ける印象とはかなりの違いが笑 兎にも角にも弁護士としての佐方が読みたい。あと、検事をやめるエピソードはまだ描かれてませんよね??

  • 佐方貞人シリーズ 4作目 前作からは、6年ぶり
    今回も、自分の信義を守りとおす佐方貞人健在!

    しかし、私の驚きと感動は、また、別のところに・・・

    なんと、『 正義を質す 』では、「孤狼の血 」「 狂犬の眼 」の広島北署の日岡秀一巡査が登場!
    暴力団抗争を未然に防ぎ、市民生活の安全を確保するため、仁正会のNo. 2の溝口を保釈し、その代わりに、検察の裏金問題をリークしようとする広島高検の幹部の逮捕案件を教えるという取引を検察に持ちかけてくる

    「今回、木浦さんに取引を持ちかけるよう言うたんは、尾谷組の備前です。木浦検事は話がわかる人じゃ、言うとりました」
    日岡の広島弁に、きゃー懐かしいとうれしくなってしまった。

    「 日岡巡査。君の正義って、なんだい」
    という問いに
    「わしの正義ですか・・・そんなもん、ありゃァせんですよ」
    とつぶやく日岡。
    日岡の声を聞きながら、話し方が誰かに似ていると思っていた。
    佐方だ。 斜に構えた態度もぶっきら棒な口調もそっくりだった。
    似た者同士ーーそんな言葉が、頭に浮かぶ。
    ふたりが会うことがあったら、どんな顔をするだろう。

    佐方シリーズに孤浪の血シリーズが、友情出演するなんて
    なんと、柚月さん、洒落たことをされるではないか。
    ファンサービスか。

    次回の作品では、きっとこの二人の対面の場を作っていただけるものと切に期待しております

  • 検事・佐方貞人シリーズ、短編集。

    どれも派手さはないけれど。問題判決になろうとも、「罪はまっとうに裁かれなければならない」、「事実と真実は違う」と自分を折り曲げずにつき進みんだ佐方に酔い痴れました。佐方の人柄だけでなく、事務官、上司、被害者・加害者抜かりなく描かれているのが読めます。おまけに、「正義を質す」は他作品でみられる方々のお名前が出てきて、むむむぅ〜とさらに深く深く読み入り楽しました。しかし短編よりも長編で読みたいものですね、佐方のある一時代、成長の過程の物語といえども。いやしかしそろそろ検事を辞める時かしら、周りに反感ばかり買われてしまってそれがどこまで持つやらです。自分の道を突き進む佐方のこれから、仕事面での成長等これからを読み続けたいなあです。

  • 検事・佐方貞夫シリーズ「検事の信義」読了。

    今回も、正義を貫く佐方の姿勢がかっこいい。
    今までの積み重ねで、佐方を評価してくれている検事、弁護士、警察関係者などが増えてきてはいるものの、既成のレールに乗らずに信念を貫く姿勢には敵も増えてきそうで、その辺の絡みも今後何かありそう。ということで、これからもシリーズ続いて行きそうな雰囲気ですね。


    検事として5年目になった佐方が担当した4つの事件が描かれていました。

    単純そうな事件なのに、佐方が別の視点からアプローチすると、全く違う姿が見えてくる、という、変化していく事件像に興味を惹きつけられ、あっという間に読んでしまいました。


    ところで、シリーズ最初で弁護士になっていた佐方。私はきちんとメモっていなかったのですが、どうやら検事5年目の秋に辞職して、弁護士になったということらしい(Wikipedia情報)。ということは、あと半年ぐらいすると、検事を辞める、ことになるはず。
    その事件についてはどれぐらい書かれていたか忘れちゃったけど、そこまで書いてくれるんでしょうか。

    続きが楽しみです。


    いやー、それにしても、司法について知らなすぎです、ワタクシ。まぁ、刑事物だって、探偵物だって、え?そうなの?っていうことはたくさんあるんだけど、自分の生活を支えている「法律」を知らなすぎるのはいかがなものかと、ちょっと知識量のなさに愕然としております。
    難しいんですねーーー。

  • 息子が母親を殺害し逮捕された。
    息子も犯行を認めている。
    後は司法により裁かれるのみ。
    けれど検事・佐方貞人にかかるとそれだけでは済まされない。
    事実の裏に隠された真実を突き止めるため。
    「罪はまっとうに裁かれなければならない」という佐方の信義を貫くため。
    そして人の、どんな逆境からも立ち直れる底力を信じているため。

    今回も佐方の、ブレのない言動にスカッとした。
    前々から感じていたことだけれど、柚月さんの文章はほんと男前。
    見た目はとても上品で女らしい方なのに、そのギャップにも毎回驚かされる。
    佐方の更なる続編にも期待したい。
    そろそろ弁護士・佐方も見てみたい。

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚月裕子の作品

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