- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041066577
作品紹介・あらすじ
作家デビュー10周年記念作品
映画化『孤狼の血』本屋大賞第2位『盤上の向日葵』の次は、これだ。
孤高の検事の男気と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー!
任官5年目の検事・佐方貞人は、認知症だった母親を殺害して逮捕された息子・昌平の裁判を担当することになった。昌平は介護疲れから犯行に及んだと自供、事件は解決するかに見えた。しかし佐方は、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱く。独自に聞き取りを進めると、やがて見えてきたのは昌平の意外な素顔だった……。(「信義を守る」)
感想・レビュー・書評
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佐方貞人シリーズ第四段♪
四つの短編集からなる
今までの三作に比べると、イマイチ入り込めなかった
ちょっとあっさりしているような感
前作『検事の死命』が良過ぎた
しかし今作四話目『信義を守る』はいつも通り面白かった
介護の問題は他人事ではない
あ〜、お金って大事
そして上司も大事
毎回思うけれど、「ふくろう」や「ハイライト」等の設定が女性が描いたと思えない⸜(*^^*)⸝⸃⸃
そこだけではないけれど
そして弁護士佐方の姿をもう一度見たい☆.*.。:*・゜ -
今一推しの柚月裕子さん。
そして佐方貞人シリーズ。
今回も面白く読ませていただきました。
虎狼の血シリーズのコラボもあり、
色々と楽しませてもらいました。
佐方の様な生き方、憧れますね。
ただ私には無理なので
小説の中で夢を見させてもらっています。
次もあると期待します。 -
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くるたんさん♪こんにちは!
コメントありがとうございます(*^^*)
柚月さんのことは、実はデビュー前から知っている方なので(あちらは超...くるたんさん♪こんにちは!
コメントありがとうございます(*^^*)
柚月さんのことは、実はデビュー前から知っている方なので(あちらは超有名人だし、私のことなど忘れていると思いますが)個人的に応援しています。
佐方シリーズで、どの作品かメモも何もとっていないので、忘れたけど、すごくいい作品があって確か大藪賞か何か獲られたと思うのですが、佐方シリーズは好きです♡2019/12/11 -
まことさん♪
柚月さんとお知り合いだったとは!
それは応援に熱が入りますよね(*´ー`*)
私は佐方さんシリーズ以外の作品はほぼ未読なので...まことさん♪
柚月さんとお知り合いだったとは!
それは応援に熱が入りますよね(*´ー`*)
私は佐方さんシリーズ以外の作品はほぼ未読なので読んでみたいです。2019/12/11 -
くるたんさん♪
私は覚えていますが、あちらが覚えていらっしゃるかは、わからない程度です(*^^*)
柚月さんの作品は、私は佐方さんの...くるたんさん♪
私は覚えていますが、あちらが覚えていらっしゃるかは、わからない程度です(*^^*)
柚月さんの作品は、私は佐方さんのシリーズが一番好きです。(未読のものも結構ありますが)2019/12/11
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佐方貞人シリーズ第四作目。
この中の二作品、『裁きを望む』と『審議を守る』では
一見問題のない起訴内容に切り込む佐方が描かれる。
犯罪が起こる。
証拠があり、被疑者が罪を認めている。
検察にとっては、時間を割く必要のない事案。
ところが、些細な点に納得がいかない佐方。
あえて起訴されることを望む被告人たちの謎に迫る。
佐方の細部に及ぶ地道な調査。
それが、被疑者の心の奥底にある真実を探り当てる。
佐方を疎ましく思う先輩検察官からは、厳しい苦言が飛ぶ。
それに対して、佐方は毅然と返答する。
「事実は真実ではありません」 深い!!
「なぜ事件が起きたかを突き止め、罪をまっとうに裁かせる。
それが私の信義です」
佐方のぶれない姿勢に拍手です。
四作品を全部読み終えて、時間の流れを思い返しました。
二作目から四作目までの三作品では
佐方が検事として任官してからの5年間が語られます。
この『検事の信義』の最後の事件は2000年春。
一作目の『最後の証人』では、ヤメ検 弁護士になった佐方が登場しますが、
2000年の秋のある事件が発端で、佐方が地検を辞めたと語られていました。
その一作目では、検事を辞めてから12年後の弁護士・佐方という設定。
・・・ということは?
弁護士としての佐方シリーズがこれからでるのかな?
期待しちゃいます。
※ 私の考える時系列が「違っている」と思われる方、どうかご指摘ください。
確信がもてるような、もてないような…なので。 -
『検事の死命』を飛ばして本作を読んでしまいました。
本作中の4つの作品の3作目「正義を質す」の中で、狐狼の血シリーズに登場する日岡が出てきたのには驚きました。
調べると、この作品は「凶犬の眼」の後に書かれたものなのですね。
【佐方貞人シリーズ】
最後の証人 2010年5月
検事の本懐 2011年11月
検事の死命 2013年9月
検事の信義 2019年4月
【狐狼の血シリーズ】
孤狼の血 2015年8月
凶犬の眼 2018年3月
暴虎の牙 2020年3月
シリーズ1作目と比べると佐方貞人の人間性がよく描かれていて、どんな人間なのか、どんな信義を持って職務を行っているのかがよく分かった気がします。
1作目は佐方の行動原理が分からず、話に入り込めないまま終わった感があったので、本作まで読んでよかったです。
罪を真っ当に裁かせることを正義とする佐方ですが、それならはじめから弁護士の方が向いているのでは?と思ってしまいました。
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2023/06/12読了
#柚月裕子作品
検事・佐方貞人シリーズ
初読みだったが面白かった。
こういう実直な生き方は憧れるが
敵もいっぱい作るんだろうな。。
狐狼の血シリーズとのスターシステム
を楽しめるのも良い。 -
佐方貞人シリーズ4作目。短編4話の構成で、前半3話はずいぶんあっさりしてるなという印象。4話目だけそこそこボリュームがある。この作家は人物を魅力的にみせるのが上手いので、短編より長編のほうが良いかもしれない。とはいえ、もう佐方や周りの人物のファンなので、短編でも長編でもなんでもよいので、いつまでも続編を読みたい。
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地方検事佐方が、「罪をまっとうに裁く」を信念に事件に取り組んでいく短編集。
過去の関係が語られるとこで、もしやとは思っていたものの、著者紹介見るまで、シリーズものとは、知らずに読んでました。
些細な事柄に疑問を持ち、調べることで、事件の背景が明らかになっていくと言うのはが多いものの、大どんでん返しというよりは、地道な結果が真実を炙り出すというところが、好感が持てた。
サラッと検事や警察の力関係によるこわいとこが出てたりするのもよいが、その中で信義をまっとうすることの難しさ、理解してくれる人の大切さというのが、考えさせられるところとなった。 -
やはり面白い検事シリーズ。こちらは佐方の活躍を追うものであるが、今回は検事である佐方の事務官の増田の目を通して佐方を見ている物語となっている。
『自分の信義を守る』ために事件に挑む佐方。全ての事件を佐方に担当して欲しいくらい。それにしても熱い。佐方は自分の信義を守るためには上司にも逆らうし、検事という立場をかなぐり捨て、被告人の求刑を軽くもする。
さて、そんな佐方も少しだけ信義を曲げた事件があった。それは第3章『正義を質す』だ。まあ、それも自分の信義を守るためと言えばそうなのかもしれないが。
この第3章。柚月裕子ファンなら垂涎ものの人物が登場する。その男は日岡。そう!『孤狼の血』に登場する日岡である。この日岡が登場する時間はあまりにも短く、少し物足りないくらいなのだが、その存在感はハンパない。
こうしたボーナストラックというか、柚月裕子さんの遊び心というか、これがたまらない。これからもどんどんコラボさせていって欲しいと願うのは私だけだろうか?
さて、佐方検事。次は弁護士となってからの佐方か、それとも検事の佐方か。どちらにしても早く次のステージの佐方に会いたくてウズウズしている。
((っ´・ω・)っ旦~
やっぱり本作の評価は過去の3作に比べると...ですよね^^;
私も同感でした。
本...
((っ´・ω・)っ旦~
やっぱり本作の評価は過去の3作に比べると...ですよね^^;
私も同感でした。
本シリーズの続編期待しちゃダメですかね?
まぁ、それまでにガミさんシリーズを楽しんでください(・ω・)ノ*。.・°*
はい、思いっきり期待していたので
。:゚( •᷄ʚ •᷅ )゚:。
ガミさんシリーズは、今回リンクしていたんで...
はい、思いっきり期待していたので
。:゚( •᷄ʚ •᷅ )゚:。
ガミさんシリーズは、今回リンクしていたんですよね
レビュー読んで知りました
新しいシリーズは、何読んでも刺激的です
弁護士佐方は何処に〜
「透明人間は…」は手に入ったので、もうすぐ読みます(୨୧•͈ᴗ•͈)◞
お~っ、透明人間ですか!!
楽しみですね~♪
お~っ、透明人間ですか!!
楽しみですね~♪