英雄の娘として生まれ変わった英雄は再び英雄を目指す (1) (角川スニーカー文庫)
- KADOKAWA (2018年2月1日発売)


- 本 ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041066768
作品紹介・あらすじ
魔神との戦闘で命を落とした英雄の男・レイドが転生した先は、なんと仲間夫婦の娘!? 赤ちゃんとして目覚めたものの、「さすがに元仲間の母乳にはむしゃぶりつけない!」と、プライドゆえに授乳拒否、結果として虚弱な美幼女へと育つことに。
しかし、勇者と聖女の娘なら、誰よりも強くなれると気付いたレイド。前世の経験と親譲りの才能で、夢だった魔法剣士として再び英雄を目指すんだ! 元英雄・現美幼女が送る、成長の英雄譚!!
感想・レビュー・書評
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邪竜から世界を守った六英雄の一人・レイド(男)が、魔神との戦闘で命を落としたことをきっかけに仲間夫婦の娘・ニコルとして転生し、再び英雄を目指すという話
本巻では、
・ニコルの誕生
・村での生活 悪ガキとミシェルとコボルトと
・祝福(ギフト)と修行
・魔術学院に入学するための旅路にて
・ニコルとミシェルが協力して人さらいを倒す
という感じのあらすじとなっています。
さらに、レイドの過去として、邪竜退治から魔神戦で死ぬまでの話が描かれていて物語に厚みを増しています。
非力で現時点では繰糸も不十分な主人公が親友のミシェルと協力して人さらいを倒すあたりは、ラノベにありがちな無双系とは違う、必ず勝つんだろうけど創意工夫して辛勝するといった感じでハラハラドキドキしながら楽しく読める本だと思います。
昔の記憶があるせいでいろいろと「楽しい」反応をするニコル(レイド)を見るのも面白かった。
以下、再読のための備忘
・「力なき正義は弱者の戯言に過ぎない。」
・娘が王妃候補となった話を受けて国を滅ぼそうとする英雄
・「バレたらヤバい秘密がドンドン溜まっていく」ニコル
・レイドに未練たらたらなコルティナ
・怯えるより噛み付くタイプというたくましい女性たちに囲まれているニコル
・「ぐへへ、悪くないわね」(コルティナ……)
・最期にコルティナの声が聞きたかったレイド詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある種の転生もの。ちょっと変わったギミックだけど
あとがきで既視感判明。
ありゃNPC専用スペルみたいなもんだよ。
神様介入しすぎなのがちょっとなぁ。
著者プロフィール
鏑木ハルカの作品





