魔力の胎動

著者 :
  • KADOKAWA
3.50
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本棚登録 : 882
レビュー : 88
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041067390

作品紹介・あらすじ

自然現象を見事に言い当てる、彼女の不思議な“力”はいったい何なのか――。彼女によって、悩める人たちが救われて行く……。東野圭吾が価値観を覆した衝撃のミステリ『ラプラスの魔女』の前日譚。

感想・レビュー・書評

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  • ラプラスの魔女のストーリーを全然覚えてなかったからかな…楽しめなかった。
    結構、やっつけ仕事感あふれでてます。新作出せば売れるし仕方ないのかもだけどかなりの期待はずれ。

  • 最近「ラプラスの魔女」を読んだばかりなので、新しい登場人物ナユタに絡んでくる円華の存在が納得できるのでサクサク読めちゃう感じ。

    ナユタも実は円華と、そう繋がってたのか~って。

  • ラプラスの魔女の前日譚。そもそものお話を忘れてしまっていた分面白さやワクワクは減ってしまった気がしますが、短編集でもあり、”普通だな…”という印象でした。この物語の設定では推理小説等のようなトリックで描きにくい部分もあり説得力に欠けたり地味な印象を与えやすいのかもしれません。また、個人的に最近の東野圭吾さんの作品全体も同じような感想しかないのが残念。。。

  • 「ラプラスの魔女」の主人公の少女の前日談。短編集です。ラプラスの魔女は読みましたが、あまり覚えていません。ナユカを進行役として、風の流れなどを自然に読めてしまう少女羽原円華が、スキージャンパー、ナックル専門のピッチャーとキャッチャー、子どもを川で亡くした家族、大切な人を山で亡くした音楽家の問題に首を突っ込み、解決していく姿を描いています。最後にラプラスの魔女につながる話が収録されています。面白く読みましたが、あまり心に残らない印象でした。

  • ラプラスの短編集。
    それ程複雑な話でもなく、本編の補完くらいの内容だった。

  • 今回に主人公は針灸師の工藤ナユタ(本名は工藤京太)
    で相棒が有名な脳外科医の娘、羽原円華。
    例によって気が強くものおじせず、ずばずば意見をいって
    不思議な才能があってスキージャンパーを(風を予測して)
    復活させたり、野球のキャッチャーを指導?したり、
    盲目の作曲家のパートーナーの自殺を事故と解決したり、
    この娘がいれば警察いらないんじゃね、って思うほどの活躍ぶり。まぁお付きの秘書とボディーガードのタケルも一役買ってるけどね。
    でも、少年の時に出た映画(同性愛)のこと。その素地があったことまでもお見通しだったのはすごい。軽い衝撃だったわ。
    今、”ラプラスの魔女”の感想読んだら羽原円華が登場してたわ。すっかり忘れてた。甘粕才生(凍える唇の映画監督)も出てた。
    繋がっていたんだ。

    最後に載ってた短編”魔力の胎動”(書き下ろし)
    温泉地の硫化水素ガスによる事故にみせかけた自殺の話し。
    青江秀介もラプラスつながりだった。ガスを専門にしている大学教授ね。

  • 2018038

    ラプラスの魔女に登場する羽原円華と鍼師のナユタのコンビがスランプ気味のスポーツ選手のためにひとはだ脱いだり、ナユタの恩師の息子を失ったと言う苦悩から解放してあげたりという短編集。

    ラプラスのように先が見通せるようになりたいと思う一方で、未来への絶望のようなものも見えるとしたら、それはまた辛い話の様な気もします。

  • 文庫化された「ラプラスの魔女」の前日譚で、全5章の連作短編。
    物理法則を読み解く力を持つ円華と鍼灸師のナユタがコンビでスキージャンプ、野球のピッチング、川の流れや山に吹く風の流れなどの謎解きをしていく話などだが、なんというか、映画化に間に合わせるための「やっつけ感」が感じられる作品。

  • 東野圭吾さんの作品、最近は読むたびに魅力が薄れてきます。「魔力の胎動」(2018.3)、羽原円華(うはら まどか)の「風」を読む(予測)する不思議な能力を描いた「ラプラスの魔女」(2015.5)の続編でしょうか。今回は、スキーのジャンパー、ナックルボール投手などがテーマの5話が収録されています。東野圭吾さんの作品だから面白くなるだろうとの期待もあり、なんとか6日かけて読み終えました。計算され尽くした話と思いますが、無理がありすぎます。私がひねくれ者だからか、感動とは程遠かったです。円華も可愛くないですね。

  •  『ラプラスの魔女』から約2年。帯によると、東野圭吾さんの新刊は、『ラプラスの魔女』の前日譚だという。早速読み始めると、スピンオフ作品集のようである。極めて特異な能力を持つ少女が関わった、5編のエピソード。

     第一章「あの風に向かって翔べ」。平昌冬季五輪が終わったばかりなだけに、実にタイムリーだ。引退間際のベテランジャンパーが、最後の試合に臨む。まさに、彼女の能力に打ってつけ。彼女以上に最強のコーチはいないだろう。理論一辺倒かと思えば、なかなか粋な演出をして、泣かせてくれる。

     第二章「この手で魔球を」。その用語は、そのポジションにも当てはまるのか。女房役が限られる魔球の名手が、後継者問題に揺れる。彼女流のメッセージを、プロなら受け止めてみろ。この魔球の使い手だったある選手は、今何をしているだろう。

     第三章「その流れの行方は」。実際にもよく聞く、不幸な事故。これで正しかったのか。親はいつまでも自らを責める。無理もない。彼女の能力を使った実証が、少しでも救いになればいいが。あっちの方の続きは、今後描かれるのか?

     最も長い第四章「どの道で迷っていようとも」。理解が広まってきたとはいえ、デリケートなテーマに変わりはない。表明したことを悔い、意欲を失った作曲家に、彼女が示した真実とは。そこまでやるのか。できるのか。できるのだ。なぜなら…。レギュラーで登場していた鍼灸師の青年の事情も絡んでくる。十分に長編ネタではないか。

     最後に、表題作「魔力の胎動」。これは確かに前日譚というか、プロローグ的内容である。学者の彼が回想する、あまりにも不幸な事故。自分も行く機会があれば、気をつけねば。一方、新たな案件は、専門家の彼にも難題だった…。

     『ラプラスの魔女』を先に読んでいないと、何が何やらもやもやが残るだろうが、『ラプラスの魔女』の映画化に合わせた刊行と思われるので、本作を先に読んでから本編を読む、あるいは映画を観るのも、一興だろう。ガリレオと並ぶシリーズ化も可能だと思うが、さてどうなるか。

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プロフィール

東野 圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。
テレビドラマ・映画化された作品が多い。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画『手紙』『ラプラスの魔女』。2018年11月『人魚の眠る家』、2019年木村拓哉主演で『マスカレード・ホテル』、同年に玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演で『パラレルワールド・ラブストーリー』についてそれぞれ映画化が決まっている。

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