- 本 ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041067413
作品紹介・あらすじ
新聞社の支局長として20年ぶりに地元に戻ってきた記者の福良孝嗣は、着任早々、殺人事件を取材することになる。被害者は前市長の息子・野本で後頭部を2発、銃で撃たれるという残酷な手口で殺されていた。一方、高校の陸上部で福良とリレーのメンバーを組んでいた県警捜査一課の芹沢拓も同じ事件を追っていた。捜査が難航するなか、今度は市職員OBの諸岡が同じ手口で殺される。やがて福良と芹沢の同級生だった小関早紀の父親が、20年前に市長の特命で地元大学の移転引き止め役を務め、その後自殺していたことがわかる。早紀は地元を逃げるように去り、行方不明になっていた……。
感想・レビュー・書評
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新聞社の支局長として20年ぶりに地元に戻ってきた記者の福良孝嗣は、着任早々、殺人事件を取材することになる。被害者は前市長の息子・野本で後頭部を2発、銃で撃たれるという残酷な手口で殺されていた。一方、高校の陸上部で福良とリレーのメンバーを組んでいた県警捜査一課の芹沢拓も同じ事件を追っていた。捜査が難航するなか、今度は市職員OBの諸岡が同じ手口で殺される。やがて福良と芹沢の同級生だった小関早紀の父親が、20年前に市長の特命で地元大学の移転引き止め役を務め、その後自殺していたことがわかる。早紀は地元を逃げるように去り、行方不明になっていた……。
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どこかのサイトで紹介されてたのを見て買った一冊。
初めて読んだ堂場瞬一氏の本。
ハードボイルドな話じゃないかと勝手にイメージして読んでいたが、青春時代のミスを取り戻すみたいな話が中心になってると感じた。
高校生時代じゃどうしようもない事を重く後悔している感覚がいまいち共感出来なかった。
共感できない部分はまだあったが、読みやすい本でした。
刑事と記者のこのコンビ?の話はシリーズになっていればまた読んでみたいと思った小説でした。 -
高校の同級生同士が刑事と新聞記者となり素直に付き合えない関係の中、過去に関連する殺人事件に関わっていく。
双方の立場からの視点と葛藤、そして事件の動機と犯人の思いへの疑問。
読者の興味を引っ張っていくスピード感ある作品である。
しかしラストがあっさりしすぎて拍子抜け。
もう少し動機となる過去や犯人の行動について踏みこんで欲しいと思った。 -
★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
★★★★☆ 暇な時に読み返したい
★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
★★☆☆☆ 面白くなかった
★☆☆☆☆ 同上 -
随分前に読んでたな〜と、3分の2位読み進んで漸く気がつきました。うん、残念ながらちょっと印象の薄いストーリー。
主役?が2人いるのが、視点がバラけて集中出来ない。私の問題なんでしょうが、主役の名前が覚えにくくて、混乱に拍車がかかった感。
この作者は気に入って読んでいますが、これはあまり、私には向かなかった。
元々マスコミが主役って、好みではないので、そのせいも大きいかと思いますが。 -
久しぶりの堂場作品。
地方紙の新聞記者と、同級生の刑事。
その二人が同じ事件を追うのだが、いまいち作品世界に入り込めなかった。
事件を追い続けることになった、二十年前に守れなかった同級生に対する贖罪というのも、どうもしっくりこない。
しっくりこないまま読み進めたので、堂場作品にしては、異様に時間がかかってしまった。
こういう心情を想像出来ないというのは、幸せに生きてきた証拠なのかもしれない。 -
人里離れた駐車場で、いきなり始まる処刑シーン。
なぜ処刑されなければいけなかったのか?
犯人はだいたい目星がつくけど、何があったか気になって最後まで読んだ。
いつもkindleのオススメの作家で、
ドヤ顔の著者がこっち見てて気になる作家さんだった。
ありがちといえばありがち。
エンタメとしては楽しめた。 -
堂場さんの中では、イマイチだった。
警察と新聞記者を合体させるから、ガチャガチャするのかな。
登場人物多すぎて、途中でメモした(笑)。
早紀へ到着するのが遅すぎ。 -
新聞社の支局長として20年ぶりに地元に戻ってきた記者の福良孝嗣は、着任早々、殺人事件を取材することになる。被害者は前市長の息子・野本で後頭部を2発、銃で撃たれるという残酷な手口で殺されていた。一方、高校の陸上部で福良とリレーのメンバーを組んでいた県警捜査一課の芹沢拓も同じ事件を追っていた。捜査が難航するなか、今度は市職員OBの諸岡が同じ手口で殺される。やがて福良と芹沢の同級生だった小関早紀の父親が、20年前に市長の特命で地元大学の移転引き止め役を務め、その後自殺していたことがわかる。早紀は地元を逃げるように去り、行方不明になっていた……。
長浦県(架空)を舞台にした作品は、澤村刑事ものが前にあったと思うが、この作品には登場しない。三十代後半のおじさん二人が、こんなに青臭くてよいのだろうか。
著者プロフィール
堂場瞬一の作品





