丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。2 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041067536

作品紹介・あらすじ

新垣澪(しんがき みお)は、東京・丸の内の一流不動産会社「吉原不動産」の新入社員。
憧れの丸の内OL生活、のはずが、なんと幽霊憑き物件専門部署で働くことに! 
怜悧な美貌の持ち主だがドSな上司、長崎次郎と2人きりで、
美形だけれど使えない先輩・高木正文の助けも借り、
怖くて切ない事故物件の謎に挑む澪。

鏡を壊す女霊、真夜中に踏み切りの音が聞こえる部屋。
そして高木に恐るべき災厄が……。
怖いのに元気になれる、オカルトお仕事物語!

感想・レビュー・書評

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  • 不気味なマスクをつけた鏡を壊すホステスの霊や、電車が走ってる時間ではないのに聞こえてくる踏切の音がする部屋、泥だらけで探して欲しい、出して欲しいと懇願する霊など今回も怖かったですが、先が気になって一気に読みました。
    少し、次郎と澪の信頼関係が深まりましたね。
    高木と次郎の出会い編も収録されてます。

  • 次郎さんと高木さんの学生時代の番外編がよかった。ラストで次郎さんのお兄さんの手掛かりが? 澪ちゃんの更なる成長に期待しつつ、次巻へ。

  • 澪も少しずつ成長していますね。新興宗教にはまって出家までして結果殺されて・・・、亡くなり方があまりに悲惨で追体験した澪が精神状態やられなかったのがすごい。でもお兄さんの手がかりは得られたのかな。
    高木さんが自分の顔を嫌うのはそういうことなのね。そんなに見えちゃって、その後はどうやって支障が出ないようにしてるのかな。次郎がなんかしてくれてるのかな。

  • テンポ良いです。
    お兄さんのこととか、今後の展開も気になります。

  • 前作同様にとても面白かったです。冒頭で澪ちゃんが社会人2年目になっていたことには驚きました。その割には1年前から変わらない立ち位置…( 小声 )

    そして相も変わらず、幽霊出てくると途端に怖くなります( 怖いの苦手だけど読みたい怖いもの見たさなのです )怖かったですが、2つ目の事件では思わず泣きました。実際には知りようはないですが、『純粋に自分を犠牲にしてでも赤の他人を助けた上で他の人も助けるためにそこに留まり続ける人』は、本当にひと握りしかいない気がします。
    悲しいけれど、前を向けるそんなとても素敵なお話でした。

    そして前作から思っていましたが、次郎さんはあらすじに書かれているほどのドS設定なのに、ドSとかじゃなく少しツンツンしている( 少しひねくれたところもある )いい人にしか見えないです。笑
    めちゃめちゃ部下を守るし、自分の業務終わってなくても心配して付き合うし、何時でも走って駆けつけてくれる、とてもいい理想な上司な気がします( 働いたことないので曖昧ですが )
    言葉遣いや行動の全てが優しさに溢れてる…。

    高木さんと次郎さんの関係性がとても良くて羨ましくなりました。

  • ゴーストハント…を…彷彿とさせるのよー…もっっとオリジナリティ出していい、出せ!オリジナリティ!

  • 高木くんと次郎くんの出会いの物語も描かれていて
    これからも期待の連載もの。

  • うーん、いや、結構好きなんだけども、みなさん迂闊すぎやしませんかね。まぁ澪ちゃんは多少迂闊じゃないと話が始まらないからいいとして、次郎さんはもうちょいしっかりしてほしい

  • 今巻には、お部屋に憑いているのではない幽霊さんも登場
    次郎と高木のナレソメもあり

  • 二章目の踏切の話。涙が出そうなくらい温かなお話だった。前半は(というか直前まで)恐ろしくておぞましくて想像なんて簡単に出来ないくらいトラウマもんな描写もあったけど、おばあさんが報われて良かった。

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著者プロフィール

山口県出身。2011年『シミ。~純愛、浮気、未練、傷跡~』(宝島社)でデビュー。シリーズ作品に「丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。」「大正幽霊アパート鳳銘館(ほうめいかん)の新米管理人」(以上、角川文庫)、「神様たちのお伊勢参り」「さくらい動物病院の不思議な獣医さん」「神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん」「神様の棲む診療所」(以上、双葉文庫)がある。その他に『不良坊主と見習い女子高生の霊感メソッド 祀町(まつりまち)オカルト事件簿』(KADOKAWA)、『リキッド。』(講談社)など著作多数。

「2023年 『丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。14』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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