- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041067611
作品紹介・あらすじ
人の心の善悪を見抜く奇蹟の少年・天青は、
麗虎国の宮廷で、神官書生として学んでいる。
夏休み、学友の笙玲らと街へ出た天青は、
深刻な水不足に苦しむ庶民に胸を痛める。
しかも金持ちの子息と間違われ、誘拐されてしまう。
一方、宮中では、体調を崩した王に代わり、
藍晶王子が代理を務めるが、貴族の反発は強い。
さらに、鶏冠には不可能に近い
雨乞の儀式が強制され、絶体絶命――!?
アジアン・ファンタジー第3弾。
感想・レビュー・書評
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夏休み、笙玲の家に招かれた、天青。
麗虎国は、深刻な水不足に陥っていた。
今回もテンポよく、たのしかった。
隣の大国・淘国の使者が現れたり。
竜仁の都に出て、隷民街にたどり着いたり。
狭い宮中から、世界が少し広がった感じ。
天青のやんちゃぶりと、鶏冠のやさしさと心配性は、変わらず。
トラブルメーカーぶりをいかんなく発揮する天青だけれど、憎めない魅力がある。
シリーズ第3作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アジアン・ファンタジーのシリーズ3作目。
優秀だが欲のない若き神官・瑛鶏冠と、鶏冠が見出した奇跡の眼を持つ少年・天青の運命は。
辺鄙な村育ちの天青は、今や宮廷で神官書生として学んでいる日々。
やんちゃだが素直な天青はいつの間にかすっかり友達になった笙玲の家に招かれた。ところが、金持ちの子と間違われて誘拐されてしまう。
しかし、隷民街で水を濾す装置を作り、活躍するうちに誘拐だったなんてどこへやら。
心配でたまらない鶏冠らは必死で探していたというのに‥(笑)
神獣であるハクも天青を探すため、白い身体をまだらに塗られて大迷惑?
麗虎国ではこの夏、日照りが続いており、鶏冠を良く思わない勢力の面々から、雨呼びの儀式をするように求められる。
鶏冠は過酷な儀式に立ち向かうが…
宮廷の勢力争いは、鶏冠が信じている人物の間にも暗雲立ち込める様相に。
ドキドキはらはらですが~最後は上手く行くと信じて(笑)
表紙と人物紹介のイラストが繊細で美麗なのも、魅力の一つ。
この表紙は、天青の兄代わりの曹鉄、ですよね。
一番たくましいキャラクターである曹鉄でも、この美しさ! -
水不足に悩む王都。
王が避暑に出向いた時期に起こる宮廷内の泥臭い人間関係。
カースト制度のように、身分の上下によって住むところも環境も違う世界。
下の階級へ行けば行くほど、国が厳しいときの波は大きく打ち寄せる。
これは現代社会にも言えることで…
今回は、とにかく鶏冠頑張った!
雨乞いの儀を逃げずに立ち向かう強さは敬服もの。
彼のような心に芯を持った人物になりたいなと思った。
しっかし、最後のページの会話が暗雲立ち込めてきな臭い。。。 -
宮廷神官シリーズ第3巻
問題が1つ解決したと思ったら、また怪しげな終わり方に新たな問題がまた発生しそう。
鶏冠の天青に対する素直になれないツンデレぶりが可愛い。 -
宮廷アジアンファンタジー第3巻。
これってすでに完結してるんですね。知らなかった!
天青がかわいいですし、
鶏冠、曹鉄の見守る姿が頼もしいですし、
その他登場するキャラクターが魅力的です。
今回は水不足に苦しむ町で
天青は誘拐されるし
鶏冠は策略によってピンチになるし
本当にマンガを読んでるように楽しめます!
物語はだんだん登場人物も揃ってきて、
少しずつ物語の真ん中に入っていく印象。
次巻がたのしみ! -
今もまた、不平等はあるものね。
どうか全ての人が貧困に悩まない世界であってほしいけれど。戦争も。
鶏冠の高潔な姿勢が眩しすぎるね。
これからまだまだ天青の冒険、活躍は続きそう。楽しみ。 -
いろいろありすぎて3巻は怒涛でしたね(笑) 面白かったけど、ひとつだけ言いたい!!!157ページの1行目!!!違うだろ〜〜彼らはそんなもんじゃ(おさまら)ないだろ〜〜私は認めないぞ〜〜!!!と思いながら読んでました(完全に私の趣味の問題)
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再読。