- 本 ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041067666
作品紹介・あらすじ
眞坂崇(まさかたかし)は、漫画専門の出版社で仕事に追われる、
月刊漫画誌の若き編集長。
落とし物をきっかけに、ビルの夜間警備員、夏目と知り合った彼は、奇妙な既視感を抱く。
そんなある日、眞坂は偶然遭遇した火事で、建物に飛び込み、古い漫画雑誌を抱え戻ってきた夏目を目撃する。
不思議に思い、同期の天才変人編集者・蒔田と共に調べめ始め、
夏目がかつての人気漫画家だと気づくが……。
「漫画バカ」の編集者たちと、漫画に命をかける漫画家たち。
大変だけど夢だらけの日常のお仕事に潜む謎を、
苦労性の編集長、眞坂と、トンデモ天才漫画編集者、蒔田が解き明かす。
全ての漫画好き、本好きに捧げたい、「お仕事って悪くない」と思える物語。
愛すべき「漫画バカ」達の、慌ただしくも懸命な日々と謎を描くお仕事小説。
感想・レビュー・書評
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お仕事系小説。単純にあらためて、週刊少年ジャンプの長期連載している漫画家達はみな神がかってると思った作品。裏側にはこの作品みたいに作者にも編集者にも色々あるんだろうけど、それでも読者に支持され続ける話を、週刊で考え続けるなんて……人間業じゃない。頭の中はどうなってるのだろうか…
色んな職種でこういう裏側に密着する系の小説あったら面白いな〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
蒔田さんみたいなキャラ、好きだなぁ。漫画家さんて、大変な仕事だなぁ…。
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漫画家と編集者の仕事内容や苦悩が、よく伝わってきました。ユーモアも満載で、読んでいる時間がとても楽しかった。今日、竹内結子さんの訃報を聞きました。この本からも、人とのかかわり命の大切さを感じました。
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20/06/28読了
漫画 重版出来 を彷彿とさせる漫画雑誌編集部が舞台のミステリ。
いいキャラクタ設定で面白かった -
間坂くんの一生懸命さ、がむしゃらさもいいけど、やっぱり蒔田派! 普段はダメだけど編集者としては天才、好き勝手やってるようで一番大事なところは押さえてる…間坂くんじゃなくとも、ずるいと言いたくなるよなあ…。
最後の一番いいところは、ちゃんと編集長間坂くんに委ねられているのが、蒔田派にはちょっともどかしいけど、二人の信頼関係なんだろうなあ。 -
漫画雑誌編集者のお仕事小説。漫画家にとってこのタイトルにそんな深い意味があるとは知らなかった。ライトなようで、意外と読むのに時間がかかった。
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すごく好みなお仕事小説でした。
少し逸れたお話をすると、わたしバクマン。のような創作関係のお話や、スポ根系のお話が大好きなんです。
こういった熱のある作品がすごく好きで、夢と希望と一生懸命が伝わってくるところが本当によかったです。
創作に限らないとは思いますが、物づくりに対する情熱というのはすごくかっこいいなと思います。
わたし自身が小説を書いているというのもあってすごく惹かれる作品でした。
漫画への熱だけでなく、日常の謎を解き明かしていくところもよかったです。
2も出ているらしいので、是非読んでみたいなと思います。 -
2018.12.30
ふっつー。(語句を飛ばしながら読んでた) -
漫画編集部の世界がリアルかつコミカルに描かれていて、面白かった。主要キャラクターもよく、また次回作に期待!
著者プロフィール
問乃みさきの作品





