- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041067697
作品紹介・あらすじ
ホラー作家・澤村伊智の、本格ミステリへの本気の挑戦。
読めば語りたくなること必至の、悪魔的な問題作である。
――綾辻行人氏
【初読はミステリ、二度目はホラー。この謎に、あなたもきっと囚われる。】
「わたしは死ぬよ。言葉で。呪いで」
瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。彼女の死から二十年後、《霊魂六つが冥府へ堕つる》という――。
天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、幼馴染みのひとりが遺体となって発見される。しかし、これは予言に基づく悲劇のはじまりに過ぎなかった。
不思議な風習、怨霊の言い伝え、「偶然」現れた霊能者の孫娘。祖母の死の真相を突き止めに来たという、彼女の本当の目的とは……。
あなたは、真実に気づくことができるか――。島の秘密が暴かれたとき、惨劇の幕が開く。
感想・レビュー・書評
-
淳と友人が訪れた予言(惨劇)の島。島に伝わる怨霊の正体は,怨霊より危険な物。隠蔽する島民を含め,狂った人間達。読んで感じる違和感が犯人に繋がり,戦慄に変わる。まさかの結末に唖然。
-
ぼぎわん、ずうのめみたいな感じを期待して読むと
肩透かしな感じになりますが、最後のどんでん返し…
人の想いが強くなると呪いになる…
バケモノよりよっぽど人間の方が怖い
まあ、バケモノ自体も人が生み出してるのかもしれないけど
一度呪われるとそこから抜け出すのは容易ではない
日本もそろそろ、韓国からの呪縛から解放してほしい…
泣 -
皆さんの感想に書いてあるとおり、ミステリー&ホラーだな。真相がわかったら、必ずもう一度読み返してしまうはず。気をつけて読み進めれば、あちこちにヒントが散らばっていた。
-
舞台は今は亡き霊能者が生涯最後の予言を遺した島。
そして予言通りのように起こる事件。
なんだ、これは!!物語が真の姿を現した時、しばし放心、頭で理解し始めた瞬間、思わずクッション叩きたくなる衝動に駆られた。
怪異といいミステリといい、こんなにも上手く絡め盛り込まれてたんだ。あぁ、全て澤村さんの手のひらで上手く転がされていたんだなと思わずにはいられない。
この読後感は緑の芝生の中に隠れていた緑のオンブバッタに驚いた感じに似ている。
澤村作品は最近、自分の中では下降気味だっただけに満足。
長編だったのも良かった。
-
2019/04/29
-
くるたんさん。初めまして!
フォローありがとうございます。
そして、たくさんのいいね!をいつも本当にありがとうございます。
この作品は...くるたんさん。初めまして!
フォローありがとうございます。
そして、たくさんのいいね!をいつも本当にありがとうございます。
この作品は、くるたんさんの本棚から拝借しました。ミステリー系のレビューは難しいものだと思わされました。
くるたんさんのような、スパイスの効いたピリッとした、レビューにいつも憧れを抱いていますが、私にはなかなかです。
これからもどうぞよろしくお願いします。2019/05/18 -
まことさん♪
こんにちは♪
こちらこそ、フォロー、いいね、そして温かいコメントまでありがとうございます♪
ミステリはたしかに感想が難しい...まことさん♪
こんにちは♪
こちらこそ、フォロー、いいね、そして温かいコメントまでありがとうございます♪
ミステリはたしかに感想が難しいですね。この作品は特に…。
語彙力の乏しさを痛感した感想でお恥ずかしいです。
まことさん♪の素敵な本棚、感想、たくさん見せていただき、毎回楽しみです!
今後ともよろしくお願いします(o^^o)2019/05/18
-
-
「呪われてない人なんていない」「みんな誰かに─誰かの言葉に縛られて、振り回されて生きてる...」
-
呪いの正体はぼんやりわかっても緊迫感があっていい話。最後のトイレの殺人の犯人はちょっと無理やり感ある気がしなくもないです
こんにちは(*^^*)♪
この作品はほんとに多くを語れないですね♪
前半、オカルトチックなミステリでぐいっとひきつけてから...
こんにちは(*^^*)♪
この作品はほんとに多くを語れないですね♪
前半、オカルトチックなミステリでぐいっとひきつけてからの後半の展開は素直に楽しめました♪
読み終えると最初の1ページも…意味が深いですね✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。
お返事ありがとうございます。
本当にこの作品のレビューは難しかったです。
最後まで読んでも、その面白さを語...
お返事ありがとうございます。
本当にこの作品のレビューは難しかったです。
最後まで読んでも、その面白さを語れないというもどかしさがありました。
(そして最初のシーンの意味も判明しますよね)
くるたんさんの、表現方法は、あらためて拝見すると、「上手いっ!」とうなりました!
ご紹介ありがとうございました。
また、くるたんさんのレビュー楽しみにしています。(^^♪