- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041067727
作品紹介・あらすじ
涼宮ハルヒと出会ってから、意味不明な事件に巻き込まれ続けるSOS団。ハルヒが日常に退屈しないために、草野球チームの結成したり孤島での殺人事件に巻き込まれたりして……!? 解説:はやみねかおる
感想・レビュー・書評
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谷川作品三作目。
「ハルヒ、(元ヤクルトスワローズの)古田になる」
「ハルヒ、七夕を祝う?」
「SOS団に初めての相談者来たる!?」
「ハルヒ、陸の孤島で嵐に遭う!そして…」
の、四本立て。
陸の孤島から次作『ハルヒ消失』の流れが、私の好きな有栖川有栖さんの『孤島パズル』から『双頭の悪魔』のマリア消失に似ていると思うのは気のせい…か??詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スポーツ、SF、アドベンチャー、ミステリー
の短編集
主人公他のキャラクターをはっきり認識しているから
不思議な世界に慣れてきているから
それぞれの活躍を語り手のボヤキと突っ込みに
共感しながら楽しく読める。 -
アニメでおなじみの涼宮ハルヒのお話。
新しい物語かな、と思って読んだけれども違ってた。すでにアニメで見た物語のようでした。
小説でもいいかもしれないけれど、アニメの方が物語の雰囲気がわかりやすいかな。 -
シリーズの3作目は短編集。
プロローグの後に、「涼宮ハルヒの退屈」、「笹の葉ラプソディ」、「ミステリックサイン」、「孤島症候群」の四編が収められています。
①涼宮ハルヒの退屈
相変わらずのハルヒの退屈しのぎ的気まぐれにより、足りない人数をかき集めて草野球大会に出場することになったSOS団は…
長門のセリフである「属性情報をブーストに変更」「ホーミングモード」(本文54ページ)が、大いに笑わせてくれます。
②笹の葉ラプソディ
七夕の夜のキョンとみくるちゃんの冒険もの。窮地に陥った二人を救ったのは…
③ミステリックサイン
ある意味、涼宮ハルヒの真骨頂的な一編です。恐ろしいことに、この短編あたりから、ハルヒのキャラを受け入れかけている自分に気づきました(^◇^;)
④孤島症候群
夏休みに古泉の親戚が所有する無人島を訪れたSOS団の面々は…本格ミステリ仕立ての一編。
「それで、その建物は何と呼ばれているの?」「黒死館とか斜め屋敷とかリラ荘とか纐纈城とか、そんな感じの名前がついてるんでしょ?」「おかしな仕掛けがいっぱい隠されてたりとか、設計した人が非業の死を遂げたとか、泊まると絶対死んでしまう部屋があるとか、おどろおどろしい言い伝えがあるとか」(本文220ページ)
ハルヒが島の館の執事に向かって畳み掛けるように投げかける問いかけが、バカバカしくもミステリ好きの心をくすぐり、微笑ましいです。
短編ということもあって、読みやすさ倍増なうえ、でもしっかりとSF的ガジェットやロジックが組み込まれていて、そして前述のようにハルヒのキャラが受け入れられるようになってきて、このシリーズ、ますますクセになってきました。 -
涼宮ハルヒと出会ってから半年。その間俺たちSOS団が平穏な日々を送れたはずもなく、ハルヒの思いつきのせいで理不尽かつわけの解らない事件に散々巻き込まれていた。初夏には急遽草野球チームを結成し、七夕にタイムトラベルを経験した直後、失踪者の捜索にかり出され、夏休みには絶海の孤島に出向いて殺人事件に巻き込まれた。ハルヒを退屈させないために、俺の生活は非日常に侵食されていき―!?
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シリーズ三巻目は涼宮ハルヒの退屈、ゆえに振り回される小市民の短編4話。
野球やろうぜ!!
誰かが言いそうなセリフだが、ハルヒが言うと優勝一直線なのだ。
ホーミングバットを手にしたキョンの妹が放つ場外ホームランがヒドい。
三年前の七夕、中学生のハルヒが校庭に描いた白線の落書き。
その前日譚にはキョンも関わっていた。
ハルヒがパソコンで描いたSOS団のサインは、この世界でありえない情報量になった。
悩み相談を標榜するSOS団に、初めての相談者が来訪する。
夏といえば夏休み。絶海の孤島の殺人事件よね!
何を言い出す、この女。
そして起こる殺人事件。
思い出の写真はインスタントカメラだったり、時代を感じる。
だって初版は2003年、16年前ですもん。
俺だって初めて携帯電話を手にした頃だ。
次巻、消失に続く。