涼宮ハルヒの憂鬱 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041067734

作品紹介・あらすじ

「涼宮ハルヒの憂鬱」はラノベである以前に優れたユーモアSFである。――筒井康隆(解説より)

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」高校入学早々ぶっ飛んだ挨拶をかましたえらい美人、涼宮ハルヒ。誰もが冗談だと思うこの言葉が大マジだったことを、俺はのちに身をもって知ることになる。ハルヒと出会ってしまったことから、気づけば俺の日常は非日常になっていて!?ライトノベルの金字塔が、豪華解説つきで襲来!

感想・レビュー・書評

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  • 谷川先輩、やっと読むことになりました。
    いままで放置していてすみませんでした。
    北高の後輩より。

    拝読しました。
    岡部先生は私の一年の時の担任でした。
    知っている風景がこんなに出てきて、母校が文学の、アニメの聖地になるなんて。
    西宮北口の「ドリーム」は移転して以前とは少し違う場所になりました。
    それでも、聖地巡礼でクリームソーダを注文している人をよくみかけます。
    谷川さんと同期の美術部の先輩から、時折昔話を聴いていましたが、そんな機会も減りました。この作品を読みながら、なぜか30年前の北高を思い出してしまうのが、とても不思議です。もう立派な中年なのに、見えるのはあの制服姿なのが…アニメではなく、小説の持てる力をこれからも信じたいですね。

  • まさかこんなに面白かったとは!と思わされました。ラノベは読んだこともほとんどなく、純文学的な本のほうが好みだったので読もうと思ったこともなかったのですが、仲の良い友達からのすすめで角川文庫版で読むことに。何と言っても登場人物それぞれの個性がいきいきとしていて、一番個性が薄いであろう主人公はというとこれまた語り(心の声?)が面白いので読んでて飽きることがありませんでした。また終盤急展開するストーリーにも釘付けになってしまい本当に楽しませてもらいました。どんな人にもお勧めできる一冊だと思います。

  • 誰の胸にも16歳の頃へのノスタルジーがあるだろう。まだ、ほとんどの世界を見てもいないくせに、ま、いつかは見ることができるさ、と呑気に構えて過ごしていた日々だ。そんなときからハラハラどきどきの経験をしたりするようでは、二十歳までも保たないぞ。・・けれど、もし・・そういう目くるめく16歳を過ごしていたら、今頃どうなっていただろうか・・と追想に浸る機会を与えてくれる作品だな。

  • 本の雑誌で筒井康隆が絶賛していることを知った。それをみて読んだ。面白かった。もっとはやく知りたかったが、どうも人任せの本選びの網にぬけたようだった。

  • ライトノベルをあまり読んだことがないけど、悪くないですね。というか面白かった。
    全体的にハチャメチャなのに、中心だけが凪いでる感じがすき。

  • ハルヒとキョンの対比がちょうどよかったです。ラブコメとSFの比率も7:3ぐらいで味わえました。なお、この小説には原作みたいに挿絵がついていないので、「美少女の挿絵があるからラノベはちょっと……」なんて思っている方にもおすすめできるかもしれません。

  • アニメ化もされているということで、書名だけは知っていた。ただ、さすがに人生ベテランになってから読むにはキツイだろうと敬遠していた。が、なぜか涼宮ハルヒという文字がチラつく。なーんか頭から離れない。本屋に行くと、なぜか目につく。ま、ベテラン禁止の札がかかってるわけではない、手にとってみようか、と。…まじか、やっぱりそうか、エキセントリックな美人女子高生が、強烈個性剥き出して、周りの子達をトラブルに巻き込んでいく…ん?の?ね?…??えー!そーくるの?まじでっ!?
    こういうことがあるから、やっぱり本を選ぶときには、たまには冒険も必要だ。
    面白い!

  • 実は初めて拝読。

    高校生の時に同級生の男の子たちがこぞって読んでいたため中々手を出すことが出来なかった。

    当時読んでいたらなにか変わっていたのかなぁと思ったが、成人した今だからこそ思うことやあとがきが自分に凄く落ちてきた。

  •  後輩が東京ドーム前でハルヒダンスを踊っていたり、
     北京オリンピックのパクリキャラクター涼宮ハルビンが現れたり、
     ライフライナー事件にAYA STYLE、地獄のエンドレスサマー、今でも思い出せる数々の始まりのラノベである。
     初版16年前の2003年だ。
     あの現象は一体、なんだったんだろうか。
     この度、ラノベが小説版になったので読んでみることにした。


    「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
     
     涼宮ハルヒは高校入学の自己紹介開始早々にブッ飛んでいた。
     席が彼女の目の前で、毎日変わる髪型について突っ込んでしまったばっかりに、涼宮ハルヒに振り回されることになったキョン。
     彼女が立ち上げた同好会SOS団には、彼女が乗っ取った唯一の文芸部員の長門有希、拉致されてきた先輩の朝比奈みくる、転入早々に強制連行された古泉一樹が加わる。

     何か非日常的体験は起きないか。
     街中を探索しようが、そんなことは起こるはずもない。
     しかし、涼宮ハルヒ自身が気が付かないところで、非日常の世界は彼女を中心に浸透していた。
     情報爆発の中心地、時空の断層、世界創造の神。
     涼宮ハルヒは何者なのか。
     傍若無人な彼女自身だけが、まだ知らない。

  • 書いてあることはたまに小難しいけど、キョンの語り口が軽妙ですらすら読めてしまった。アニメの(と言っても全部見たわけではない)印象が強いけど、原作も面白いな。次のシリーズも読みたい。

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著者プロフィール

2003年、第8回スニーカー大賞<大賞>を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューをはたす。ほかに『学校を出よう!』(電撃文庫)などがある。

「2019年 『涼宮ハルヒの驚愕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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