銀塩写真探偵 一九八五年の光 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 113
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041067789

作品紹介・あらすじ

陽太郎の師、写真家の弘一には秘密の顔があった。それは銀塩写真探偵という驚くべきもの。ネガに写る世界に入り、過去を探れるというのだ。入れるのはたった一度。できるのは見ることだけ。それでも過去に囚われた人が救いを求めてやってくる。陽太郎も写真の中に足を踏み入れる。見たのは、輝きも悲しみも刻まれた永遠の一瞬で──。生きることとは、なにかを失っていくことなのかもしれない。哀切と優しさが心を震わす物語。

感想・レビュー・書評

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  • 探偵という話では無くて、写真を通して見る人の人生の物語。
    過去の光を見る事で、今をきちんと踏み出せる。陽太郎だけじゃなく、その師や父の思いも伝わってくるのが素敵。

  • これから探偵としてのシリーズが続くのかな?(いや、探偵とは違うと思うが…)

  • 【あらすじ】
    陽太郎の師、写真家の弘一には秘密の顔があった。それは銀塩写真探偵という驚くべきもの。ネガに写る世界に入り、過去を探れるというのだ。入れるのはたった一度。できるのは見ることだけ。それでも過去に囚われた人が救いを求めてやってくる。陽太郎も写真の中に足を踏み入れる。見たのは、輝きも悲しみも刻まれた永遠の一瞬で―。生きることとは、なにかを失っていくことなのかもしれない。哀切と優しさが心を震わす物語。

    【感想】

  • なんとなくプロローグのような物語。フィルム撮影と現像が重要な物語なので、主人公がフィルム撮影に興味を持って、撮影、現像を始めるまでにかなりのページを割いてる。物語のメインである銀塩写真探偵に関しては、主人公がその入り口に立ったくらいのところで終わってしまっている。これは続いてくれないと、なんだか中途半端な感じになっちゃうなぁ。

  • フィルム写真のネガに入り込むことができる、というファンタジックな設定の物語。舞台は現代日本だが、フィルム写真というパーツからもサブタイトルからも分かるように、少し前の時代を映して……この場合は写していると言っていいかも。

    プロローグ的な展開や設定の絞りなどが語られ、恐らく続刊前提なのだろうけど、それ故か、個人的にはこの一冊単体では満足できなかった。

    ただ、まさにプロローグとしては、懐古的な刺激も含めて面白いものだったので、ぜひこの先で探偵の活躍を読んでみたい。

  • 2018/6/25(月曜日)

  • 主人公が銀塩写真に惹かれ、不思議なことを経験していくきっかけ、または序章の話というような、彼らのこれからが気になる話でした。ゆるやかなテンポでするすると読めます。主人公が銀塩写真に惹かれ、不思議なことを経験していくきっかけ、または序章の話というような、彼らのこれからが気になる話でした。
    移り変わる街、モノクロの世界、流行りの物、フィルムカメラと、今と昔が混ざったような雰囲気が文章にあって素敵でした。フィルター越しに見える誰かの視点、誰かの想い、写真をきっかけに主人公が周囲の人達や自分のことと向き合っていこうとする姿に好感や共感を覚えます。
    主人公が銀塩写真に夢中になっていく描写がまるで自分自身が夢中になっているかのように伝わってきて好きでした。続編が出たら読みたいです。

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著者プロフィール

ほしお さなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。父に翻訳家・評論家の小鷹信光、夫に作家・思想家の東浩紀。
東京学芸大学卒業後、理工系出版社、大学研究補佐員をへて、作家活動へ。
95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞して詩人としてデビュー。2002年には長編小説『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年に刊行された『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気シリーズとなる。

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