- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041067796
作品紹介・あらすじ
鎌倉の山中に庵を結ぶ僧に、謎めいた旅の男が語り聞かせる驚くべき来歴―数奇な運命により、日本人でありながら蒙古軍の間諜として博多に潜入した仁風。本隊の撤退により仲間とともに取り残されるが、やがて追われる身となった一行を、邪神「窮奇」に仕える巫女・鈴華が思いのままに操りはじめる。元寇に際して渡来した一匹の獣は姿形を変え、時に悠然とたたずみ、時に妖しく跳梁する。傑作ダークファンタジー。
感想・レビュー・書評
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4本の短編集。どの本も生と死の狭間にいるような…不思議な話だった。金色の毛に白い筋が入った美しい鼬が共通で出てきてそれがまた神の使いなのか?夢使い?とにかく死の世界との懸け橋とも言うのか…感じたことを伝える文章力がないことがもどかしいが、とにかく現実世界にいるようで異世界にいるような本当に不思議な話。
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やるせない世界だなあ。
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やられた、、、金色の獣の改題版だった、、、
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元寇の世界で恒川ワールドを展開した表題作が面白い。
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相変わらず読みやすい事この上ない。
集中するとサクサク行ける。
鼬にも似た金色の獣にまつわる話。
鎌倉時代から現代までを巡るテーマに沿った4作。
特に連作短編というほどでもない。
どれも好きだけど、一番好きなのはラストかな。 -
不思議で美しい話。
昔のおとぎ話のようで、それでいて胸にくる。
この作者さんがやっぱり好きだ。 -
ちょ、これ読んだことある。
1編目の異神千夜の最初の方で気づいた。これは前に読んだ
金色の獣、彼方へ向かう(双葉文庫)だ。
どう言うこと? -
恒川ワールドを堪能しました。
地元の地名がでてきててゾクゾクしました!