津軽 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 48
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041067949

作品紹介・あらすじ

昭和19年、風土記の執筆を依頼された太宰は三週間にわたって津軽半島を一周した。自己を見つめ、宿命の生地への思いを素直に綴り上げた紀行文であり、著者最高傑作とも言われる感動の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 限定カバーが素敵だったので数年ぶりに再読しました。
    宿命の地である津軽の紀行文でありながら随所に太宰節も織り交ぜつつ、幼少を過ごした地でかつての友や女中などと出会い語り合うことで、津島修治としての内面も垣間見ることのできる貴重な作品でした。
    風景描写も秀逸でまるで故郷に帰ったような気分になり、
    育ての親であるたけとの再会で〆られていて、読後の穏やかな余韻は気持ちが良かったです。

  • 太宰が津軽地方の旅を綴った作品です。

    個人的に太宰がN君たちと宿にいって鯛を料理してもらう話が好きです。
    そして、この「津軽」で最も大切な部分は太宰が幼いころ、いた女中たけに会いに行くところです。
    太宰は作中直接彼女のことを愛しているとは書いていませんが、育ての親として彼女を愛していたことが伺えます。

  • 図書館で借りて2、3回読んでいて好きな作品だが、かまわぬ監修の装丁に惹かれてついに買った。
    「それはもはや鯛ではなく愚かしく皿にのせられたただのやきざかなだ」のくだりが、何度読んでもしょうもなくていとしい。

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著者プロフィール

1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事し、やがて本格的な執筆活動へ。35年、「逆行」で第1回芥川賞の次席となり、翌年には処女作品集『晩年』を刊行。以後「走れメロス」「斜陽」など多数。

「2018年 『津軽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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