まあまあの日々 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041068076

作品紹介・あらすじ

もの忘れ、思い違い、体調不良……加齢はそこまでやってきているし、ちょっとした不満もあるけれど、なんとか「まあまあ」で暮らしていければいいじゃない。少し毒舌で、やっぱり爽快!な群流エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 二十代、三十代が読んだらイライラすること必至。その年代は読まない方がいい。それより上の世代がこれを読んで、ああそうだその通りだとか思うのだろうかと考えると、頭が痛くなる。「爽快な日常エッセイ集」とあるが…爽快…爽快?群さんの著作を寧ろもっと若い頃に色々と読んだが、エッセイに関しては、もう読めないかもしれない。

  • 短い短編エッセイ集。

    60過ぎた独身女性である筆者の日常エッセイ。
    同世代の人は共感して読むのだろうか?
    最も自分の思考を正論のように書かれており、30代フルタイムワーママの私としては読んでいてもやもや。

    独身で歳を重ねると思考がかたくなってしまうのか?
    世代間格差なのか?
    現在の60代以上の世代の方がこのような考え方だとすると中々懐古主義であり、なんとも言えない気持ちになった。

  • 文章は読みやすいけど書いてあることはただの愚痴。20代の自分はここまで馬鹿にされてるんだなぁという不快感が募り、最後まで読めなかった。

  • 加齢でのミスや体調不良に悩まされたりしながらも
    「まあまあの日々」を送る日常エッセイ。
    既に読んだものも混じってる気がしたけど
    似たような話が多いからかな。
    [図書館・初読・3月1日読了]

  • 日常を綴ったエッセイ集ですが、著者が年配ということもあり、内容は昔を回顧するようなものや昔と比べて今は〜というような内容が多いです。

    読んでいて共感するところもありますが、若い世代と自分を比べすぎている節があり読み続けていくと疲れてしまったので、「こういう年代の人はこういうところがあるよね」と理解しながら読んでいくのが良いかもしれません。

    読んでいて興味深かったのが、若者と自分の価値観を違うものだと分かっていながら、なんだかんだ真似てみたりしているところでした。若者に対する憧れかは分かりませんが、この年代は若い世代に対する達観した気持ちがありながら、憧れのような気持ちも持ち合わせる複雑な状態なのかなと感じました。

  • 今回は群ようこさんの色々なお話に笑ったり、うんうんって頷いたりしてたものの、やはり子育て論については独身で育児経験ないだけあるなぁ。

    ただ、子育て経験のない人から見たら、そう見えるんだろうなぁ。

    ってとこでした。

    いやぁ、これはねぇ、きっと子育て中の人にしてみたら、いやーわかるけど、じゃ育ててみなよ。と言いたくなるんじゃないかなぁ。ってのもあるし、

    群さんの周りの高齢出産母さんたちの愚痴も、高齢出産母さんなりの若いママとの軋轢ももちろんわからなくはないけど、若く産んでるママたちもまた高齢出産でもうやっとこ一人産んで可愛い可愛いして育ててますママに言いたいことたくさんあるだろうなぁ。と思わざるえなかったな。

    高齢出産ってことはすでに相当なお年で、若くして産んだ20代前半ママに思うことあったとしてもだよ、40代で産んだママ、まさかのその20代のママのママでもおかしくない歳なのを念頭にいれて話さないとだめよね。

    あんたの子どもでもおかしくない年齢の娘にママとしてどうか。ってのは、あんたが20代で産んだときそんなにご立派だったのか?っていうね。

    なんとも言えない一冊でしたが、やっぱり育児経験ないとそこは言ってはいけないような気もするなぁ。と思ったなぁ

  • 読みやすいが、何かに対しての「怒り」や「愚痴」ばかりが続くと、読んでいてうんざりする。
    読後のスカッと感は残念ながらない。

  • 文体に昭和感漂い、自分が老けたということを書いている
    そしてなんとなくわかってしまう自分…自分もオバさんってことだな。まあいいけど
    普通の日常を書いているが所々⁇と思うところがあって、群ようこという人は変わり者なのかもしれないなと勝手に想像した

  • 群さんの他の作品を読んで丁寧な暮らしをしている人なんだろうと思っていたけど、このエッセイは自分の価値観や固定概念にとらわれすぎてて何だか残念だった。

  • 1つの話が短いエッセイ。面白いものもあったけれど、読み進めていくとどうしても作者の考えがアップデートされていない感が大きくて、これが上の世代とのギャップなのかと感じることが多くてモヤモヤした。

    でも、自分も近い将来きっとそう言われるのかなと、少し複雑な気持ちになった

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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